10分で読める青空文庫のオススメ話

文学の考察という名の感想芸で食べていきたい。 twitter(現X) →@junbun…

10分で読める青空文庫のオススメ話

文学の考察という名の感想芸で食べていきたい。 twitter(現X) →@junbungakude 中の人→@nightouknight

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小泉八雲 『雉子のはなし ーSTORY OF A PHEASANTー』 田部隆次訳

※ いいなと思ったらページ下部からサポートお願いします!これを頼りに生きています!スキ、フォローもありがとうございます!これを頼りに生きています!  こんにちは、夜半侍士です。今回は小泉八雲 『雉子のはなし ーSTORY OF A PHEASANTー』 田部隆次訳 です。 出典は、小泉八雲 田部隆次訳 雉子のはなし STORY OF A PHEASANT (aozora.gr.jp)さん。さっそく読んでいきましょう。  ……田部隆次訳?? 小泉八雲って日本人じゃないんだ!

    • 小川未明『野ばら』を読む。考察、感想

      ※ いいなと思ったらページ下部からサポートお願いします!これを頼りに生きています!スキ、フォローもありがとうございます!これを頼りに生きています!  こんにちは、夜半侍士です。今回は小川未明『野ばら』です。 出典は、小川未明 野ばら (aozora.gr.jp)さん。さっそく読んでいきましょう。    まずは舞台設定ですね。隣り合った二つの国がある。この二つの国は”当座”平和。そして、都から離れた国境で、大きな国の老人兵士と、小さな国の老人兵士が、石碑を守っている。  

      • 芥川龍之介『猿蟹合戦』を読む。考察、感想

        ※ いいなと思ったらページ下部からサポートお願いします!これを頼りに生きています!スキ、フォローもありがとうございます!これを頼りに生きています!  こんにちは、夜半侍士です。今回は芥川龍之介『猿蟹合戦』です。 出典は、芥川龍之介 猿蟹合戦 (aozora.gr.jp) さん。    文豪の二次創作だ。それもおとぎ話の。いいですよね、おとぎ話モチーフ。おとぎ話がモチーフの能力バトルとかファンタジーとか大好き。  原作は「めでたし めでたし」で終わっている。が、はたしてそ

        • 『夢十夜 第三夜』を読む。考察、感想

          ※ いいなと思ったらページ下部からサポートお願いします!これを頼りに生きています!スキ、フォローもありがとうございます!これを頼りに生きています!  夢十夜 第三夜 です。前回 『夢十夜 第一夜』を読む。考察、感想③|純文学の感想で飯を食べていく (note.com) 次はごんぎつねとか言ってたり気がしますが、二夜ではなく三夜から。個人的には三夜の方が引き込まれたので。出典は変わらず、夏目漱石 夢十夜 (aozora.gr.jp) さん。  ※作中に不適切な用語が出てきま

        小泉八雲 『雉子のはなし ーSTORY OF A PHEASANTー』 田部隆次訳

          『夢十夜 第一夜』を読む。考察、感想③

          ※ いいなと思ったらページ下部からサポートお願いします!これを頼りに生きています!スキ、フォローもありがとうございます!これを頼りに生きています!  夢十夜 第一夜 第三弾です。前回は女性が亡くなったところで終わっています。今回はその続きから。出典は変わらず、夏目漱石 夢十夜 (aozora.gr.jp) さん。  約束していたことをやり始めましたね。まずは穴を掘るところから。でも真珠貝ってそんな家に普通にあるものなんだ。買ってくるとかではなく?飾り物なのか、何なのか。も

          『夢十夜 第一夜』を読む。考察、感想③

          『夢十夜 第一夜』を読む。考察、感想②

          ※ いいなと思ったらページ下部からサポートお願いします!これを頼りに生きています!スキ、フォローもありがとうございます!これを頼りに生きています! 夢十夜 第一夜 第二弾です。前回は女性の母性が溢れてバブみが半端ないところで終わりましたね。もう一回読みましょう。出典は変わらず、夏目漱石 夢十夜 (aozora.gr.jp) さん。  ママーーーー!!!!!!!!マッ…ママーッ!!!!!  良すぎる。この世の母性の全てがこの一文に表れている。「なに?当たり前のことを聞いて

          『夢十夜 第一夜』を読む。考察、感想②

          『夢十夜 第一夜』を読む。考察、感想①

          ※ いいなと思ったらページ下部からサポートお願いします!これを頼りに生きています!    純文学の感想芸で食べて生きたいシリーズ。今回は夢十夜 第一夜。 出典はすべて夏目漱石 夢十夜 (aozora.gr.jp)さんから。 以下、引用から始めます。  この書き出しがまずエモいですよね。夢十夜は全部で10の短編集なんだけど、他の短編にも同様の書き出しが使われていることが多い。共通のテーマで短編を編む、っていうのは皆大好きなものだと思うけど、その共通性を示す書き出しをこれだ

          『夢十夜 第一夜』を読む。考察、感想①