「音読×発酵」で作るパワースポット
ミクマリ音読道場を相棒しゅりさんと運営していますが、その活動内容は一言で言うと音読指導です。
入り口となる体験会、継続コース、作文コース、1day集中講座、素読会。
ひとつ異色を放つのが「音読×発酵」です。
これは両方とも空気に影響する=空気をよくする共通点を持っていることから掛け合わせた企画です。単純にわたしの発酵趣味からといえますが。
音読をして、皆で発酵調味料を作り、昼食をいただく。作った発酵調味料は等分してお持ち帰り。
テキストで進めていく王道の音読とは一線を画し、古典の他に絵本や現代詩なども読む音読の遊び企画。初めての方がいるときは母音の発声の仕方をお伝えします。これがきっかけになり継続コースを受けてくださる方もいて、発酵が気になってきた方も音読の道に入ってくれたり。
これがなかなかの人気となり、毎回オフィシャルに宣伝する前に満席になるという、ありがたい状況になっています。
わたしはこの企画の発起人、並々ならぬ想いで毎回音読の題材や発酵チャレンジの内容を考えていて、「音読×発酵」はわたしの魂のかけら入りです。
長い前置きになりました。
昨日が4月の「音読×発酵」でした。
定員を4人から5人に変え2回目、新規の方2名、リピーター3名。
まず自己紹介、数時間一緒に過ごす仲間、来てくれたきっかけ、何と呼んで欲しいかなどお話しいただきました。音読や発酵に興味があるというのでも共通項がある人たち、これだけでもハートフルな素敵な会になりそう。
今回の音読は、しゅりさんによる母音の発声指導の後、いつも通りのカタカムナ5,6首を読み、縄文カレンダーからこの時期の歌(ホツマツタエ)を選んで読みました。後半は今回のテーマ音読、江戸時代の健康書「修身録」を読みました。
修身録は水野南北という観相学者によるもので、節食・少食こそ幸せの必須アイテムと謳っています。
飽食の時代にシンプルさが注目されつつある。江戸時代にこんなこと言っている人がいた。現代のように科学が蔓延らなくてもわかっている人がいるとなると、科学ってなんだ?と思ってみたり。
みなさん興味を持って音読に取り組んでくれました。
音読の興奮からパッと切り替え発酵チャレンジ。
生姜麹を作りました。しゅりさんのリードでみなさん手際良く分担して作業、その間にわたしは軽食の準備。順番で塩きり麹をすりすりして、生姜麹が各自の瓶におさまりました。
お昼ごはんはおにぎりと手前味噌の根菜味噌汁、麹納豆、にんじんの生姜麹和え、トマトのコンソメ麹ドレッシング和え、豆苗に醤油麹、参加者のおひとりが作ってきてくれた立派な出汁巻玉子。
玉子焼きの美味しさに舌鼓をうち、麹の味付けをシェアしたり、デザートにお馴染みのミキを振る舞い、わいわい楽しいお食事をしました。
話は尽きることありませんでしたが、アンケートを記入してもらい、14:00過ぎにお開きとなりました。
参加者みなさんが内容に満足し、人のつながりも楽しんでくれたようでした。
前回に続きアンケートが宝物に追加されました。
今月も企画に心躍らせ、精力的に準備してきました。それでも会を作ってくれるのは参加者の方々。素晴らしい人たちに恵まれて幸せです。
昨日わたしの家はパワースポットになっていたかもしれない、とまで思いました。
夜、旦那さんもどうだったか尋ねてくれたのが嬉しいおまけ。
よかった、ありがとう。
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