見出し画像

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

こんにちはー。
久しぶりに本の感想の投稿です。

いま話題のこちらを読み終えました!

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』


職場が閉店してからなかなか本屋さんに行けず、やっと行けた時には在庫なく……と悲しみに暮れていたらお友達から郵送で届きました。ありがとう!

帯にもあるように、読書史と労働史からその歴史を読み解いています。
明治時代から始まり、現代まで。
時代や働き方によって読書の目的も変わること、時代ごとの「読書とは」が書かれているのは読書好きとしてとても興味深かかったです。

現代に近づくにつれ、自分の経験してきた時代ということもあってか状況の理解がしやすくなり、なるほどこの流れがこの状況に繋がっていくのかとなりました。

本を読みたいのに、読めばいいのに、ついスマホを触ってしまって時間が溶けるのはなぜだろうと私自身も頭を悩ませていましたが、知りたいことだけ知れるのは確かに楽なことだと納得。
知らなかったことを知るおもしろさが好きで本を読むのに、疲れているとそれがしんどいということも納得です。
ただ、物語の世界に没入し現実逃避することがストレス発散になることが私にはあるので、なんとか読書の時間を生活に組み込みたいとも思います。

最後はどうすれば働きながら本を読めるのかという話で終わります。仕事も好きで休日も好きなので、半々の割合にできたらいいのに常々考えている私の理想の社会はどうやったら実現するのだろう、と考えてしまいました。
そんな社会はまだ遠そうなので、あとがきのアドバイスを心に留めて、読書を楽しむ時間を確保していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?