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ジェレミー・ハンターさんの新年Special retreat session"Joyful action in the world"


 今日は、新年早々この2年ほどお世話になっているドラッカースクール准教授のジェレミー・ハンターさんとNPO法人ETIC.とINNO-Lab International(井上英之さん&有紀さん)主催のセルフマネジメントのリトリートセッションでした。(日本初開催の実験的な取り組み)


 「Joyful action in the world」がテーマ。
 セッション企画の背景は、瞑想を定期的にお寺や自然の中(非日常)でしているひとが家で子どもに職場で部下に怒鳴っていることに問題意識があるそう。「全然日常でマインドフルでもセルフマネジメントもできてないじゃん。非日常にエスケープしているだけ」だと。一方で日常でマインドフルで在れることも難しく、非日常・日常どちらでもセルフマネジメントしていることは大事。

ジェレミーさんのこのセッションに関するコメント:
「What I would do is focus on watching the mind in action, understanding mindfulness isn’t necessarily about sitting still」(=マインドフルネスとは、いつも、静かに座るだけではなく、動きのある中での自分のマインドを観察するのも大切なことだということにも、フォーカスしたいのです)


 マインドフルというのは常に聖人君子たれ(感情が動かない)というわけではなく。自身の感情やメンタルモデルを認知・受容・手放し/ニーズを満たすことで自分を大事にする、創りたい世界を内面から体現していくことが大事だし楽しくない?というニュアンス。これはNVC(非暴力コミュニケーション)の価値観と近くて、感情や心身の反応に良い悪いもなくすべてがいのちのメッセージ。そのメッセージをどれだけ解像度高く日頃から聴けているか、いのちが求めているニーズを満たせているかがポイント。

 これまでジェレミーさんのセッションはセルフマネジメント1(2か月)・セルフマネジメント2(2か月)・トランジション(9か月)と参加していて、毎回内的世界の取り扱い(Inner Technology)をとても実践的かつ優しく、ユーモアと日本的駄洒落たっぷりにガイドしてくれる。主にソーシャルリーダー向けに開催しているゼミクローズのセッションということもあり毎回社会起業家等の大先輩たちばかり数十人参加していて、皆さんここでしか話せない公私の痛みやトラウマ・内的変容の気づきをシェアしながら助け合っている。(その分向き合いたくない、けど重要な宿題を毎度持ち帰るのだけど)


 今日の気づきはこんな感じ。詳しいことは書かないのでジェレミーさんの日本会社のセッション見つけて体感してみてください。泳いだことがないひとに水中や水に浮かぶ感覚は伝えられない。
・私たちは日々心が重要だと感じているのに、頭のことにしか関心をもたない。頭の使い方しか学ばない。
・focusとintention
・今日のセッションはちょっと応用編。自分のこころの取り扱いに慣れてきたらできる。”cultivate attention to observe your mind(body)”
・日常での実践と非日常の集中は良し悪しある。どちらも使えると良いのでは
・何か特定の感情にとらわれて(例えば怒り)振り回されているとき、「スペース」が自分にはあることをいかに気付けるか? でも、頑張る必要はない
・スペースとは「空間」のことで、いかに怒り等感情に支配されていても自分のそばに常にある。スペースに気づくと、視野が広がり心が落ち着き様々な選択肢がみえてくる。自身のキャパシティにも気づくこと
・脳内ポップコーン現象 → do nothing


 今回の宿題はこんなところ。ふう。
・「もっともっと、よりよいものを」という付け加える思考と、あるがままに進む思考の違いと後者を赦したときに現れるものを探る
・日常で感情に支配されている自分に気付き、スペースに気付けるか。余裕がない時にこれができるか。(年度内この試練は多々訪れそう)
・スペースが広がってメンタルモデルに気付いたとき、自分の意図や行動をのパターンを知り変化できるか。(intention-result MAP)
・自分がコーチ役や何かの介入者として関わるとき、自身のメンタルモデに気付きfocusするところを選べるか。(1/8の松下政経塾でのコレクティブインパクト体験研修でまず問われる。今年はシステム・コーチ®としても経験値が増えそう)

あ、最後にジェレミーさんの新書が2020年2月に出るようなのでぜひ。
私は予約しました。
『ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室 ―― Transforming Your Results』

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