漂流教室 No.67 「『源氏物語』からかなり離れちゃったけど、またまた「花山天皇」」
終わりました。
確定申告。
今年はe-TAXに挑戦しました。
確定申告用のソフトのご指示に従って作業しただけなんですけどね。
でもモノを提出しないっていうのはなんだか不安です。
まあ、赤字なので追徴されることはないと思うけど。
さて、『光る君へ』にご登場の花山天皇ですが、
次回ぐらいで退位ですかねえ?
私としては『大鏡』で有名な道隆、道兼、道長の肝試しを見たいんですが・・・
ところで義懐さんはかなり腹黒い人物のように描かれていますが、
こんな一面もあったようです。
ある年の賀茂神社のお祭りのとき、
花山天皇は昼までに済ませたいと考えて参加者たちに辰の刻集合を命じました。今でいうと朝8時ごろですね。
ところが、例年このお祭りは午後から夕方ごろまで催されていたので
公達たちは
「まあ、お昼ごろ行けばいいだろう」
と、誰も集合しない。
花山天皇はそれはもう朝早くから準備万端で待っている。
待っているだけじゃなくて、清涼殿の坪庭に馬を連れて来て乗馬を始めちゃった。
周りの者たちはびっくりします。
そんな狭い所で馬に乗って、落馬でもしたらエライことです。
しかし、止めても聞くような天皇さんじゃない。
どうしようと、みんなでおろおろしているところへ義懐さん登場。
義懐は自ら束帯の裾を帯に挟み込み、ひらりと馬にまたがると
器用に狭い坪庭をくるりと一周したそうです。
そうして天皇に
「こんな狭い所で馬に乗ってはなりませんよ」
とやんわり申し上げたとか。
花山天皇もこれには素直に従ったということです。
年若い天皇に恥をかかせることもなく、穏やかにその場を収めた義懐は
やっぱりたいしたもんだと思います。
こんなエピソード、『光る君へ』には出しませんかなあ?
花山天皇には藤原長能(「ながよし」、「ながとう」とも)という蔵人がいて、この人もまたエピソード豊かなお方なんですが、
『光る君へ』には登場しませんかなあ?
などと考えながら日曜を待つのはなかなか楽しいものです。
さて、次はどんなお話になるのかな?
またまた業務連絡
もうすぐ今年度も終わります。
4月の新年度から勉強頑張るぞ!という生徒さん、
ひふみ塾がお手伝いします。
℡050-3637-2033
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