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曇りの日の緑と桜⑵|X100F

4月上旬に松山城に登った時の写真と文章です。⑴に続く内容です。


⒈桜の老木とかすかな夕日

天守閣へ入る前の門の近くにある桜の老木。もう葉桜でしたが、幹についた苔と対照的な、散った桜の花びらの薄ピンク色がかわいかったです↓。

天守閣へ入る前の辺り

この日は曇りで夕焼けは見られないかなと思ってましたが、雲の間から少し顔を見せてきてくれました。桜の老木と夕焼けの景色はとても素敵でしたが、全部写すにはX100Fは35mmと広角具合が足らず、どこから撮ったらいいかなと戸惑いました。分からないので、どこから撮ったらいい?と桜の老木に話しかけてみたら、↓の景色に辿り着きました。

天守閣へ入る前の辺り

↑の動画バージョン(YouTube Shorts)。

⒉桜と人と

門をくぐると、また少し広けた場所に出ます。ここからは松山の市街地の道後方面、天気がいいと石鎚山系まで望める場所があります。そこにも桜の木が何本かあって、散りながらも最後に咲いていました。

天守閣前の広場

手前の道に散った桜の花びら、終わりかけている桜の花と葉桜と遠景を眺めている人の姿、遠くには少し重い感じの曇り空と山並みが見えます↓。過ぎ去っていく春の切なさと、遠景を眺めて何かを思っている人の姿に、何か普遍的なものを感じるシーンでした。

天守閣前の広場

天守閣の山頂広場に入る直前にモリモリっと咲いている桜の木が1本いました。城郭の縦横のラインと対照的な桜のもりっとした柔らかさ、気持ちいい構図です↓。

天守閣前の広場

⒊夕焼けと

山頂広場に入ったところで、夕焼けがオレンジ色に輝いていました。

X100F FHD スクショ

↓こちらは山頂広場を奥の方に進んで行った辺り。夕焼けがほのかにピンク色になっていて可愛かった瞬間です。桜の枝の広がりと城郭の並びが対角線上の構図になっています。

山頂広場の奥側辺り
X100F FHDスクショ

↑の桜から離れて、山頂広場の裏へ続く小さな門を過ぎた辺りで振り返ると、門がフレームになってました。絵画の景色のようでした。

山頂広場の奥側辺り

⒋桜の老木と石垣

↑の門を通るとすぐ、ずっしりとした桜の老木が石垣近くに植えてあります。この桜の枝の広がりっぷりがとてもかっこよくて大好きなのですが、散り始めていましたが、まだ咲いていました。

山頂広場の裏側入った辺り

この桜の木は、大きな幹から何本か太い枝が別れて末広がりになっていて、その分岐点がくぼみになっていて、散った桜が集まっていました。

山頂広場の裏側入った辺り

この桜の木の後ろにはすぐ石垣があり、そちらにも枝が広がっていて、石垣と桜という組み合わせが撮れる、好きな場所です。

山頂広場の裏側入った辺り

↓桜のモリモリ感とお城の建物のラインの対比がたまらなく、好きな感じです。

山頂広場の裏側入った辺り

⒌夕焼け後の桜

山頂広場の裏側を一回りして、山頂広場に戻ってきたら、すでに西陽は降りて、暗がりになっていました。ところどころ、照明がついているのですが、その中でピンクの桜に目が行って1枚撮ってみました。

山頂広場にて

夕日が落ちて、帰りの登山道が真っ暗になって足元がおぼつかなくなる前に降りようとして先を急いでいましたが、夜の市街地の風景としっとりとした夜桜の雰囲気に足を止めて撮ってみました。暗くて、手持ちではF2が限界でしたが、X100Fはよく写ります。

夕焼け後の市街地と夜桜

登山道を下って帰ろうとしましたが、↑で上から撮った桜がしっとりと、暗がりの中で雰囲気を出していました↓。

登山道の入り口辺り

⒍今回の写真のX100Fの設定

今回紹介した写真は全て、フィルムシミュレーションはクラシッククロームで撮りました。こういう設定で撮るとこうなるんだ、と参考になれば。noteに貼り付けた写真は未編集です。
Film Simulation : Classic Chrome
DR : AUTO
WB : R-1 B-4(緑よりの渋い色あいになります)
Noise Reduction : -2
Highlight Tone : -1
Shadow Tone : +2(影が潰れる設定です、色濃くなります)
Sharp : 0(フィルムっぽい雰囲気が好きなので0です、もっと下げても)
Color : -2(彩度を下げて渋さを増してます)
Grain Effect : OFF

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