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第71回応用物理学会春季学術講演会@東京に初めて現地参加してみた話

こんにちは、じゅんです。
Hokkaido MotionControl Network (#DoMCN)というHoloLens・VR技術好きの技術者コミュニティの勉強会を運営していて、開発者の知見の交流を促進しています。また、元・物性研究者として、研究機関に所属する若手研究者でxRに興味を持つ人を見つけてはHoloLensを被せに行き、開発者コミュニティへの橋渡しを行う事を続けています。これらを適切に表現する職名が無いので、勝手にScientist/Developer Relations と名乗っています。

 私の所属学会の一つ、応用物理学会の春の全国大会が3/22-25の日程で開催されました。今回は東京の東京都市大学世田谷キャンパスで行われ、現地開催とオンライン配信のハイブリッド開催でした。運営・参加者の皆さんお疲れさまでした。参加レポート&その他の日程の活動をメモしておこうと思います。3月末に帰って来てからちょっと日が開いてしまい、忘れてしまった部分もありますが、今回は企業見学ツアーで収穫がありました。

 前回までの記事など


3/21 出発

 前日の移動日は昼に出発し、バス→バス→飛行機→バスで新丸子の宿に向いました。飛行機は激混みでしたがバス区画は人があまりいなくて多少安心しました。なお、関東滞在中の宿が一部決まっておらず、空き時間に宿探しをしていました。

3/22 学会初日 ソリッドレイ研究所見学

 午前のセッションは配信をちょっと見た後お昼から現地会場に入りました。今回の学会では、「施設見学会」という新企画が始まっており、ソリッドレイ研究所か富士通さんの施設へ行ける事がアナウンスされていました。事前にあった募集に応募しておいたところ、22日の第一グループでの抽選が当たっていたためこちらに参加することになりました。集まったグループの人たちと集合写真を撮ってからマイクロバスで30分くらいかけて横浜へ。我々のグループは5人でした。
 応物企画の案内では撮影等禁止のアナウンスでしたが、22日に現地で担当スタッフさんに聞いてみたところOKで、見学終了後に撮った写真を共有してSNS掲載できるものを確認して27日に体験の様子の一部を載せています。こんな感じでした。


3/23 学会2日目 XR体験会

 去年の春から続いて3回目の体験会ブースです。企業展示・ポスター発表会場の棟の入り口すぐのところから導線が張られており、中二階みたいになって外からも中からも見やすい場所で行われていました。
 前回お邪魔した時に長時間お話していたせいですっかり出展担当の人に憶えられてしまい、また色々お話を聴かせてもらう午前でした。前回はQuest2のマルチプレイコンテンツ体験ブース、XRガジェット博物館(体験可能)がそれぞれ動いていました。今回はそれらに加えてモーションキャプチャーの体験ブースが増えていました。オプトロニクスブースでは新作のQuest3アプリが増えており、空間に配置された数人のアバターに話しかけると、言語の種類に合わせてAIのチャットが返答してくれるという会話アプリになっていました。
 Magic Leap 2などもあったほか、今回はRay-Ban Meta(日本未発売)もありました。相変わらずレアデバイスが並んでいて楽しいブースでした。4日目にも行って来ましたが、私が行った時は体験者たくさんで賑わっていました(そうでもない時間帯もあったらしい)。


3/23その② #DevRelJP & #CMC_Meetup ジョイントイベント

 午後からはソニーシティ大崎で行われたDeveloper Relations領域の人たちとCommunity Marketing領域の人たちの合同イベントに参加してきました。2019年にDevRelの3C本が発売されましたが、その直近の東京イベントCMC_Meetup Beginners Vol.1に参加して以来の東京 #CMC_Meetup 現地参加でした。
 電車で迷ったりして前半のCMCパートには間に合いませんでしたが、後半のDevRelパートには何とか間に合い、3つのトークとパネルセッションの途中まで聴いてきました。2019年以前の、オフラインでほとんどやっていた技術コミュニティ活動を振り返り、そのあとにやってきたオンラインを使うコミュニティ活動でそれらがどう変わってきているのかをまとめる回になっていました。
 数年ぶりに再会したジャニさんが色々助けてくれて会場に入ることが出来ました。ありがとうございます。


3/23その③ #IwakenLab 3周年記念ミートアップ

 夜は虎ノ門のTOKYO NODE Cafeに移動し、意欲ある学生エンジニア集団イワケンラボ #IwakenLab の3周年パーティに参加してきました。

 3月には参加メンバーたちによるライトニングトーク祭りが終わったばかりでしたが、今回のミートアップの目的は、活動を支援してくれた人たちに感謝を伝える、との事で、地方学生用の移動資金のカンパを少額でしていた私もお誘いされました。
 お話をしやすくするように島を技術テーマ別で分けたり、最初の席がジャンルでまとまっていたりで会場づくりの随所に工夫がされていてよいと思いました。
 私の主な支援内容はイベントの実況だったりするので、この会においてもハッシュタグつぶやきをメインにして過ごしていました。お話できなかった方も結構いてちょっと申し訳なかったと思いますが、SNSでだいたい繋がれる人達でもありますので、お話ししたい時に呼んでもらえれば喋れると思います。
 現地のオペレーションの良さに驚くことばかりでした。イワケンラボメンバーがほとんどオンラインの打ち合わせのみで作り上げており、本番で起こった機材トラブルにも難なく対処して進行したりで、準備・本番ともに練度の高さで完全に負けていると思いました。


3/24 学会3日目 先輩トーク&企業ブース回り

 大学時代の先輩たちからメールが来ていて対応していたら現場で発見され、お互いの近況などを交換しました。先輩たちは高専の教員になっていて、なんでこんなに大集結するのかなと不思議に思いましたが、秋学会は学務行事と被って出てこられず、むしろ春休み時期の春学会の方が出てこられやすいとの事でした。私が大学にいたころは全く逆で春に来ることが出来ませんでした。そういう事を考えると、春学会も必要だなと感じました。
 企業ブースは2日目に配置だけさらっと見てから、3日目の夕方にじっくり回ってみました。応用物理なのでナノテク領域の展示が色々見られてとても楽しいです。前回くらいから本格化し始めた「キャリア相談(要するに求人)」出展の規模も少し増えたようです。産総研のブースで何となくアンケートに応えていたらリモート勤務の話から遠隔指導の話になり、丁度企業ブースの定刻も終わったので360°のWebRTCストリーミング(RICOH Remote Field)の実機デモを少し見てもらいました。

3/25学会最終日 シンポジウム&XR体験会場(再)

 4日目は午前中から終日、領域のシンポジウムがありそちらに参加していました。オンラインでオープニングと午前セッション観てから現地に行くハイブリッドスタイルで過ごしました。お昼はXR体験会場に再び潜り込み、体験会場のアテンドスタッフの学生さんから体験会やった感想などを聴かせてもらったりオプトロニクスさんの今後のイベントのお話などを聴いてきました。来週から始まるOPIE ’24 (https://www.opie.jp/) にも参加する予定で出張を組んでいます。

3/26 #TryAR (旧 #AR_Fukuoka )よしながさんと焼き鳥

 以前から #AR_Fukuoka でお世話になっている吉永さんが春から埼玉に移っているので、学会会場からさいたま新都心の宿を取って2泊くらいいました。去年の春にルッキンググラス用に開発されたアプリの改良版がそのちょっと前に公開されていて、それを試した後で浦和で集合して埼玉文化の焼き鳥(豚)を食べました。

3/27 横浜で何もせず終わる

 宿が横浜だと東京より安かったので、そちらの宿に移動しました。チェックインした後に品川のイベントに行こうと思っていたのですがうたた寝したまま寝過ごし、なにもせずに終わりました。

3/28 川崎でさっそく鹿児島コミュニティを見学先に繋ぐ

 ソリッドレイ研究所の体験動画をアップロードしたあと、さっそく見学希望の反応がXRミートアップ鹿児島 (#XRm鹿児島)のあぶちさんから来たので、見学日程の調整ができるようにお繋ぎしました。丁度今日4/17に見に行くことになっているようですので報告を楽しみにしています。
 札幌のLEDビジョンの会社ネットドアさんおよびその管理施設Deep Tech COREさんとソリッドレイ研究所の表示技術の相性の良さなどを感じて、ソリッドレイさんが北海道に来る祭の見学もできるようにアレンジしました。

直前。


3/29 三重イベント誘致チャンスの対応しながら帰宅

 東海地方でXRミートアップ三重(#XRMie)を主催運営しているくわやまさんが夏に札幌に来るらしいことをキャッチしたので早速協力の申し出をして各所に調整の連絡を始めました。
 8/29 にXRミートアップ三重 in 札幌(仮)を開催する事にします。翌日は別件の本命の用事のため日中の数時間ですがアプリの体験会を行う予定です。建築分野の参加者を多めに集められるように作戦を練っている所ですが、場所を貸してもよいという札幌駅近郊の方はぜひご協力いただければ嬉しいです。
 そんなような事をやりながらヌルっと札幌に帰ってきて出張終了です。




文化を乱さない参加方法…というかほとんど居なかったかもしれない

 前回の参加スタイルを踏襲し、学会会場では現場での話題をちゃんと聴くスタイルで過ごしました。撮影ができない事が周知されているため、いつも通りゴーグルは身に着けてるだけの電源OFF状態という感じですが、それでも秋の時に見覚えがある方からは話しかけてもらえたりしました。分かりやすさ大事(マスクしたままなのでなおさら)。

 初日に企業研究ツアーで横浜行ったあと現地解散で会場に素早く戻るアクセスが無かったり、2日目にセッションを半日以上早めに切り上げて別用事に向かったりしたせいか、いつもよりも学会に参加した感が薄かったような気もしています。3日目も雑談タイムが予定外に多かったかもしれません。
 反省点は結構ありますが、滞在中は楽しく過ごすことが出来ました。

成果(異分野の交流パスの構築)

 学会の参加をきっかけにして、ソリッドレイ研究所の中の人と連絡が取りあえるようになったのがやはり大きな成果だと考えています。長くVR技術に取り組んでいる会社なので、どうやって事業を継続してきたのかなどの経営面に関する質問なども今後できたらいいなと思っています。
 ソリッドレイ研究所の導入事例に北大の360°VRシアターがあります。こちらの施設には以前オープン直後にアポとって見学に行ったこともあったり、最近は別ルートでそちらの学生さんとも知り合いになったりもしていて、世間の狭さが再加速していると感じます。アカデミア→XR企業の交流パスも張れると良さそうです。
 応物学会の参加きっかけに各地のXRコミュニティからのアクセスルートを確保できたので、こういう例をどんどん増やしていければ学外コミュニティの存在意義を学会の人にも説明しやすくなっていきます。あと紹介事案を公表してくれる人がいると、さらにその次の機会に波及する可能性が残るのでいいですね(冒頭のツイート)。

 また、イワケンラボの3周年会で同じテーブルだったNisshiさんとVRChatの話題でお話したついでに5月にコミュニティ共同で行うライトニングトーク会のお誘いをしたところ快諾してもらえて、DoMCN以外のコミュニティ間のパスを張ることに成功しそうです。
 あと、イワケンラボに参加している北海道の学生は当時まだおらず、北海道にも熱意をもって活動している学生はいるのでチャレンジしてもらいたいと常に思っていましたので、イベント参加をきっかけに認知度を上げられたようで良かったです。

 東京のXRコミュニティの皆様は年度末で各社忙しいだろうこともあり、出張に合わせた社内見学希望などは特に出さずにしばらく居ましたが、思っていたよりは連絡ももらえたのでありがたかったです。

なんどでも再利用する便利な図

まとめ

 春の出張はあまりやってきませんでしたが、いろいろ面白い発見がありました。
卒業式シーズン真っ只中の東京滞在は宿が高すぎてしばらくもうやらないと思いますが、お財布に余裕が出来たらまたチャレンジしてみたいと思います。

(2024/4/17 初稿 とりあえず公開 5124字 300 min )

おまけ


宿確保や移動、道中の移動の様子などは後日また書きます