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【クリスマスシーズンのヨーロッパ】ヨーロッパのクリスマススイーツ特集

クリスマスといえば、クリスマスケーキは欠かせません。

生クリームにチョコレートとバラエティーに富み、ゴージャスな飾り付けのケーキは私たちの視覚をも楽しませてくれます。

しかしこのクリスマスケーキ、どうやら日本特有の文化のようです。

ヨーロッパでは国と地域ごとに、それぞれ伝統のクリスマス菓子を食べる文化があります。

やはりクリスマスを待ちわびるひとときやクリスマスパーティーの時など、甘いお菓子は欠かせませんね(笑)

今回は私が実際に味わってみた、ヨーロッパ各地のクリスマススイーツについて紹介したいと思います。



シュトーレン(ドイツ)

シュトーレンは近年は、日本でもクリスマスのシーズナルスイーツとしてお馴染みになってきたのではないでしょうか。

バターを練り込んだ生地に、洋酒に漬けたドライフルーツやナッツを混ぜて焼いたお菓子です。

日本で買うと高いですよね(笑)。
1個3000~4000円くらいが相場でしょうか。

本場ドイツのスーパーでは、大きなシュトーレンが1個4ユーロくらいで売っていました。
(今は小麦高の影響で、もう少し値上がりしたかもしれません)

クリスマスマーケットでは観光客プライスになるのでもう少し値が張りますが、せいぜい10ユーロくらいなのでご安心ください。

そしてこの時期のドイツでは、気の利いたホテルでは朝食にシュトーレンが出ます。

朝からシュトーレンなんて、リッチなデザートです。

クリスマス時期のホテルの朝食に並ぶシュトーレン


ボーロレイ(ポルトガル)

クリスマスから新年にかけて、ポルトガルで食べられるのがボーロレイ。
王様のケーキという意味です。

リング型の生地に、大粒のドライフルーツを乗せて焼いたパンです。
宝石のように輝くドライフルーツは、まるで王冠の装飾のよう。

ボーロレイ
王冠のようで、ビジュアル的には特別な日のお菓子にふさわしい


ボーロレイも、年末年始のポルトガルのホテルで、朝食に提供されることがあります。

ホテルの朝食のボーロレイ
食べやすい大きさに切ってある

味の方は……

ややパサついたパンにドライフルーツが乗ってるという感じで、なかなか微妙でした(汗)

トゥロン・ポルボロン(スペイン)

スペインのクリスマス菓子といえば、トゥロンとポルボロンです。

トゥロンはアーモンドやナッツを長方形に固めたお菓子。
ポルボロンはアーモンドでできた丸いクッキーを、キャンディのように紙で包んだものです。

アーモンドが香ばしい素朴なお菓子で、どちらかというと普段のお茶うけに食べたくなります(笑)

どちらもスーパーで、安価で手に入ります。
お土産にもぴったり。

トゥロン
ポルボロンは、このように薄紙に包まれて売られている
開けると丸いビスケット状のお菓子が現われ、アーモンドの香りが広がる
ポルボロンはよくスーパーで量り売りされている


トゥロンはわかりませんが、ポルボロンはホテルの朝食でも見たことがあります。

ミンスパイ(イギリス)

イギリスで手軽に食べられるクリスマス菓子は、ミンスパイ。

小さなタルト状の生地の中に、洋酒漬けのドライフルーツやスパイスの詰まった、かわいらしいスイーツです。

パイの中味のドライフルーツは、スパイスの香りが強く、ややクセがある印象です。

それにしてもヨーロッパのクリスマススイーツは、よくドライフルーツを使いますね。

かわいい星柄のミンスパイ
中にはドライフルーツがぎっしり詰まっている


ハニーリング(マルタ)

まるでクリスマスリースのような見た目の、マルタ伝統菓子ハニーリング。

ハチミツとドライフルーツとスパイスの効いた中味を薄手の生地でくるみ、リング状にしたお菓子です。

ハニーリングもややクセがあり、好き嫌いが別れるスイーツかと思います。

気軽にスーパーやクリスマスマーケットで購入できます。

そして近年は、一年中市場に出回っているらしいです(笑)

スーパーでパッキングして売られていたハニーリング
お土産に適した小さいサイズのもある


以上、ヨーロッパのクリスマススイーツを、ざっと振り返ってみました。

伝統クリスマス菓子といっても、素朴で、どこか懐かしい感のある味わいのものばかりです。

クリスマスシーズンにヨーロッパへ旅行したら、ぜひお土産にもいかがでしょうか?

クリスマスマーケットのお菓子屋さん
こういう店を物色するのは、大人になってもワクワクする(笑)

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