新米ママの備忘録。娘が1歳になって思うこと
タイトルにもある通り、娘が1歳になりました。
「高齢出産」と呼ばれるアラフォーで第一子を出産し、産後は体もメンタルもボロボロで、特に出産後3ヶ月はその日その日を生きることで精一杯。妊娠中には、子育ての先輩たちから「産まれたらもっと大変になるんだから!」という言葉を幾度となくかけられたけど、結局産まれてみないと、経験してみないと想像できない、この大変さは。
当たり前だけど、親になると「ミルクは何時に何ml飲ませるか、何時に寝かせるか、おむつはいつのタイミングで変えるか」といった子供が生きるために最低限必要な選択を急に迫られます。それらは、できて当たり前。迷って相談する相手はいたとしても、最終的には自分で決めるしかありませんでした。
ようやく終わった子育て1年目。まだ、子育てのほんの一部しか見ていないけれど、とりあえず夫と自分にお疲れ様と言ってあげたいです。
このnoteはだんだん無くなる産後の記憶を留めるための備忘録に、そして同じように悩む方がもしいたら、ほんの少しだけでも助けになればと思ってまとめたものです。産後私が特に関心があったこと、体力精神面の移り変わりを時系列で記録しています。
1ヶ月目
産後眠れなかったこともあり、入院中は血圧が140を超えていました。薬を飲むことを条件になんとか退院できたものの、眠気と会陰切開などの痛みから娘の世話が十分にできないと判断し、急遽叔母の助けを借りることにしました。
最初の2週間は、日中は3時間ごとの授乳のときだけ動いて、それ以外の時間は極力休ませてもらっていました。この時の最大の悩みは、娘がお乳を飲まない(直母拒否)こと。入院中に血圧が上がったため、お乳をあげる練習が十分にできず、おっぱいが軌道にのらないまま退院したことが原因だったと思います。
娘は、体重的にも十分にお乳を吸う体力はあるのに、全力で嫌がります。機嫌の良い時を狙う、ミルクで少しお腹を満たす、補助乳首を使うなどあらゆることを試しましたが、どれもチュパチュパを1〜2分で終わるくらい。すぐに癇癪を起こします。
約1ヶ月母乳外来に通い、助産師さんから「絶対飲めるようになる」とお墨付きをもらって安心するものの、「ここまでやってダメだったらもう無理なんじゃないか……。」と何度も諦めました。最後はもう、汗びっしょりで髪を掻き乱しながら、お乳を吸わせようとする私と全力で拒否する娘の根比べ。結果的に、娘が泣き喚く姿が耐えられなくなり、直母は諦めました。
それでも、「搾乳は続けることが大切」という助産師さんのアドバイスがあったので、根気よく搾乳は続け(哺乳瓶で飲ませる)、10ヶ月まで混合で育てました。もちろん、今のところ成長に影響はなく、直母は諦めたけれどあの時ミルクで育てることを選択して良かったと思っています。
2ヶ月目
2ヶ月目を迎え、赤ちゃんのいる生活に慣れてきた一方、一番の悩みは睡眠でした。娘の場合、背中スイッチ(寝たと思い置くと泣く)がひどく、一晩中だっこし続けて気づいたら外が明るくなっていたなんてことも何回もありました。
私は、子育てがメンタルにくる一番の原因は睡眠不足だと思っています。深夜にシーンと家中静まり変える中、ギャンギャン泣き続ける娘。孤独すぎて、まるで世の中に娘と私しかいないかのような錯覚に陥ります。この時は本当に夜が来るのが怖くて仕方ありませんでした。
「このままではメンタルがやばい」と思って色々試行錯誤した上、ルーティーンを決めることにしました。娘の場合、ラッコ抱き(ラッコのように母親の胸に向かい合わせで抱くこと)で深い眠りに入るスイッチが入るようだったので、最後に夜のミルクを与えたあと、夜中1時ごろまで娘を胸に抱えたまま過ごしていました。
賛否両論ありますが、「スワドルアップ」を使ってみたのも、効果があったのかなと思います。深い眠りに入れば、背中スイッチが入ることもないので、うまくいけば夜中に1回の授乳で済みます。あとは、「焦って寝かせようと思わなくて良い」と自分に言い聞かせていました。
具体的には、子供を抱っこしたままNetflixで好きなアニメやドラマを永遠と見る。時計を気にすると「まだ寝ない……」と病むので、自分の好きなことに没頭してる間に自然と寝かしつけができるようにしていました。結局、1ヶ月で「ジョジョのアニメシリーズ」を全制覇しました。
3~4ヶ月
3ヶ月を過ぎたところで、ようやく自分の体力も出産前の60%くらいまでは回復してきました。娘の寝る時間が少しずつ安定してきたのも大きかったかもしれません。
そこで新たな悩みが現れます。「便秘&ミルクの飲みムラ問題」です。結局、寝る前にお腹いっぱいにならないと寝付きが悪いので、最後の授乳でしっかりミルクを飲んでもらう必要があるのですが、娘の場合、そこで鍵となるのが「夜までに便が出ているかどうか」でした。
日中便が出てないと、ミルクを飲むときに苦しそうにし、途中で加えていた哺乳の乳首からポイっと顔を背けるのです。そのため、「夜ぐっすり寝るために快便を!」をモットーに、朝のうちに腸を動かす運動やお腹マッサージを全力でやっていました。16時頃までに出ないようであれば、最後の手段、綿棒でコショコショします。大体の場合これで出てくれるのですが、出ない日はやはりミルクの飲みっぷりが悪く結局眠りが浅いという悪循環が起こるのでした。
3〜4ヶ月は便秘気味だったため、心配になってミルクを変えたりしてみましたが、結局原因が何かは最後までよく分かりませんでした。お医者さんに尋ねても「1〜2日に1回出ているのであれば問題ない」以外の答えが返ってくることはありませんでした。結果的に、月齢があがるにつれ、排便もリズムが整っていったという印象です。
1~4ヶ月を振り返ってみて
以上、1〜4ヶ月を振り返って、当時の私の関心ごとや、どう乗り越えた?かをまとめてみました。大変だった経験ばかり書いていますが、もちろん娘の成長を感じて嬉しかったこともその何倍もあります。ただ、私の場合「子供がかわいい」と純粋に思えるようになったのは3ヶ月以降だったように思います。
母が元看護士、2人の従兄弟が助産師だったこともあり、産前から話を聞いたり、育児書を読んだりと、情報に触れる機会はありました。けれど、出産後現実に起こるのは、書籍やネットに書いてないことばかり。今となっては、自分が良いと思った「決断」や「ルーティーン」が、正しいか効果があるのかは重要じゃなくて、「決めたことをやることで私自身の心の平穏を保ちたかった」ような気がします。(もちろん子供に悪影響があるルーティーンはダメですが)
里帰りでも、周りにママ友がいても、本当の悩みは意外と理解してもらえない場合が多いと思います。それならば、一旦目の前にいる子供と向き合って、自分がやりたいようにやる子育てもありなのかな〜と感じるのです。1歳の新米ママが偉そうに言っていますが、それは今だからそう思えるのでしょうね。
次回は5ヶ月以降の娘の成長記録や感じたことを書きたいと思います。
最後まで、お読みいいただきありがとうございました!
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