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【富良野・美瑛】ラベンダーの香りに癒されて美味しいものを食べたら細かいコトどうでもよくなる


今回の旅の目的地は「富良野・美瑛」。

一面に広がる小麦畑やラベンダー畑など、夏の北海道の景観を最も楽しめる場所の1つです。

初めて富良野を訪れたのは3年前。体調を崩してしまい、自然のなかでゆっくり療養したいと旅の場所に選んだのが始まりでした。今回はそんな富良野・美瑛のオススメ癒しスポットをご紹介します。

主要都市から富良野までの距離と車でかかる時間は、下記の通りです。
札幌→約2時間(約115km)
旭川→約1時間(約55km)
帯広→約2時間(約120km)

通常は旭川から出発するのが無理なく便利かと思いますが、今回は帯広市内からのスタートで、一旦美瑛町まで北上したあと、富良野を巡る日帰り旅です。


<旅のスケジュールはこちら>

四季彩の丘

十勝岳と富良野岳をバックに、色とりどりの季節の花が咲き誇る美瑛の観光ガーデン。園内は7haもの広さで、4月〜11月のグリーンシーズンには、綺麗に手入れされたパッチワーク柄の景色を楽しめます。

この日の美瑛の気温は30℃で、歩いて園内を1周するのは厳しそう…だったので、カートを借りることに。1台、15分で2000円と少しお高めですが、4人乗りで自由に園内を走れるため、家族連れにはいいかもしれません。他にもトラクターのバス「四季彩ノロッコ号」(大人500円)が園内を周遊していて、ゆっくり花畑を鑑賞したいという方におすすめです。

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カートは思いのほかアトラクション要素が強めなので、初心者ドライバーは要注意です。気になるスポットでは、一時停止して写真を撮れるのでカートにして大正解でした。

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高台から見る景色はこんな感じです。ぺチュニアのピンクと空のコントラストが抜群にきれい!7月下旬に訪れた時は、サルビア、金魚草、ひまわり、ラベンダーなどが見頃。季節によって色々な景色が楽しめそうです。

園内にはアルパカ牧場や、美瑛産の野菜やお土産を購入できる売店もあります。2021年7月時点では、入場料が大人500円となっていました。

②VIVA食堂(ランチ)

実はいちばん最初に、VIVA食堂に最初に来る予定でした…が、オープン30分前の11時時点で長蛇の列で1時間半待ちとのこと。お店の方に順番をとってもらい、その合間に四季彩の丘を回るプランに変更しました。

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森の中に突如あわれる1軒屋。2021年4月にオープンしたばかりだそうです。

店内に入ると、券売機でグラタンの種類と10種類以上もあるトッピングを選びます。私はチキングラタンをベースに卵をトッピング。十勝のチーズ工房幕別NEEDSの各種チーズを追加するのもオススメとのこと。

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店内はウッド調で大きな窓から森を眺めながら、料理を待ちます。

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「大変お待たせしました!」とお店の方が運んでくれたグラタンからはチーズのいい香りが…道産の原料を使用したホワイトソースは、クリーミーで食べ進めるほど深い味わい。カリッと焦げたチーズを剥がしながら食べるのも、また幸せです。セットのパンやライスもないため、物足りないかな〜とも思いましたが、具材とソースだけで大満足の一品でした。

③白金青い池

VIVA食堂から車で10分で到着。こちらは美瑛では有名な観光スポットの1つです。
初夏の青い池は、まさに透き通った「ライトブルー」。枯れたカラ松のシロとのコントラストがよく映えます。

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青く見える理由は、

びえい白金温泉にある「白ひげ滝」の下を流れる「美瑛川」、その上流にあるアルミニウム成分等を含む硫黄沢川等の成分が異なる河川が混ざり合うことで、光を反射して青く見えるのが理由とされています。(一般財団法人美瑛町観光協会HPより)

だそうです。人気の観光スポットなので、ハイシーズンには入り口付近が渋滞します。また、2020年4月から駐車場が有料になっているので、ご注意ください。

④ファーム富田

青い池から車を約30分走らせ、次は、中富良野町にある「ファーム富田」へ。ここは、日本最大級のラベンダー畑で、見た目も香りも微妙に違う、4種類のラベンダーと季節の花々を楽しめます。特に「トラディショナルラベンダー畑」は日本で最も歴史のあるラベンダー畑で、畑のてっぺんから見る、ラベンダーの紫色と十勝連峰岳の青緑色には思わずため息がでてしまうほど。

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ちょうど、蒸留の舎でラベンダーオイルを抽出する作業を見学できました。蒸留所から溢れ出るラベンダーの香りが、爽やかで心地良いんです。園内の所々にある館で、ラベンダーを使った香水やポプリ、プロシェの購入もできます。

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また、併設されたとみたメロンハウスでは、メロンを半玉使ったスイーツやメロンシェイク、メロンパンが購入可能。しかし、ソフトクリームを求めて長蛇の列だったため、今回は富良野カットメロンを頂くことに。

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う〜ん、とっても甘くて口の中に果汁が広がる!1人でペロリと食べちゃいました。まさに、富良野を「見て、買って、食べて」がいっぺんに楽しめるスポットです。

⑤ふらのジャム園&麓郷展望台

次に目指すのは、富良野のお土産としても有名な「ふらのジャム」工房。ファーム富田から車で約30分です。残念ながらコロナの影響で試食はできないようです。

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ふらのジャムの特徴は、北海道の食材を使いながら無加水でつくられていること。38種類もあるので目移りしてしまいますが、珍しい白ワインぶどうのジャム(¥540)を購入。トマトやメロンなど変わりダネのジャムも美味しそう。

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お会計後に、お店の方に「是非立ち寄ってください」と勧められたのが「麓郷展望台」です。ジャム工房の駐車場を更に上に登ると急に道が開け、ラベンダーやポピー、菜の花など色とりどりの花畑が広がります。

ドラマ、「北の国から」の舞台となった麓郷一帯が見渡せる展望台で、展望台から望む景観は、農水省の風景百選にも選ばれているそう。

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ちょうど日が暮れる前で、太陽がラベンダー畑に沈んでいく様子をパシャリ。夕方の展望台は涼しい風が心地よく、時間を忘れてしまうほどの絶景スポットです。

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⑥ニングルテラス

麓郷展望台から富良野駅方面へ30分車を走らせたところにある、「ニングルテラス」。

ニングルとは、アイヌ語で「小人」を意味するそう。その名の通り小人が出てきそうな森の中に、個性的な15棟のログハウスのお店が並ぶショッピングエリアです。和紙を使ったペーパーワークや、ガラス細工、富良野銀細工など、どのお店も唯一無二のクラフト作品が販売されていて、眺めているだけでワクワクします。

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ちなみに、私は『森のろうそく屋』でフクロウのキャンドルを購入。お店の方から、「飾るのではなく、使ってくださいね!」と念を押されたので、火をつけてみると…カラマツの香りがフワッと広がり、温かい光にお部屋が包まれます。 

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そしてニングルテラスにきたら是非立ち寄って欲しいのが喫茶店「森の時計」。2005年に倉本聰氏が脚本を務めたドラマ「優しい時間」で実際に登場する喫茶店です。カウンター席では希望すれば、自分で豆を引くことができ、マスターが丁寧にネルドリップで淹れてくれます。

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店内の奥にある大きな窓から森を眺めながら、淹れたてのコーヒーとケーキを頂きながら、ゆっくり流れる時間を過ごすのでした。

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以上、独断と偏見で選んだ「富良野・美瑛」の癒し旅スポットでした。

富良野・美瑛地区は自然豊かで、まだまだ紹介できていない観光スポットやお店がたくさんあります。次は富良野で一泊して、ゆっくり穴場スポットを探してみたいと思います!


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