ジュリんご

ストラスブール大学日本語学と哲学の3年性。美術、文学、思想、建築、自然などに興味がある…

ジュリんご

ストラスブール大学日本語学と哲学の3年性。美術、文学、思想、建築、自然などに興味がある。勉強していない時はハイキングやダンスをすることが多い。ここは日本語であるフランス人の思想や日常生活に関して書く。

最近の記事

日本における有機農業の発展 その市場と問題点 (はじめに)

はじめに 欧州では有機農業(オーガニック農業)は発展し、どこでも購入することが可能になった。有機農業の消費者の数がだんだん増加し、有機農業から出た食品の値段もだんだん減少するそうだ。欧州における有機農業の発展とその市場の展開は環境問題や地球温暖化などに対して消費者と生産者(特に農業経営者)の意識とのおかげであるのみならず、革命的な対策のおかげでも進歩したと思われる。しかし、欧米に比べると、日本は同じ傾向をたどるとは言えない。 ただ、平成18年度に策定された「有機農業推

    • 休みの時:ブルターニュ旅行

      先週、母と妹と一緒にブルターニュに旅行した。ブルターニュはフランスの北西部にある地域である。ブルターニュは5月の天気・気温はそんなに暑くないんだが、毎日晴れていて、涼しい風が気持ちだった。 一週間サン・マロという昔からの港町の近くにあるディナール市に泊まった。毎日とても楽しかっただ。久しぶり海に行けなかったわけだ。コロナ禍のせいであまり旅行あるいは遠足をせずに、ずっとアルザス州にいてしまった。ブルターニュの気候はアルザス州という私の住む地方とだいぶ違ったり、景色も全然違う。

      • [偶感#1] 身体と精神の調和

        「健全なる精神は健全なる身体に宿る」ということわざが最近非常に気に入ってきた。「あっ、いいじゃん」や「確かにそれは健康の意味だね」と思わずにはいられない。でも、なぜその事業に無意識に賛成するだろうか。 私の個人的な習慣を理由として、上に述べたことわざに合うわけだ。毎日、大学や図書館などで勉強するが、運動と健康的な食事を重視している。一日に45分以上は運動をしなければならない。その日常運動というのは、ウオーキング、ジョギング、ヨガ、ダンス、ハイキングなどである。例えば、学校が

        • 生活における家族と仕事との関係

          こんにちは。今回のブログは先週の「日本文明と文化」という授業の試験の時に書いた小論文だ。テーマは生活・家族・仕事である。とても興味深くて、そのテーマは自分を考えさせた。では、論文を楽しんでください。  生活に関する質問される場合はよく家族と仕事の話が出るはずだ。その理由は何だろうか。生活における家族と仕事との関係はどうなるだろうか。  まず、『明鏡国語辞典』によると、「生活」という言葉は「世の中に暮らしてゆくこと」や「生きていて生活すること」を意味する。しかし、今回は生活

        日本における有機農業の発展 その市場と問題点 (はじめに)

          期末試験に関する私の感想

          先週は期末試験の半分が行われた。二つの専門には様々な授業があるので、たくさんの課題を勉強しなければならない。一つ目は日本語学で、「古典文法」、「古典文学」、「日本史」、「日本文明と文化」、「和文仏訳」、「メディアの理解」などという授業が含まれている。しかし、先週は「古典文法」、「古典文学」、「日本史」、「日本文明と文化」だけの試験があった。 二つ目の専門は哲学だ。先週の哲学試験は「ドイツ哲学」、「近代哲学」(体に関する授業で、とても面白かった)、「認識論」などだ。日本語学の

          期末試験に関する私の感想

          小論文》 生け花②

          生け花を眺めながら花や線香のいい香りを感じたり、相手と話したり、美味しい和菓子と茶を楽しんだりすることができる。そのため、生け花を眺める際には、日常生活の環境にいれば、環境は五感に動きかける。一つの統一的な体験になって、生け花は環境と雰囲気に溶け込む。だから生け花の環境の中にある要素に注意することは不可欠です。最初の小論文には生け花の特徴を示そうとしたが、分析は徹底的ではなくて、他の重要な要素があるはずだ。生け花を楽しむには感覚に動きかけるので、香りや雰囲気なども大切だと思い

          小論文》 生け花②

          小論文》 生け花①

          生け花は、その誕生から何一つ変わらず今まで引き続き日本の伝統的な美を表現しているようなイメージを受けますが、実は逆です。生け花の誕生のときを考えると、昔の人々がどんな感覚を持ち、どんな世界観と人間関係を持っていたかは、想像するのが困難な秘密のように隠されています。生け花の意味は、花や草木などを切り取り、特別な原則に沿って容器や花瓶に飾り、そして飾った花々を眺めることになります。生け花の三つの重要な要素「天地我」と呼ばれます。「天」は空で、「地」は自然あふれる土で、「我」は人間

          小論文》 生け花①

          【フランス文学】『美徳の不幸』のあらすじ

           最近『美徳の不幸』というマルキ・ド・サドの書いた小説を読んだので、この本ついて述べる。これは『悪徳の栄え』と対を成す作品である。  『美徳の不幸』の舞台は18世紀のフランスである。主人公のジュスティーヌは、姉のジュリエットと共にパリの修道院で育てられていた。しかし12歳になった頃、家が破産した。父はイギリスに逃亡し、母は病気で死亡した。残された姉妹はお金を親族からもらって、何でも好きなことをするよう言われて修道院を出なければなりませんでした。ジュリエットは成功して、金持ち

          【フランス文学】『美徳の不幸』のあらすじ