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200字意見文5 地球目線で考える「触れる地球」講座を見て

 こんにちは.今日はスタディサプリの動画「地球目線で考える「触れる地球」講座」を見て思ったことを書いていきたいと思います.
 まず皆さんは地理の勉強をするとして、何を用いて勉強するだろうか.教科書、地図帳など.地図帳はあったほうが良いだろう.世界の情報を位置関係と関係づけて覚えることができる.その地図帳はほとんどの人において下の方なメルカトル図法の地図であると思う.

https://illustimage.com/より引用

  しかし講師の人はこのことに疑問を呈している.なぜ21世紀の人間が16世紀に誕生したメルカトル図法の地図を用いて勉強をしているのか.そう.この地図の形態に関して精度は高くなっていたり衛星写真であったりしたとしても変わらないのだ.そこで解決策としてリアルタイムで動く地球儀を導入しようというのだ.その地球儀は世界中のあらゆる場所のライブカメラの動画を確認したり船の場所、雲の位置など紙の地図ではわからにものを見ることができる.(個人的にメルカトル図法の地図は書き込めるし手軽で全体を一目で俯瞰できることから両方あってもいいと思う)
http://sphere.blue/ 触れる地球儀

 次に地球儀があるからこそわかることを挙げていきたい.
 地球儀を雲の様子がわかる衛星写真に切り替えてみる.今日本は梅雨です.日本の上空は雲で覆われ、地上では雨が降っています.この雨は意外にも半分ほどが中国やインドで蒸発した水蒸気によるものであることはご存知であったろうか.下にあげるのは2020年に梅雨明けが遅れたことに対しての記事を引用したものである.今回は異変に関しては取り上げないが下の赤い矢印ののように水蒸気が流入している.日本が水で豊かなのはこのインドや中国の水が日本に来ているからなのかもしれない.

日経経済新聞 2020年7月21日の記事より引用

 話が変わるがバーチャルウォーターという概念をご存知であろうか.食料を輸入し消費している国において、輸入した食料を自国で生産すると仮定したときに必要と推定される水のことを指す.私達の飲む水は1日2Lほどですむかもしれない.しかし食料自給率の低い日本は多くの食物を輸入に頼っている.そしてそれらの食物を育てるのに必要な水の量を日本人が間接的に使用しているとカウントしているのだ.下に上げるは主要農産物1kgの生産に必要な水量である.そして下の表より小麦1kgを輸入すると1150Lの水を輸入しているとカウントするのがバーチャルウォーターである.皮肉にもこの概念の下、水で豊かな日本が世界で一番水を輸入している国とされている.

http://www.jiid.or.jp/files/04public/02ardec/ardec38/opinion.htmより

 ではどうすれば解決できるのか.
 上のグラフを見る限り牛肉を食べる量を減らせば良いと思われる.ただ全く肉を食べないでいるというのはそれは違うと考えられる.人は植物性タンパク質と動物性タンパク質の両方を取らなくてはならない上に、毎日の生活の中で様々なものをバランスよく摂ることは重要である.また過度に生活を変えることでストレスが掛かり普段の生活に支障が出たらそれこそ本末転倒である.
 そこで提案として参考文献1にあるようにステーキの代わりに青魚や卵を摂ること.サバの塩焼きや目玉焼きはさっぱりしていてタンパク質も取れる.魚は生態系の中からとれ卵は日本内で生産される.そこに牛乳をいっぱい合わせれば完璧な組み合わせなのではないだろうか.参考文献3のように牛乳を毎日飲むことを推奨するキャンペーンが実施されていたりもする.
 また参考文献2ではベジタリアンの多いインドではどのように動物性タンパク質を摂るかが挙げられている.牛乳なら日本での生産量が多いので輸入に頼る必要は低いのではないだろうか.

 個人的にステーキだってたまには食べたい.しかしその量は別のものを摂取して減らすことは可能ではないだろうか.そこで意見文

日本は食物を海外からの輸入に頼りがちである.しかし日本での生産量が多い食物もあるので少しからでも環境のことを考えかつ自分に無理のないように食べるものを決めるのが大切である.その例としてステーキ50gを減らして目玉焼き1枚と牛乳1杯を添えてみてはいかがだろうか.

牛乳や卵の飼料も外国から輸入してますので考えてみるときりがないですね、、、

おまけ:アース・オーバーシュート・デーをご存知であろうか.

1年間に地球が生産できる量を、人間が使い尽くしてしまう日を「アース・オーバーシュート・デー」として、毎年、国際シンクタンクのグローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)が発表しています。

この人間による消費の量が、自然による供給量を上回り、「オーバーシュート」が始まったのは1970年代のことです。それ以来、人類は地球の生態系サービスの「原資」に手を付けながら「赤字状態」で生活をしていることになります。

つまり、アース・オーバーシュート・デー後に人類が使う自然資源はすべて、未来の世代が使う資源を前借りし、消費を続けていくことになります。

https://www.wwf.or.jp/activities/news/4390.html

 このアース・オーバーシュート・デーは2020年は8月22日であった.つまり2020年8月23日以降の私達の生活は一年間に地球が生産できる量を越え、過去に地球が生産してきたものを借りて生活をしているのだ.う、えぐい.
 

参考文献



スタディサプリ 地球目線で考える「触れる地球」

(扉絵の写真と触れる地球は関係ないです.すみません.)

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