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聞こえは良い、平和主義

おはようございます。

「みんなで仲良く」「相手を立てる」「波風立てない」「みんなに合わせる」

それらの標語がいつの間にか、自分の価値観や行動基準になってしまうまで、そして、自分の感情や思いは常に二番手、という態度が深く自分に根付いているなあ、というのがここ最近の気づきです。

Keitoさんのワークショップで口火を切り、満月を経て、目にするもの、聞くものとも、このトピックにつながることが多く今の自分の関心やフォーカスがそこに向かっているのを実感中。

上記のようなことを、幼少のころからずっと行なってきたので、ちょっと自分の気持ちを表に出したり、本心を伝えたり、そして、それらを優先したり、「意見が違う」という事実に向き合うことに非常にパワーがいるし、「平和がいいよね〜」と、いい人のフリをして、その場を丸く納めているほうが、どんなに楽か!

でも、気づいてしまったのです。(というか周りからは見えていたのかもしれませんが)、普段は奥にしまっている(と自分が思っていた)、自分の我の強いところや、わがままなところ、人と同じはいやだ、自分を表現したい etc というところ。

そんな中、2つこれに関連した情報に触れました。

1つは、Voicyで心理カウンセラーの新田純子さんがお話しされている、コミュニケーションについての回。「40年間コミュニケーションしていなかった話」。コミュニケーションの語源は、ラテン語の「comm(共に)」と「unio(一致)」に由来する「communis (共通の)」に、「munitare(疎通を良くする)」を付加したもの、ということに触れた上で『「その場が丸くおさまるのが調和」と勘違いしていた」とおっしゃっていました。「どちらかが合っているか、合っていないかを確かめ合う、譲り合う場になっていた」。

これ、本当に耳の痛い話で、まさに、私もそう。ただ、自分が譲ればいい、我慢すればいい、相手を立てておけば、その場が平和に収まる、という姿勢。でも、心の奥に感情を抑えておくこと、そしてそんな自分に対して怒りや失望があったというのも事実です。

もしかしたら、私だけではなく、「調和」に重きを置く日本社会の中で育ってきた人には、色々な役割を真面目に果たしながら日々をこなす中で、自分の省エネのためにも、この「その場を丸く収める調和」を優先することを生きる術として、身につけてしまってきた方が多いのでは、と思います。そして、どんどんその感情が溜まってきたときに、どこかで爆発してわがままになったり、怒りをぶつけたりする。それが身近な家族だったりすることも。
私の場合、外では、自分を出さない反面、夫に対してかなり自分を主張したり、我を通す、ということをやっています(反省)。ただ、幸い、彼の性格上、思ったことはすぐに口にする、はっきりというタチなので、向こうも向こうでどんどん主張してくるのですが、「どちらが正しいか」のせめぎ合いになっていて、改めてみると、上記のコミュニケーションの意味とは外れている!そして、自己主張、自分を出す、ということに関しては、家の外と内でのバランスを平坦にすることが必要。つまり、どこでも変わらず、自分をきちんと主張して、かつ、相手も尊重しながら本当のコミュニケーションをとる、というのが、難しいけれど、それができなければいつまでたっても、消化不良な感覚が残ります。

皆様はどうでしょうか?本当のコミュニケーション、できていますか?

そして、もう一つは、NLP(神経言語プログラミング)を学んだ同期との勉強会で取り組んでいる「7つの習慣」という名著。
昨日読んだ、第四の習慣に、こんなことが書いてありました。Lose-Win (相手を勝たせて、自分が負ける)という態度を取る人について、
Lose-Winは、Win-Loseよりもたちが悪い。Lose-Winには基準というものがないからだ。
・人に受け入れられ、好かれることに自分の強みを求める。自分の気持ちや信念をはっきりと言う勇気がなく、相手の我の強さにすぐに萎縮してしまう。(中略)Lose-Winのパラダイムを持つことで「いい人」と思われたいのである。
・問題は、Lose-Winタイプの人はさまざまな感情を胸の奥底に押し隠していることである。口に出さないからといって、負けて悔しい感情が消えてなくなるわけではない。ずっとくすぶり続け、時間が経ってからもっとひどいかたちで表に出てくる。(中略)積もり積もった恨み、深い失望、幻滅が病気に姿を変えて表に噴出したのである。

特に、「口に出さないからと言って、感情は沸いた時点でなかったことにはできないし、内側にため込むことの弊害というのは、自分が一番感じているのです。そして、「Lose-Winは、Win-Loseよりもたちが悪い」、これが刺さる方、いらっしゃるのでは?そのような方は、そのタチの悪さ弊害は、自分が一番受けているし、感じているというのは間違い無いはずです。そして、HSPという自覚がある方にも共通しているのではないでしょうか。

その場を丸く収めるためだけの、Lose-Winは、もう卒業!それができないと、自己肯定感も下がり、エネルギーも下がってきます。そして、身近な家族や、大切な人に対して、長い目でみてWin-Winになるため、という場面でこそ、Lose-Winを活用したい。それがHSPや、「いい人に思われたい」という思いが強い人にとって、自己肯定感をこれ以上損なわず、人とコミュニケーションをとっていく鍵。(Win-Winについて、ご興味を持たれた方は、ぜひ、「7つの習慣」の四章をお読みになって下さい。)

「なんだか自信がない」「人にどう思われるか気になる」という人へ。ヒプノセラピーのセッションをお勧めします。
今朝も、「人と自分を信頼できない」というお悩みのクライアント様(30代女性)の方が幼少期の思ってもみなかった体験に原因があったことと向き合われ、涙ながらにインナーチャイルドの癒しを行われました。詳しくは、また改めてこちらでも紹介したいと思います。


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