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ヨーロッパの非日常的ホテル~③ランドハウス フールガスル ユベール(オーストリア・ウィーン)

ヨーロッパ・非日常的ホテルを紹介するシリーズ第3弾です。
以下の条件の下、私が泊まったホテルの中から、非日常に浸れるホテルを取り上げています。

その条件とは、

  1. 大都会の喧騒から離れたロケーション

  2. ヨーロッパらしい歴史やムードが感じられる

  3. 料金が高すぎず、一人1万円以内で泊まれる(一部例外あり)

今回の宿は、オーストリア・ウィーンの郊外です。



ウィーン・ノイシュテフトの癒されるホテル

ウィーン市街地の北側に、ハイリゲンシュタットと呼ばれる地区があります。
ベートーベンゆかりの地で、彼の暮らしていた家が今も建っています。

ハイリゲンシュタットに隣接する地区グリンツィングには、数多くのホイリゲ(ワイン酒場)があり、連日大勢の人々をにぎわせています。
首都にも関わらず、ウィーン郊外にはブドウ畑が広がり、ワインの名産地となっているのです。

今回ご紹介したい宿は、グリンツィングのさらに隣、ノイシュテフトという地区にある、「ランドハウス フールガスル ユベール」というホテルです。

Landhaus Fuhrgassl-Huber
Rathstraße 24, 1190 Wien, オーストリア

アクセスはまず、ウィーンのメトロ「U4」にてハイリゲンシュタット駅に到着、そこからバス39Aに乗車、「Neustift, Agnesgasse」で下車します。
バスを降りたら、ホテルまでは徒歩2分程度です。

市街地からこれだけ離れているので、街の環境はとても静か。
この地に降り立った時の最初の印象は、「上品な街だな」でした。

ホテル周辺の街並み
街の小さな教会

そんな小さく静かな街の真ん中に、山荘のような「ランドハウス フールガスル ユベール」が建っているのです。

ランドハウス(長いので略させていただきます)の中はゆったり広々とした造りで、入った途端居心地の良さを感じられると思います。

建物の木のぬくもりと、所々に配置されたアンティーク家具が、品のいい休まる空間を演出しています。

広くて暖かみの感じられる客室
ホテルのフロント
存分に木のぬくもりが感じられる

このホテルは朝食も最高

そしてこのランドハウス、朝食がとても素晴らしい。

まるで高級レストランのビュッフェか?と思わせるくらい、種類が豊富で味もいいです。

朝食ビュッフェの並んだおかず
チーズだけでもこんなに種類豊富
シリアルやフルーツもたくさん並ぶ
デザートのプチケーキ

朝からなんというご馳走でしょう。
これらの朝食が宿泊料に込みなんだから、太っ腹としか言いようがありません。

なお、レストランの夜の営業はしていません。

ホテルの近所に、雰囲気のいいレストランが2軒あるので、夕食時はそちらへ行くといいでしょう。

名物のカツレツや、地ワインや、シードルを提供しています。

近くのレストランで注文したカツレツ
ベリーのソースをかけて食べる

2回目以降のウィーン旅行にはぜひおすすめしたい

同じ首都ウィーンでも、市街地と郊外とではずいぶん様相が違います。
郊外の方は静かだし、空気もきれい。
そしてランドハウスホテルには、そんな地にやってきた旅人を暖かく包み込む雰囲気を感じます。

ここに来れば、たちまち日常のストレスを忘れて、心身ともに癒されることでしょう。

「ウィーンは何度も来てるし、ちょっと違った首都の顔を見たいな」
「せわしない市街地よりも、ゆったりした場所に滞在したいな」
という人には、今回のランドハウスホテルはぜひおすすめしたいところです。

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