10分で支度しろ!(おすすめ酒本二種)

 日付が変わる前にnoteを更新します、とフォロワーが云っていたので、なるほどそれもいいかも知れん、自分もやってみようと思って時計をふと覗いたら23:50分。ありゃ、これは無理だな。いやまてよ? 10分で更新できなくもないか、と思ってこれを書いている。もう一度時計を見るとまだ23:50だ。
 さて話題に迷っている暇はない。最近何があった? そうそう昼から飲んでしまったのだ。酒といえば『ルバイヤート』と『酔いどれロシア』という本がいいですよ、というのは折りにふれ人に薦めている。『ルバイヤート』はまさに酔生夢死のススメ、みたいな詩集なのだがどれも四行で、短歌より少し長い程度、めちゃくちゃ読みやすい。うそです。訳によってはけっこう読みにくい。
 ルバイヤートの邦訳はたくさん出ており、僕も4~5冊持っているが、岩波文庫のやつだったら読みやすいと思います。あとは気に入ったらお好みで。
 なお、ルバイヤートはほんとに飲んだくれの薦めなのか、これは高度なイスラム教神秘主義の思想を酒に仮託して語っているのではないか、という説があり、いや説というか学者はけっこうそういう解釈の立場を取るのだが、本当にそうなのかなあ。なんか著者(ハイヤーム)がそういう人だから、みたいな話だったと思う。そういうことも文庫の後ろの解説に書いてあった。
 『酔いどれロシア』は、ソ連でウォッカをガブガブ飲んでる正真正銘どうしようもない酔っ払いを謳った詩集で、基本的にはルバイヤートとよく似ている。あとたいへん味のあるイラストもついており、おすすめ。
 そういえば「酒の本には二種類あって、酒について書かれた本(シラフで読む本)と、飲みながら読める本」だという言葉があるが後者についてはなかなかお目にかかったことがない。だが『ルバイヤート』や『ロシアの酔いどれ』は、飲みながら読めると思う。なんせ一つ一つがめちゃくちゃ短いので。おすすめ。
 酒については幾つかブログを書いたことがあるので最後にそれを紹介しておこう。

 上のはこれはブログの初期の初期に書いたもので、けっこう評判だった覚えがある。ああ、あと3分だ。
 下のはぜんぜん評判にならなかったし、記憶では青識がどうたらこうたらというコメントがついていたと思う。ほんとみんなああいう話題好きだよね。そこに書くんだっったらnoteの感想書けよ。っていうか感想っていうか褒めといてくれよ。いや、まあいいけれど。

 ああ、59分だ。ではこれでおしまい。

 

 

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