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イノベーションを加速させる!JTBグループのコミュニティづくり「nextender NETWORK」とは?

JTBが本気で挑むイノベーション創発プロジェクト「nextender(ネクステンダー)」。その一環として、挑戦を加速させ、根付かせるために、事業開発に取り組む人や関心がある人が集うコミュニティ、「nextender NETWORK」が4月から新たに始動しました。
 
「nextender NETWORK」のローンチを記念して、先日「nextender PUB」というイベントを開催。イノベーション創発に向けて、新たなコミュニティを立ち上げる狙いや、コミュニティが果たす役割、今後の展望について、イベントのレポートを交えながらお伝えしていきます。


イノベーションを創出し続けるために

JTBでは2023年の秋に、イノベーション創発プロジェクト「nextender」を立ち上げ、社会のさまざまな共創パートナーとともに、起業家輩出や新しい事業の創造を目指しています。
 
しかし、多様な挑戦機会だけでは、イノベーションが生まれる土壌として十分ではありません。いろいろな社員にインタビューを重ねるなかで、「現業を行いながら事業開発やイノベーション創発にチャレンジしていると、周囲の社員からなかなか理解されず、孤独を感じる」、「チャレンジしている人はカッコいいと思うけれど、自分には無理だと思ってしまう」、といった声が聞かれました。
 
そこで、nextenderでは、イノベーションが生まれる風土を隅々まで浸透させていくために、挑戦機会の提供だけではなく、挑戦を下支えする仕組み(=nextender KNOWLEDGE)を整えました。

「nextender」の詳細はこちら

今回紹介する「nextender NETWORK」は、イノベーション活動に取り組んでいる、あるいは、関心があるJTBグループの社員が集い、イノベーション創発に関する情報交換やネットワーキングを行うコミュニティです。JTBグループにとって、最大の資産は「人財」と「多様なパートナーとのネットワーク」。異なる意見や観点を持つヒトとヒトがつながり合い、お互いの知見を共有し合ったり、相談相手を見つけたりすることで、イノベーション創発を活性化させ、新しい価値の創造を目指します。ゆくゆくは、社外パートナーやアルムナイとの交流も取り入れていく予定です。

「nextender NETWORK」で得られる機会

ここからは「nextender NETWORK」について、もう少し詳しくご紹介します。このコミュニティでは、イノベーションに興味関心のある人同士が交流できることに加え、具体的に事業創出につなげていくため、さまざまな機会を活用することができます。
 
1.PROFILE DATABASE(プロフィールデータベース)
NETWORKメンバー全員のプロフィールをいつでも自由に確認でき、新規事業を共に開発する仲間や、相談相手などを手軽に見つけられます。イノベーション創発に挑戦する仲間を知り、組織や年次の垣根を越えてつながることができます。
 
2.BREAKTHROUGH SESSION(ブレイクスルーセッション)
新規事業の検討に行き詰まったときや、違う視点でのアドバイスが欲しいとき、メンバーに相談できる機能です。少人数でクローズドな壁打ちから、大人数でオープンなブレストまで開催することができ、自身のアイデアをブラッシュアップさせることができます。
 
3.KNOWLEDGE JUNCTION(ナレッジジャンクション)
旬なトピックやテーマに対して理解を深めるためのセッションや、それぞれの知見を出し合ってストックしていく場を、メンバー同士が共に創り上げていきます。コミュニティメンバーの知の交流を活性化させ、イノベーション創発のスピードを加速させていきます。
 
4.nextender PUB(ネクステンダーパブ)
ドリンクやフードを片手に、リアルな場でNETWORKメンバー同士が直接コミュニケーションできるイベントです。リアルな場で直接交流することで、相談相手を見つけたり、社内の人脈を広げたりすることができます。

NETWORKで得られる価値

これらの機会を通じて、「相談できる仲間が見つかる」、「事業開発のヒントが得られる」、「新しい発見がある」といった価値を提供していきます。

イノベーションに関心のある127名が集結した「nextender PUB」

ここからは、4月10日、東京・天王洲にて開催された「nextender NETWORK」のローンチイベント、「nextender PUB」についてレポートしていきます。

思い思いに談笑する参加者
nextender PUB 会場風景

会場にはJTBグループの社員127名が集結。「PUB」というコンセプトにあわせて、バーカウンターには彩り豊かなフードや、21種類のドリンクが用意されました。オープニングでは司会者から、「ここは集った人が自由に語らう『PUB』です。ステージで話す人に耳を傾けてもよし、テーブルで仲間と話してもよし。この時間を有意義に過ごしてください。」と説明。参加者は用意されたフードやドリンクを思い思いにテーブルへ運び、あっという間にコミュニケーションの輪がいくつも生まれました。

あちこちで、自由闊達な交流が生まれた

カジュアルな場からイノベーションの原動力が生まれる

代表取締役社長・山北のスピーチの様子

そしてnextender PUBの冒頭スピーチでは、代表取締役社長の山北からも、社員に向けてエールが。

自由に発言ができて、堅苦しさのないカジュアルな場が、新しいイノベーションを生む原動力になるのではないか。そういった想いでnextender PUBを開催することにしました。JTBグループは今年で112年目を迎えましたが、近年、十分と言えるほど新事業を生み出すことができていません。そこで、会社のコアシステムに、常に新しいものを生み出していく仕組みを実装しようと立ち上げたのが、イノベーション創発プロジェクト『nextender』です。この一連の動きが、社内だけでなく社外の人と、ともに取り組むイノベーションのHUBとなり、素晴らしいアイデアが生まれ、新しい事業が次々と誕生することを願っています。

その後も、登壇者の話を真剣に聞く人、自己紹介をし合ってネットワークを広げる人、あるテーマで熱い議論をする人など、自由な雰囲気でイベントが進行するなか、多くの注目を集めたのが、すでに社内で進行しているさまざまな事業創出プログラム「JUMP!!!(事業アイデアコンペティション)」、「未来創造部会(B to B領域の新事業開発)」、「Venture Builder(社内起業を目指すプログラム)」の挑戦者によるプレゼンテーションでした。

「JUMP!!!」セッションの様子
「未来創造部会」セッションの様子
「Venture Builder」セッションに聞き入る参加者

同じような志を抱いてステージに立っている社員の姿に、刺激を受けると同時に、「次は自分がこの場に」という決意を抱いているようにも見えました。
 
さらに、これまでグループ会社を立ち上げたり、事業創出を引き起こしたりしてきた先輩たちによるトークでは、後輩たちへの応援メッセージや自身の挑戦と失敗の実体験を生々しく語るシーンも。

先輩から後輩へのメッセージ

nextender PUBの終了後、参加者からは、

  • 挑戦者がそれぞれに新規事業にかける想いと、そこで生まれる泥臭く、とても純粋な開発ドラマに心打たれた。

  • 自分以外にも同じ境遇の方がいることに安心感を覚えた。どんな事業をつくるにも、苦労があることは同じなんだと分かった。

  • 熱量を持ち、頑張って行動している人がこんなにもいるんだと、良い刺激になった。

  • 大先輩の実体験は強烈で、赤裸々に語っていただけたのはありがたかった。

といった声が聞かれました。

「nextender NETWORK」のこれから

「nextender PUB」では、参加社員の挑戦に対する意欲と関心の強さが見受けられ、「nextender NETWORK」が自由で闊達なコミュニティになっていくであろう期待も感じられました。
JTBが持つ経験や資産を、もっと広く社会に還元したい。そんな思いで立ち上がったイノベーション創発プロジェクト「nextender」。今回ご紹介したコミュニティ「nextender NETWORK」が、広く、社会の皆さまとの共創の礎となるよう、社を挙げて育てていきたいと思います。また、近い将来には、社外パートナーの皆さまにも開放していく予定です。ぜひご期待ください!

※イノベーション創発プロジェクト「nextender」の詳細はこちら

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