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土木偏愛note『from DOBOKU』

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土木広報センター情報集約・発信グループ fromDOBOKUグループのメンバーが、偏った(マニアック)な話題をお送りする、土木偏愛note『from DOBOKU』のマガジンです… もっと読む
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より偏った編集へ-令和5年新偏集体制-

土木偏愛者のみなさま、こんにちは。 偏集長のマツです。先週からケニアに渡り、仕事に忙殺されています。 マジなんです。 それを肝心な報告が遅れた言い訳にさせてください(´・ω・`)  2021年にスタートしたこのfromDOBOKUですが、さらに偏った編集を目指し、令和5年1月1日から新体制に移行しました。(3ヶ月前w) 令和5年メンバー(2023年1月1日~) 委員長 兼偏集長   松永 昭吾(土木の妖怪マツ/インフラ・ラボ) 副委員長兼副偏集長  小川慎太郎(おがしん/

土木学会魅力ある土木の世界発信小委員会中間報告 番外編~事務局~

 おはようございます。30年ほど朝5時から2時間ほどの読書を続けているfromDOBOKU偏(編)集長のマツです。どんなに忙しくて酒を控えることはあっても読書をひかえることはほとんどありません。一日2時間は本の世界に逃げ込む徹底ぶりは自分でも感心します。  さて、6月14日の土木学会定時総会まであと1ヶ月。ということは活動期間もあと1ヶ月というところで「いまごろ中間報告か~い!」とツッコミが入りそうですが、実はこの映像を撮影したのは3ヶ月前の2月12日です。委員会メンバーやメ

土木なイラスト#27 国道220号と桜島

ドボクなイラストを描いているコジヲです。 今回は、鹿児島県の国道220号と「桜島」です。 九州の道路ボランティアサポート「道守(みちもり)」活動のみなさんが、年に一度交流するイベント「みちづくりIn鹿屋2024」が10月に開催されます。 今年は鹿児島県鹿屋市で予定されており、事前のミーティングに参加してきました。 鹿児島県は大きな二つの半島があり、その真ん中付近に「桜島」があります。国道220号の安全な交通確保のため長く桜島防災工事がおこなわれてきましたが、橋梁による道路の

土木学会魅力ある土木の世界発信小委員会委員のご紹介②ーWG委員ー

 ここ数日心地よい晴天に恵まれ、それだけでなんとなく気分のいいfromDOBOKU偏(編)集長マツです。土木学会会長特別プロジェクトとして設置された「魅力ある土木の世界発信小委員会」は、6月14日(金)に開催される令和6年度土木学会定時総会をもって第111代田中茂義課長が退任、小委員会も解散となります。あと1ヶ月です。  今回は小委員会のもとに設置されたワーキンググループ(以下、WG)の委員についてご紹介します。なお、小委員会委員名簿(2024年5月14日現在22名)は、過去

土木学会魅力ある土木の世界発信小委員会委員のご紹介①

 田中茂義第111代土木学会会長のもと会長特別プロジェクトとして設置された「魅力ある土木の世界発信小委員会」(委員長 松永昭吾)には、3つのワーキンググループ(土木考究部、土木の魅力発信部、土木アーカイブ部)が設置されています。また、それらを統括して司令塔となる小委員会が設置されています。  今回は、その小委員会委員(委員・幹事・事務局)をご紹介します。ワーキンググループ委員については別途ご紹介します。 1.目的 小委員会の目的と担当するワーキンググループ(小委員会内では「

ドボクのラジオ 第258回 【土木偉人シリーズ】パッテンライ!八田が荒野にやってきた

2024年5月8日(水)放送 ゲスト:緒方英樹さん ナビゲーター:JUMI 案内役:人形町のゆみ 八田與一さんというと、土木業界にいらっしゃる方なら多くの方がご存じかと思います。 台湾南部の華南平野では、洪水、干ばつ、塩害という三重苦で貧しさにあえいでいましたが、八田與一さんは台湾総監府の土木技師としてさまざまな苦労を乗り越え烏山頭ダムを建設し、華南平野を灌漑しました。 今回は「パッテンライ!南の島の水ものがたり」というアニメ映画を紹介しました。 パッテンライとい

ドボクのラジオ 第257回 祝!ドボラジ放送5周年

2024年5月1日(水)放送  ナビゲーター:JUMI  ドボラジメンバーによるトーク おかげさまで5周年を迎えました。現役のドボラジメンバーのうち、赤井ゆきさん以外の全員でマイクを囲みました。思い出話が出るのは当然のことですが、それ以外にも、わかりやすく話すということや、ラジオならではの話し方の工夫など、ひょっとしたらリスナーの皆さんにも参考になるかもしれない話題も出たので、有意義な放送回になったと思います。 私自身は、番組の中でも普段と変わらずに「自然に話す」ように心

ドボクのラジオ 第256回 【土木偉人シリーズ】江戸に多摩川の水を引く・玉川兄弟の熱意、献身、技術

2024年4月24日(水)放送 ゲスト:緒方英樹 ナビゲーター:JUMI 案内役:赤井ゆき 今回のお相手は、緒方英樹さん。どんな「ドボクのレキシ」が聞けるのか、わくわく。 テーマは「玉川上水をつくった玉川兄弟」のお話し。 我が家のそばには「玉川上水」が流れている。というか、今回のお話を聞いて「あそこ玉川上水だったの!?」と気づいたのです。大きな道路の中央になんだか時間が止まったような空間があるのは知っていたのですが。 羽村から四谷までおよそ43kmもの距離(フルマラソン

【開催報告】土木偉人フォトウォーク in 横浜②

①はこちら 報告会 写真にタイトルをつけてもらうことで、撮影者の撮影時の思いが見る人に伝わり、見る人が撮影者の思いに寄り添うことができるので、あえてタイトルをつけてもらっています。  講評会は一緒に歩いた時間を共有し合える大切な時間にもなります。参加者の皆様には、フォトウォークで撮影したお気に入りの写真をそれぞれ3枚選び、タイトルをつけて、選んだ理由を発表してもらいました。  土木技術者からの視点、人に着目した写真、形に着目した写真など、十者十様の写真が披露されました。一

ヒヤリハットは成功体験~なぜ事故を回避できたのか?~

 おはようございます。Web版土木偏愛情報誌「fromDOBOKU(フロムドボク)」偏(編)集長のマツです。黄金週間は職場に籠城して仕事と読書に明け暮れましたが、皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。さて、5月からのマツは、例年通り各地の小中高校にでかけていき、出前授業やイベントをする中で「土木・建設の魅力」を伝える活動がスタートします。 1.土木・建設の魅力は伝わっている 出前授業やイベントを開催すると、その前後に先生や保護者とお話する機会があります。ここ最近は土木・建

【八田與一】パッテンライ!八田技師が掘った奇跡の井戸〜土木スーパースター列伝 #22

八田與一技師墓前祭GWが明けたきょう5月8日は、八田與一技師の命日。今年も、台湾政府行政院農業委員会が主催して八田技師の没後82周年となる墓前祭(逝世81周年追思會)が執り行われました。八田技師の故郷である金沢からも大勢の方が供養の花を手向けられました。 78年前から毎年、地域農民の子孫や水利会関係者によって、台湾の南部にある台南市の烏山頭ダムほとりにあるお墓と銅像の前で墓前祭が開かれています。この銅像は、ダム完成後の昭和 6(1931)年に建てられ、戦時中、地元有志により

コンセプト映像(予告編)が金賞受賞

 おはようございます。fromDOBOKU(偏)集長のマツです。私は令和5年6月9日の令和5年度土木学会総会から令和6年6月14日の一年間限定で第111代土木学会会長特別プロジェクト「魅力ある土木の世界発信小委員会」の委員長を仰せつかっております。土木学会内外の58名の精鋭たちによりこの小委員会は活動を行っている訳ですが、そのスローガンである『自分の言葉で伝える土木』を表現するために制作したコンセプトムービー(予告編)が「第24回国際企業映像協会(ITVA-日本)CONTES

分岐器工場を見学してきた!

こんにちは。 私は、ほぼ毎日鉄道の事を考えているドボジョです。 みなさんは「分岐器(ぶんきき)」ってご存じでしょうか? 鉄道の路線が2方向に分かれていたり、大きな駅に到着する際にどのホームに入るのか分かれていたりしますが、その方向付けをしているのが分岐器です。 通勤・通学で鉄道を利用されている方の多くは、1日に何度もこの上を通っているはず。結構身近な存在です。分岐器の種類や動作については、ドボ鉄Takashiさんの記事 や、既に他のYoutube動画で詳しく説明されていま

〇鉄道の分岐器を徹底解剖!〇ようこそ、分岐器の沼へ

みなさんこんにちは。ドボ鉄ことTakashiです。素敵なゴールデンウィークをすごしていらっしゃいますか?長い休みがあるならば、たまにはちょっとインフラツーリズムに出かけるなど、できると良いかもしれませんね。 FromDOBOKU鉄分向上計画を進めるべく、分岐器の世界という、ちょっとマニアックな鉄道土木の世界を探るべく、鉄道土木の世界で活躍するドボジョと一緒に、京都鉄道博物館と分岐器製造工場に潜入する動画を撮影する取材を敢行しました。(その際のYouTube動画はこの2編です