【完全解説】多機能GPTsの作り方 - YouTube要約から株価情報まで
はじめに
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今回の記事では、VoxScript APIを活用して、Youtube動画の要約から株式情報の取得まで、幅広い機能を持つGPTsの作成プロセスをご紹介します。このGPTsを使えば、次のようなことが可能になります:
ウェブ検索:GoogleやDuckDuckGoを使った情報収集。
時刻取得:地元の時刻や世界標準時(UTC)を瞬時に確認。
フィードバック収集:利用者の声を直接開発者へ届けます。
テキストコンテンツ取得:PastebinやGithubなどから重要なテキスト情報を引き出します。
ニュース取得:株式や暗号通貨に関する最新ニュースを手に入れます。
株式情報取得:米国株の詳細な財務情報を確認。
価格履歴取得:過去の株価や暗号通貨価格を調査。
株価取得:日々の株価変動(高値・安値・始値・終値)をチェック。
ウェブサイトコンテンツ取得:任意のウェブサイトからリアルタイム情報を取得。
YouTubeビデオデータ取得:YouTubeの動画やチャンネル情報を収集。
YouTubeビデオ検索:特定の内容を含むYouTube動画を見つけ出します。
実際に、OpenAIの動画生成モデル「Sora」のYoutubeのリンクを提供し、要約をしてもらいました。
この記事の対象者:
カスタマイズされたGPTsを作成してみたい方
APIとの連携によるGPTsの開発に興味がある方
必要な準備:
ChatGPTの課金アカウント:GPTsを作成するために必要です。
手順① APIの準備
はじめに、APIキー取得ページにアクセスし、APIキーを取得しましょう。初めての方は、ユーザー名とメールアドレスを入力して「Register」をクリックし、登録完了後にAPIキーを入手します。
手順② GPTsの構築
APIキーを入手したら、次はGPTsのカスタマイズに進みましょう。以下のステップで、GPTsの設定を完了します。
GPTs設定ページへのアクセス:
OpenAIのGPTs設定ページにアクセスし、新しいGPTsを作成します。
基本情報の入力:
Name: GPTsの機能を端的に表す名前を設定します。
Description: GPTsがどのような機能を持ち、どんな目的で使用されるのかを詳細に記述します。
InstructionsとCapabilities:
このプロジェクトでは特定の指示や機能(Capabilities)の設定は必要ありませんが、必要に応じてここに記述できます。
Actionsの定義:
「Actions」セクションに移動し、GPTsが実行するアクションを定義します。
Authentication情報:
Authentication Type: 「API Key」を選択します。
API Key: 先に取得したAPIキーをここに入力します。
Auth Type: 認証方式として「Bearer」を選択します。
Schemaの設定:
Voxscript-GPT-API-Definition.jsonからSchemaをコピーし、GPTsの「Schema」セクションに貼り付けます。
プライバシーポリシーの設定:
プライバシーポリシーのURL欄に「https://voxscript.awt.icu/legal/」 を入力します。
実際にGPTsを試してみる
実際にGPTsを活用してみましょう。
以下の例を使ってGPTsの能力をテストできます。それぞれのプロンプトに対してGPTsがどのように応答するか、見てみましょう。
"OpenAIに関連するYouTube動画を見つけてください。"
"このYouTubeビデオ(URLを入力)の要約をしてください。"
"Apple社の最新の株価とそれに関連する財務指標を教えてください。"
"現在の世界標準時(UTC)を知らせてください。"
終わりに
この記事を通じて、GASとGPTsを利用した多機能GPTsの作成方法をご紹介しました。自身でカスタムアクションのAPIを開発する際に、このガイドがお役に立てば幸いです。
Image Credit: Open AI Inc. and Google LLC
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