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朝日の時の葉桜|X100F

4月の中旬ぐらいに松山城に行った時の写真です。


⒈登ってみたら葉桜。

朝方に、天気がよかったのもあって運動も兼ねて外に出てみました。

お堀の風景

陽気に誘われて、松山城に登ってみました。桜、残ってるかなと思ってたら、少し残ってました。葉桜が多かったですが。山頂広場の裏側にきました。ここは普段でも人が少ないですが、朝方ももっと。静かに光や影と向き合える場所です。

天守閣の裏側辺り

ここにきて、朝日が、花びらの少なくなった桜の木を思いっきり照らしている情景にであいました↑。朝日なのに、ちょっと夕方っぽいトーンなのは、KodakGold200というFilmSimulationRecipeで撮影したからです。この味わいが好きで良く撮っています。フィルムの粒状感を富士フィルムの技術で再現したGrainEffectをオンにして、フィルターにBlackmistNo5を使っています。参考に、設定とソースページを載せます↓。

Kodak Gold 200 Film Simulation recipe

もっと朝日と桜の花びらが接する瞬間に近づいてみたくて、歩きながら色々探して、見つけた瞬間。

天守閣の裏側辺り

だいぶ散って、葉桜がところどころ残っている具合でした。朝日が綺麗に出ていました。

天守閣の裏側辺り

朝日と桜の花びらが触れ合う、境い目に“美”みたいなのを感じました。

⒉朝日を背にした緑と桜

KodakGold200のFilmSimulationRecipeはハイライトは抑えられて、シャドウが少し濃く出る設定です。その上で露出は上げ気味なので、シャドウ側に露出を合わせていくと、ハイライト側は飛んでしまいます。それを分かった上で、ファインダーを覗いて、自分が撮っていて気持ちい色と光を映し出すのが、とても気持ちいい、写真体験だと感じています。

山頂広場の裏側辺り

↑もまさに、そんな瞬間です。後ろの大きな木の裏側から照らされた朝日が、木の幹の淵から溢れてきて、手前の桜を照らしてくれています。KodakGold200のレシピはピンクがとてもかわいい感じになります。そして、緑と太陽の光の組み合わせも、緑とゴールド色の組み合わせになって、とても味があるいろみになります。

EXIF情報

ここで、 EXIF情報を改めてみてみると、あまりシャドウを強調するより、ハイライト側の朝日を背に受けた緑と桜の枝のかわいさ、美しさを表現したかったから、露出を上げています↑。1.7evなので、レシピの設定よりだいぶ上げています。それで、F8で撮りたかったから、手持ちでしっかり構えてぶれずに撮れる限界ぐらいの1/60ssです。ISOはオートで上限3200にしていて、この時はISO1000。もともとGrainEffectがオンなので、ノイズはあまり気にせず。それよりも、目の前の情景をどうやったらKodakGold200のレシピで、自分が感じた美しさを残せるか、というのが楽しいところです。

⒊やっぱりACROSで

カラーで撮っていたら、やっぱりACROSで撮りたくなる私のたちです。ACROSはモノクロ写真に分類されてしまいますが、私の中ではACROSという一つの色だと思って使っています(これは独特だと思うのですが、富士フィルムのFilmSimulationでモノクロとは別ものという感覚です)。目の前の風景をACROSという色で見ている、そんな感覚です。

山頂広場にて道後方面に向かって

↑の写真は、背景が法則通りの3分割で上2/3が空、下1/3が山と市街地で、気持ちいい具合。その背景のシーンに目が行くよりも、それは写真の情報としては余計に感じたので絞らず、そういう松山の背景の中で、散りかけの桜が朝日を背に輝いている姿、にこの時見れた“美”みたいなのを感じました。

山頂広場出たところ

山頂広場を出るところに門があって、そこを出る前に、朝日を背に輝いていた桜の木がありました。踏まれて滑らかになった下の石と、門の縦のライン、上の格子状の小さな枠とその淵から溢れる朝日、門がフレームとなってその中に入る桜の木。とてもかっこよく感じました。

⒋市街地の眺望と桜

山頂広場を出ると、またそこは少し広くなっていて、桜の木やベンチなどもあります。ここからは主に道後方面、遠くは石鎚山系も眺望できる場所です。ここにはまだもりっと咲いている桜の木がいくつかありました。

山頂広場でた辺り

遠景の山の桜と
そこで見つけた、桜のフレームと遠くの山の眺望です↓。市街地の様子と遠景の山々、もりっとした桜の枝。

山頂広場でた辺り

遠景の山の連なりが、よくみるとグラデーションになっていて綺麗です。朝日が市街地を照らしている様子も良くみると分かります。山を越えて、市街地を照らしながら,その光が桜に届いている、その瞬間に愛おしさを感じたのかもしれません↑。

⒌黒猫と瓦屋根

山頂広場を後にして、登山道を下り、二の丸史跡庭園まで降りてきました。朝方の時間帯にこの辺りを歩くのは自分としては稀なのですが、そこでとてもかわいい情景に出会いました↓。

黒猫と瓦屋根

一度、こちらの記事で紹介した、二の丸史跡庭園近くの紅葉の大きな木ですが、その辺りに黒猫が住んでいるのは知っていました。とても警戒心が強い様子で、あまり出てこず、餌やりのおじさんにだけは近づいていました。そんな黒猫が朝のニャルソックなのか、出てきていて、ちょうど瓦屋根の上を歩いていました。

二の丸史跡庭園近く

何かのイラストみたいな画。とてもかわいいシルエットと瓦屋根の伝統的な風合いが、対照的です。また、ほぼ2分割な画に見えて、実はシャドウとハイライトで大きくみると3分割になっています(あとで見返して気づいたのですが)。

⒍ソーシャルリンク

noteのサムネやバナーをGodadyStudioというアプリで作成しています。そのアプリのサービスで無料でソーシャルリンクを作っています。

ソーシャルリンク

元はグラフィック作成のアプリである、Overというアプリでしたが、ホームページやドメインサービスをしているGodaddyと一つになりました。それで、ソーシャルリンクの作成が無料で提供されるようになりました。無料の範囲でもテンプレなどが豊富で、日本でよく見るようなものじゃないものがあるので、気になる方は覗いてみてください↓。

それではまた。

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