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ピクトリコ用紙5種類にプリントしてみようWSにいったがやワイ

ということでピクトリコ用紙5種類にプリントして比較できるということでこちらに行ってきました。

神戸にこういったプリントできる所があるのが嬉しい。物部さん@daisuke_monobeのおかげでここにたどり着けましたありがとう。


では、さっそく…今回は写真データー持ち込みだったので数点持って行った中から講師の木下アツオさんと相談して

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この写真に決めました。道路の濡れた質感の変化を見てみましょうとのことでした。5種類の用紙ですがフォトペーパー・スムーズフォトペーパー・ソフトグロスペーパー・コットンペーパー・ホワイトフィルムです。

それぞれ用紙のスペックの詳細はこちらから


①コットンペーパー ベースコットン、厚さ270㎛(マイクロメートル)、表面無光沢、対応インク染料◎:顔料◎、白色度90%

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ここからはあくまで個人の感想ですが、用紙自体が真っ白でなく少しくクリームっぽい感じで、写真に例えば真っ白な雲があると影響が出るそうです。コットンの色域は真っ黒がないので、向かって左側の男性の黒いズボンが、トーンカーブでシャドウの端っこをグイっと上げた感じ?わかります?になります。これはどんなに頑張っても真っ黒にはならないとのこと。全体的にマットな感じかなぁ。なもので道路の濡れた水っぽい感じは出なかったです。無光沢なので電気の反射は無し。モフモフした動物の毛並みとかには合いそうです。


②ソフトグロスペーパー ベースアート紙、厚さ300μm、表面微光沢、対応インク染料◎:顔料◎、白色度94%

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この用紙も真っ白ではないです。コットンほどでは無いですがクリームっぽい感じ、でもマット感はなく黒も出ています。紙の厚さが300μmになるのですがコットンの270μmに比べて持った感じもしっかりしています。30μmでこんなに違うものかと…データーで持って行った写真と一番近いかなぁと思いました。


③フォトペーパー ベース印画紙、厚さ290μm、表面超光沢、対応インク染料◎:顔料◎、白色度97%

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これぞ写真というかスタンダードって感じがしました。写真の中身自体はこの後に出る用紙とそう大差が無いかなぁと思います。道路の濡れている水っぽい感じがめっちゃ出てますが、用紙の光沢度が影響すんのかなと気が付きました。雨の濡れた感じとか湿っぽい感じを出すなら光沢がある用紙を選ぶといいと思います。まぁ撮った写真の何をプリントにして伝えたいかによると思いますけど。講師の先生がおっしゃってましたが、フォトペーパーを基準にしてプリントする用紙を選定もするそうです。


④スムーズフォトペーパー ベース印画紙、厚さ300μm、平滑面微光沢、対応インク染料◎:顔料◎、白色度99%

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平らでなめらかなことらしいですが、僕はこの写真を展示するなら5種類の中でこの用紙かなと思いました。反射もそれほどないですし、何より自分は用紙を持った感じが一番好きでした。しっかりしてる方が多分好きなんでしょうね。その辺は用紙の厚さも気にした方がいいんだなと。ただ額装してしまえばわからんかもなんですよね。ちょっとそれは額買って体感してみます。


⑤ホワイトフイルム ベース白PET、厚さ185μm、表面鏡面光沢、対応インク染料◎:顔料〇、白色度90%

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反射する天井の電気の形状もはっきりわかるぐらい反射してます。リフレクションじゃないですが鏡面というだけあります。185μmともなると用紙はペラペラ感が少し出ますが重さは感じれるんですよね。宝石とか煌びやかな写真を見せたい時はこの用紙がいいのかなと思いました。


という感じで5種類比較した所感であります。実際は展示される時はこのように数種類プリントされて決めるそうです…確かに用紙の選択をミスったらPCで現像したのと違う感じに出来上がってしまうんやなと。各用紙にも色域があるのでプリントはプリントで切り離して考える必要があるなと思いました。因みに用紙の種類はこの他にもたくさんあるので、いろいろ試すにはお金がかかるなという印象ですが…このピクトリコのサイトにあるダウンロードページに行くと、記載されているプリンターを使って指定した用紙でプリントするとこんな感じになりますよっていうのが、lightroomのソフト校正を使うと見れるんです。例えば印刷所のプリンターの種類を先に聞いておいて、そのプリンターの機種から使いたい用紙設定をPCにDLして、lightroomのソフト校正で確認すると。もちろん触れないので用紙の質感はわかりません。ダウンロードサイトから無料なんで事前にプリントする前にちょっとした確認が出来ますよね。

それともしプリンター買って家でしたいなら、ピクトリコのサイトに記載されているプリンターを買えばいいんじゃんかと…

講義はプリンターの基礎知識が主にメインでしたが、プリンターで印刷する時にどうやって色を作っているのか、その確実な設定方法を聞けたのは勉強なったし面白かったです。写真をプリントするまでが、とか考えると写真は奥が深いもんやなとまた楽しみを覚えたわけです(笑)

こうなってくれば展示もしてみたいとメリケンカフェさんからのチラシであった関クロ同盟といわれるところに入れば、2月と8月にメンバーで展示も出来ると講義の時に聞いたんで早速嫁に話したところ「まぁちょっと待てや!」とストップがかかり現在チワワのように大人しくしている所存であります。


今週の一冊

12月24日に高野さん@tp921からフォトブックが届きましたと24日以降Twitterで散見したんですが、何故私には届いていないのだ…と待っていたんですが、どうやら娘が机の引き出しにしまってたようでしたw来年は写真を見ればこれは高野さんだと更に認知される年になるんではないでしょうか。まぁもうすでになってきてますが唯一無二ですよね、そういった意味では最後の「初心者時代の記録として集大成を残します」って言葉を見た時に、自分のビジョンがしっかり描かれているんだろうなと…強い!実際にお会いしてスナップしているからこそ、一瞬たりとも琴線に触れたものを見逃さない高野さんの熱意を感じる一冊でした。

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それではまた来年

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