VTuber「笹子ジュン」の誕生とリーグにかける想い

というわけで、Σリーグのドラフトへ応募致しました麻雀VTuberの笹子ジュンです(^^)
Σリーグの前身である麻雀リーグFCのさらに前身、雀魂Fリーグにて経験した楽しさと、そこで事を成し得なかった悔しさから、リーグへの参加に取り憑かれた1人の雀魂プレイヤーの道筋と想いをここへ。


まだ今のように雀魂をプラットフォームとした私設リーグがそれほど広まっておらず、雀魂はあくまでも一部の大会を除き、個人として楽しむゲームでしかなかった2年ほど前、リーグ戦の成績表やそれに関するリプなどがツイッターのTLに流れているのが偶然目に入りました。
そこには十数人のプレイヤーがお互い定期的に対局を繰り返し、交流をはかっている様子が映し出されていました。

それが「雀魂Fリーグ」でした。

それまで顔の見えない名も無き相手(雀魂ネームはあるが)とひたすら段位戦を打つだけだった私にとっては、そこでの交流の様子がひどく眩しく、魅力的に映りました。
そしていつか私もそのリーグに参加してみたいと思うようになりました。
ただ、友人戦の相手を見つけることさえままならない程度のぼっちプレイヤーの私がすぐにそれを叶えるすべもなく、まずはツイッターのフォローやリプを通じた情報収集から始めることにしました。

それまでは雀魂配信者さんへのリスナーとしての参加程度のコミュニケーションしか取れてなかった私にとって、Twitterベースでのコミュニケーションはとても新鮮で、その切欠を作ってくれたFリーグは私自身の活動の幅をかなり広げることとなり、そこから得られた情報から個人企画の大会に参加したり、Twitter上で募集される友人戦に参加したりと、より雀魂の楽しさを知ることができました。
そんな折り、Fリーグの姉妹リーグである「MSリーグ」が発足するにあたり、その参加者を募集する告知が目に入りました。
Fリーグの運営さんへ信頼を寄せていた私は、すぐさまその募集へ応募し、第1期MSリーガー32名のうちの1人となることができました。
こちらは第2期雀魂Fリーグよりも規模が大きく、平均段位も雀聖レベルと相応に高かったので、今までにないくらい麻雀での真剣勝負への熱量が上がり、ここでの経験が、より私が麻雀にハマる切欠となったのは間違いありませんでした。
そしてそのMSリーグのサーバーの中で話題に上がっていたのが、「第3期雀魂Fリーグ」がそれまでの個人戦でなく、Mリーグを模したチーム対抗リーグ戦になるということでした。

この第3期雀魂Fリーグの構想が具体的になるにつれ、私自身もこれは間違いなく盛り上がるだろうと確信し、自分も是非参加したいという想いとともに、リーグそのものの盛り上がりに少しでも貢献したいと思うようになりました。
その1つが現「ANC PURPLE BATS」のリーダー、甲森あんさんへのリーダー参加の勧誘で、当時FリーガーやMSリーガーの中で選ばれたリーダー以外からの募集へ応募して頂き、無事にリーダーに選出されることとなりました。

そして今では恒例となった、リーグ開幕前の選手ドラフトが第3期雀魂Fリーグにて初めて行われることとなりました。
雀魂での私設リーグにて、Mリーグのような外部に向けたドラフト会議が行われたことはかなり画期的で、司会進行の声優・竹内幸輔さんのプロフェッショナル溢れる軽快なトークや、配信での獅子ヶ谷フレアさんや矢絣京さんの頑張りもあり、ドラフトに参加していない方々からも注目を浴びるほどの大きな盛り上がりを見せました。
そして有り難いことに甲森あんさんからの指名を頂き、第3期Fリーグの舞台に立つことができました。

ここではそのFリーグでの体験については細かく描写することは避けますが、結果的には私自身は思うような活躍を見せることもできず、チームもレギュラーシーズン敗退と残念な結果となってしまいました。
ただ、チームでのリーグ戦の経験はこれまでの個人競技(ゲーム)としての雀魂のプレイとは明らかに異質なもので、その対局の結果についての責任の大きさもあり、自身が勝った時の喜びや負けた時の悔しさはもちろん、チームメイトの対局についての一喜一憂など、恐らく普通に雀魂をプレイしていただけでは味わえなかったであろうたくさんの感動を得ることができました。

そして続く第4期雀魂Fリーグにおいては、私自身の実力不足によりチームを離脱したものの、やはりその感動をもう一度味わいたいという想いと、それ以上に結果を残せなかった悔しさもあり、再びドラフトへ参加することとしました。

結果、どのチームからも指名を頂くことは出来ませんでした。

その第4期雀魂Fリーグドラフトの翌日、前期同様ドラフトにて司会進行をされていた竹内さんからお声を掛けて頂き、直接お話をさせて頂く機会がありました。
私がTwitterで落胆している様子が、少し気になったとのことでした。
私は正直に、ドラフトでもう一度竹内さんに名前を呼んでもらいたかった旨を伝え、素直に悔しい想いと、指名を得られなかった私自身の実力不足への不甲斐なさを吐露させて頂きました。
竹内さんは、その私のネガティブな言葉を全て聞き入れて下さった上で
「大丈夫! ジュンちゃんならまたきっとFリーグに帰って来れるから! その時はまた、ドラフトで名前を呼んであげるよ!」
と、本当に有り難い言葉を頂くことができました。
そしてこの日のことが、私がFリーグ(現Σリーグ)への強烈なこだわりを、私自身の中に植え付けることとなりました。

なので第5期雀魂Fリーグ改め、第1期麻雀リーグFCのドラフトを迎えることなく、竹内さんが他界されてしまったことは、私の雀魂に関わる活動の中で最も悲しい、やるせない出来事でした。

もう、竹内さんに名前を呼んでもらえる機会は無くなったけど、竹内さんから頂いた言葉に対し、必ず応えられるように精一杯頑張ろう。

そう思った私は、出来る活動の1つとしてFリーグの運営への参加をし、第1期麻雀リーグFCのドラフトや開幕へ向けたお手伝いをすることになりました。
ただ、結果的にはそのドラフトの裏方でのフリップ入力作業に於いて、自分の名前を入力する機会はありませんでした。

第1期麻雀リーグFCの運営としてTwitterや試合進行の担当をしていましたが、実は2回のドラフトに落選したこともあり、このまま私がドラフトで選ばれることは無いんだろうな……と諦めかけていた時もありました。
でも、その度に竹内さんの言葉が頭をよぎり、どうしても諦めきれることができませんでした。
そして自分自身、ドラフトで選んで頂くための努力を、まだしきれていないのではないだろうかと思うようになりました。
自分に出来ることで、少なくともドラフトにてプラスになるであろうこと。
それまで、APBのリーダーのあんちゃんを初め、色々な方々から言われてきていたこと。

「配信者になること」

ここでようやく、自分が配信者になることを決意しました。

VTuber「笹子ジュン」の誕生です。

正直、自分は配信者に向いているということを考えたことは一度もなく、むしろ向いてない寄りだと思っていました。
なので単に配信者になったとしても、それがドラフト選出に於いてプラスになるなどとは思っておらず、次のドラフトまでの期間が短いこともあり、少なくともある程度の実績や将来性を認めて頂ける形を作らないといけないと考えていました。
配信者としては、やはり姿の無い声だけの配信よりも動くモデルのあるVTuberの方が魅力的だと思い、自身の好みと合う姿を求めて色々と準備を始めることとし、それまでの「ジュン335」という皆さんに慣れ親しんで頂いてた名前も、デビューを決めた日に捨て去り、「笹子ジュン」というVTuberに寄せた名前に変更しました。
そして、自身の配信者としての未熟さをカバーするとともに、それまでの大会戦やリーグ戦への運営や参加などの経験を生かせるよう、デビュー日に雀魂の大会を主催することにしました。

結果として私のVTuberとしての活動実績ですが……

・デビュー配信当日の最大同接数100名、チャンネル登録者数200人超え
・雀魂による64名トーナメントである、第1回笹子杯(応募総数128名)、第2回笹子杯(応募総数114名)の大会主催・配信
・チームリーグ戦(ちー魂リーグ・おじリーグ)の控え室配信
・デビュー2ヶ月半時点でチャンネル登録者数400人達成

と、デビュー前で想定していたよりは、結果を残せたという実感はあります。
ただ、デビューして3ヶ月にも満たない未熟さもあり、まだまだVTuberとしては力不足なところは多いので、そこはリスナーさんの応援に応えられる存在になれるよう、私自身貪欲に成長を求めて活動していこうと考えています。

この程度の活動実績が果たしてどこまでドラフトで選んで頂くためのプラス材料になるかはわかりませんが、私としてはここまでの実績以上にこれからの伸びしろや将来性を評価して頂き、私自身は自分の成長が結果としてチームやリーグそのものの盛り上がりに少しでも貢献できれば幸いです。

ここまで長くなりましたが、読んで下さった皆様、どうもありがとうございました(^^)

笹子ジュンをどうぞよろしくお願いします(^^)

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