合唱活動における飛沫実験

朝日新聞の記事にもなっていた実験の報告書が、全日本合唱連盟のサイトにあります。

https://www.jcanet.or.jp/news/himatsu-JCAhoukoku1208s.pdf

「ドイツ語より日本語の方が飛沫が拡散しない」「下部の解放の広いマスクは、前方101cmまで飛沫が拡散する」「日本語50音かっ各音の飛沫量」あたりが興味深かったですね。

『下部の解放の広いマスク』は、要するに『合唱用マスク』と呼ばれるアラブの女性が顔を隠すためにしてるようなやつです。

実は私も、昨年夏以降あの手のマスクを装着して歌うことが多かったのです。歌いやすいし息しやすいですので…。下が開いてるから多少飛沫は漏れるだろうけど、下向きだし、マスクや衣服に多少付着もするだろうし、衣服の繊維にくっついて重くなって床にすぐ落ちるのではと予想していました…。

しかし実験結果は、「前方101cmまで飛沫が拡散」という残念なものでした。しかも写真を見ると、口から出た飛沫のように放物線を描いて落ちるのではなく、不規則に前方に拡散しているのは、なかなか衝撃的な画像でした…。

フェイスシールドやマウスシールドよりもぜんぜんマシ、って思ってたのですが…。あの結果見ちゃったら、残念ながらもう私は使えないです…。みなさんの安全第一なので、また普通のマスクに戻します。

実験結果ご覧いただくと、他にも興味深い結果がありますよ~。これをどう読み取るかは個人個人違うと思いますが、考えるきっかけにはなると思いました。