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12/14(金)汁権利

ねこの凛ちゃんを膝に乗せながらコタツでこれを書いている。

冷え込みが厳しくなってきてからというもの、凛ちゃんがよく体に密着してくるようになった。やはり彼女も寒いのだろう。
noteやTwitterで散々さむいさむいと繰り返し言っているが、僕は夏より冬の方が断然好きだ。凛ちゃんが寄ってくるのもその理由の一つだし、何より雪が降るのがよい。

昨日、近所のスーパーに買い物に行った。相変わらずのひきこもり生活だが、買い物くらいは不安なく行けるようになっている。
先日そこそこの雪が積もっていたのを部屋から確認していたので、用心して身支度をした。さすがにいつものサンダルではまずいと思いブーツに足を入れると、何か弾力のあるものが足に当たり玄関先で飛び上がってしまった。
恐る恐るブーツをひっくり返すと、「やっと私を見つけてくれましたね・・・」とでも言いたげにワインのコルクがひとつ、控えめに転がり出てきた。
もちろん自分でコルクをこんなところに入れたりはしないので、これは凛ちゃんの仕業だろう。まんまとハメられてしまった。
イタズラの犯人は布団に潜って眠りこけているようなので、そのままブーツの紐を固く締めて外に出た。雪のことがあるので自転車の鍵は置いたまま出たのだが、アパートの前は除雪車が通ったようで雪は積もっていなかった。

久しぶりに徒歩でスーパーへ向かう。除雪車のおかげで道路は歩きやすかったが、路肩や家屋には雪が残っていた。想像していたよりも暖かく、むしろ部屋の方が寒いのでは、という疑念すら湧いてきた。
そんなことを考えながら3分ほどでスーパーに着いた。思えば徒歩でも十分に近い。カゴを手に取り、目当ての食材を探していく。

今回の買い物の目的は「汁ものの材料とお米を買う」ということだ。
ここ1週間ほどは炊いたご飯を大根ステーキ、ふりかけ(ゆかり)、かつおぶしで食べるという食生活だったが、気温が下がってきている中でさすがにこれでは体が温まらないと痛感し、なにか汁ものを作ることに決めたのだ。
具材となる豆腐、油揚げ、水菜、しいたけをカゴに入れる。しいたけが思っていたより安くて助かった。そして、お肉のコーナーで散々迷った末に鶏肉の小間肉の購入を決めた。100gあたり70円は胸肉より少し高かったが奮発してしまった。
あとは米5kgを持ち、そのままレジへ向かった。惣菜コーナーやお酒のコーナーに近づくのは危険なのでやめた。

家に帰ってさっそく調理に取り掛かる。
今回作るのは僕が「汁」と呼んでいるもので、正式な名前は知らないし、そもそも存在しないのかもしれない。
この汁の作り方は、僕が京都を訪れて間もない頃、まだ住む家が決まらず知人のシェアハウスに泊めてもらっていたときに教えてもらったものだ。
アルコール依存症だった彼は、手っ取り早くつまみになり少しでも体にいいものとしてこの「汁」をよく作って食べていた。
住む家が決まってからは彼とは疎遠になってしまったが、それから5年ほど後に何かのきっかけで再会したことがあった。彼は、いま依存症の治療施設を出たり入ったりしながら、実家でスマホゲームをしながらのんびり生活しているのだ、というようなことをストロングゼロ片手に語ってくれた。
あれから何も連絡を取らないまま僕は1000km離れた地元に引っ越してしまったのだが、今も元気に暮らしているのだろうか。

そんなことを思い出しながら下ごしらえを終わらせた。
ナベに水を入れ、鶏肉、大根、しいたけを入れる。火が通ったら豆腐、油揚げを入れる。適当なタイミングで醤油、酒、みりん、顆粒だしで味をつけて水菜を入れれば完成。レシピにするのも憚られるような超簡単メニューだ。
作り終わってから思い出したが、これに冷凍のうどんを投入すれば汁物から主食に昇格させることも可能なのだ。
冷凍うどんは後日買ってくるとして、とりあえず「汁」は完成した。大根に火が通るのに時間がかかるので、次回からは一度レンジで温めてから煮込めば更に時短ができそうだ。

この汁に七味唐辛子をまぶして食べて食事を済ませた。やはり汁物は体が温まる。2回作れるぶんの材料を買ってきたので、無くなったらすぐまた作りたいと思う。
最近noteを休みがちだったが、これからは1回あたり6時間ほどやっていた配信を1日2時間くらいにすることで書く時間を確保したいと思うので、しっかり更新していきたい。配信の方は昨日からYouTubeでも見られるようにしてみたので、よかったらチャンネル登録おねがいします。


こんな生活なのでサポートして頂けると少額でもとても大きな助けになります。もしこのノートを気に入っていただけたら、ぜひよろしくお願いします。羊肉