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【道東さんぽ】 「北海道ならではのお土産」を探して。釧路散策で出会った海鮮土産と謎のUFOキャッチャー

釧路に引っ越して2週間。もう東京の生活が恋しくなってきました。そんなときに思い出されるのは、東京でお世話になった方々。

「送別品へのお返しは不要って言われたけれど、何かお返しできたらなぁ。せっかくなら北海道の特産物や銘品がいいよね〜」と思いたち、釧路の町を周遊しながら本気のお土産探し!その散策中、3つのお土産購入スポットを発見したので紹介します。

1.あらゆる道東土産が揃う〜釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー)〜

まずは、観光客向けのお土産探し定番スポット「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」へ。1階が市場とお土産店、2階が飲食店と観光情報の発信の場。幣舞橋の袂に位置した複合商業・観光施設です。

1階には15店舗以上の鮮魚や珍味、お菓子などを取り揃えた専門店が並んでいます。

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入ってすぐ目につくのは、「釧路の味 北匠」の干物や加工食品たち。

特にホッケは、釧路のスーパーでもよく見かける、道東では馴染みの魚です。なかでも、人の顔ほどもある立派な羅臼産の真ホッケは、ブランド品になるほど肉厚ジューシーで美味なのだそう。サイズにもよりますが、700〜900円前後が相場のようです。釧路沖で獲れる秋刀魚も有名で、「さんまのいちばんぼし」も美味しそう!

「釧路の美味しいものという点では、干物が良さそうなんだけどなぁ。ただ、1人暮らしのお家の冷蔵庫事情がわからず、急に大量の干物が送られても困るかも!?」

悩んだ末、日持ちするお土産もチェックしてみました。

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おっと!悩める私に、もってこいのお土産がありました。

そう、海鮮おつまみです。「釧路 おが和」は大正5年創業の珍味・生珍味のお店。20種類以上ある珍味のなかでも、観光客に人気なのが、鮭とホタテなのだとか。私は、道東の名産である、こまい、つぶ貝、ほっけの3つを購入しました。3袋で税込900円という価格がお財布に優しい。

「こっちも人気。一度に3〜4個買っていく人もいるよ!」というお店の方の誘い文句に、まんまとつられて購入したのが、つぶ貝のラー油漬け(税込648円)。お酒の肴にはもちろん、炒飯にしたり、野菜と和えたりと万能に使えるそうです。

ほかにも、天然鮭フレークにししゃも卵を加えた「紅鮭ししゃもっ子」や、鮭を寒風干しにした「鮭とばイチロー」も人気の高い商品らしく、お酒好きの同僚に喜ばれそうなお土産達をゲットしました。

次は、甘い物系のお土産屋さんあるかなぁ。と探していたところ、大量の商品とPOPが並ぶ、テーマパークのようなお土産屋さん「たんばや」を発見!北海道全域の有名なお土産はもちろん、釧路限定のお菓子やレトルト食品、雑貨を揃える北海道土産のセレクトショップです。

店内でも特に目を引いたのが、この木製のトロ箱!魚を入れるレトロな木箱に、地元のお菓子を好みで詰めて、そのままお土産として渡せるスタイル。

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釧路の夕日をモチーフにした「ゆうひ」や阿寒湖のまりもをイメージした「まりも羊羹」を始めとする、10種類以上の郷土菓子を自由に詰めていく作業が楽しい。

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レトルト商品のラインナップも豊富でした。

お洒落な銀色のパッケージに書いてあったのは「阿寒湖特産 レイクロブスタースープ(税込756円)」の文字。「レイクロブスター??」調べてみると、阿寒湖では天然ウチダザリガニと呼ばれるザリガニが獲れ、阿寒湖半のレストランでは、ボイルしたものを食べられるのだとか。

その真下には、大量に陳列された「道東老舗 泉屋の味ミートソース(税込702円)」。店長のおすすめ!?って気になりますよね……。スパカツとは、ミートソーススパゲティの上にカツレツをのせて熱々を楽しむ、釧路のソールフードらしいです。

手軽に道東の味を味わってもらうのにいいかも!と後輩用にお買い上げ。

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食品以外にも、地元で活動をしている作家さんたちの作品も販売されています。ボールペン画家、原田カーナさんの釧路名物をモチーフにした絵葉書や、クリエィティブ集団クスろさんのキーホルダーも素敵です。

一通り見終わったかな……とキョロキョロしていたら、突如現れたUFOキャッチャー。中身をよーく覗いてみると、「んっ?カニ!?」

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水槽の中から、4ハイの活カニがジロリとこちらの様子を伺っています。

1回300円、2回なら500円で遊べます。本当に獲れるのかは定かではありませんが、ご丁寧に茹で方の説明が貼ってあるあたり、何回かトライすれば獲れちゃうのかもしれませんよ。

MOOに行ったら絶対食べるべき!と地元の方にオススメされたさんまんま

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醤油タレに漬け込んだ道東産の秋刀魚を、もち米をブレンドした炊き込みご飯の上に乗せて香ばしく焼き上げた、新釧路名物です。焼きたてを食べられるのは、この店舗だけだそう。

なぜか私が行った時間にはお店の方が不在。食べられず…無念。次回、MOOに行った際にはリベンジしたいと思います。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO
北海道釧路市錦町2-4
0154-23-0600
営業時間 通常 10:00~19:00(12/31、1/2、1/3は10:00~17:00。1/1は休業)


2.地元民も通う、海産物や加工品を買うならここ!
〜釧之助本店〜

続いて立ち寄ったのが、「釧之助本店」。

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1階には鮮魚や干物、加工品を販売するコーナー。販売している干物や海鮮、お肉も楽しめる「海鮮バーベキュー大漁丸」が併設されています。2階は海鮮丼を始めとする、新鮮な魚介が食べられるレストラン「釧ちゃん食堂」があり、地元の方も利用する商業施設です。

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1階の販売コーナーでは、予算や送る人に合わせたギフトセットも販売しており、全国配送可能。市場で選んで買うのが面倒な人には手軽で良いかもしれません。売れ筋は、釧路産のブランド釧鯖(せんさば)だそう。写真は釧鯖、つぼ鯛、イカ塩辛、焼きしゃけほぐしの4点を詰め合わせたバラエティセット(税込2,160円)。

同僚の冷蔵庫事情を確認した上で、また来ようと思います。

釧之助本店1階 販売コーナー
釧路町光和4-1-11
0154-64-5000
販売コーナー 営業時間 9:00~20:00


3.隠れた銘品が見つかるかも!?〜地産地消センター「ロ・バザール」〜

続いて釧路市内を少し離れて、釧路町の別保公園内にある地産地消センターへ。ここでは、道東のお土産に加えて、釧路町産の新鮮な野菜や仙鳳趾(せんぽうし)の岩牡蠣も販売しています。

JR釧路駅から車で15分ほど。釧路市から厚岸町へ向かう国道沿いにあるため、観光客よりも道民が利用するそうです。なんだか珍しいお土産がありそうな予感!

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物販棟では、昆布森地区で採られた昆布の特設コーナーがあり、料理好きな方は大量に買い物をしてしまいそう。特に昆布森の昆布は、劣化しにくく身も柔らかいので、出汁を取るだけでなく「食べる昆布」として売り出されています。「昆活シリーズ」という昆布からできた調味料も人気だそう。

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また、ロ・バザールでは釧路町だけでなく、隣接する地域の魅力的な商品も取り扱っています。

こちらは中標津にある老舗クリーニング店「とみおかクリーニングのコーナー。オリジナル洗濯洗剤の特徴は、善玉バイオ洗剤を使用して界面活性剤の配合を減らすことで洗浄力を維持しながら、使用する水の量を減らせること。つまり、環境に優しい商品なんだとか。SDGsですね〜。

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ラベンダーの香りがする洗剤はミルク缶に入っていて、ギフトにも良さそう。フラワーミルク缶(税込2,200円)を、おしゃれで流行りもの好きの同僚へ購入しました。

釧路町地産地消センター ロ・バザール
釧路町字別保原野南24線78-6
0154-62-2216
物販棟  営業時間 9:00~18:00 (12/31~1/3は定休日)


3つのスポットをまわって、購入したお土産はこちら。

・「釧路 おが和」の珍味とつぶ貝のラー油漬け
・「たんばや」のお菓子詰め合わせ
・道東老舗 「泉屋」の味ミートソースのレトルト
・中標津「とみおかクリーニング」の洗濯洗剤

お土産探しをしながら、道東の特産物やグルメ情報を収集できて大満足!

このほかにも釧路には、海産品や加工食品を扱う和商市場やJR釧路駅、たんちょう釧路空港内のお土産売り場があります。時間がない観光客の方は、釧路フィッシャーマンズワーフMOOをまわるだけでも、十分に道東のお土産探しを楽しめますよ。

しかし、釧路にはまだまだ魅力的なお土産品がたくさんありそうです。地元の方から情報収集しながら、今後も隠れた銘品を探し求めて彷徨いたいと思います。



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