二面性

【空っぽ話法】小泉進次郎環境相 2019年9月17日記者会見

三十代の若さで環境大臣に抜擢された小泉進次郎氏。就任からわずか2週間で発言内容の空っぽさが注目を浴びている。

そこで本記事では2019年9月17日の記者会見における発言を視覚化していく。
具体的には、福島の除染廃棄物に関する記者からの質問に対して、なぜか自分の年齢の足し算を始めた質疑を取り上げる。

発言内容

以下、実際のやり取りを一字一句 書き起こす。

記者:
最終処分場の検討がまだ進んでいない現状、あと見通しにつきまして小泉大臣の見解を頂きたいなと思います。何か具体的に今、しようと思ってらっしゃることは?

小泉環境相:
私の中で30年後ってことを考えた時に、30年後の自分は何歳かな~とあの発災直後から考えてました。だからこそ、私は健康でいられれば、その30年後の約束を守れるかどうかというそこの節目を私は見届けることができる可能性のある政治家だと思います。だからこそ、果たせる責任もあると思うので。

今回も小泉大臣の発言はちょっと何言ってるかわからないので、この発言を2つの切り口で視覚化してみる。

要約による視覚化

20190917小泉会見.001

左列は発言を一字一句書き起こした内容、右列は発言を要約した内容である。

右列(要約した内容)の記者質問と大臣回答を見比べると、回答は質問と全く無関係であることがわかる。

・30年後の自分の年齢を震災直後から8年間以上も考え続けていた
・私は30年後の約束を見届ける可能性がある政治家である
・私だから果たせる責任もある

接続詞に着目した視覚化

次に、接続詞本来の意味に立ち返ってみる。

20190917小泉会見.002

今回の発言で接続詞は1種類。
「だからこそ」

これは順接の接続詞と捉えることができ、以下のような意味を持つ。

前の事柄が理由となり、後の事柄が結論となる。つまり、接続詞の後ろには当然の結果が続く。

この接続詞本来の意味に則って発言を要約すると、以下のようになる。

30年後の自分の年齢を震災直後から8年間以上も考え続けていた私は当然、30年後の約束を見届ける可能性がある政治家であり、当然、果たせる責任もある

やっぱり、何を言っているか分からない。

わかったことは、小泉進次郎氏の発言は空っぽで意味不明なことだけだ。
さらに言えば、自分の年齢に30を足せば済むという小学校低学年レベルの算数を8年間以上も考え続けていることも意味不明だ。

更新履歴

2019/9/25 23:45
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