薄い内容を難しくするのが得意。

徒然と。

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よもやま話

1年半連れ添った傘、強風に煽られて、昨日折れてしまった。 少し早く着いた待合せのとき、襲われたゲリラ豪雨に辟易しながら飛び込んだセブイレで買った、ちょっといいやつ。 玄関を開けてふと気づく、寂しい傘立て。 あの人の香りがよぎった。 . 雹が降り霙が降りでは飽き足らず、ついに今年も雪が積もった。 名残り秋の紅葉に、彩られる雪。 完全防寒の自分を顧みて恥ずかしい。 . 異国がやっと母国になるころに現れる人攫い。 いつまでも異邦人を強いられる境遇を、改めて知る。 ジプシーダンスでも

    • 今夜、ロマンス劇場で

      1日遅れではあるが、昨晩話題となっていた映画を見た。 「今夜、ロマンス劇場で」 プラトニック・ラブの真髄を見た、という感想を抱いた。 作品で描かれている時代の邦画では、考えられないようなストーリーや結末が印象的だった。 一筋縄ではない、決してハッピーエンドとは言えないような結末。 ストーリーで描かれている、触れられないからこその葛藤や寂寥。 それらを乗り越えたことを彷彿とさせる結末。 . 以上が私の胸を打った。 様々な名映画のオマージュを、作中に散りばめているところも

      • 卒業

        私の学生生活は後5日で終わりを告げるらしい。 思えば大学に入学するまでは、順風満帆な学生生活では無かったように感じる。 中学校の部活ではある程度の成績は残したが、それは吹奏楽という団体競技で残したもの。私個人の成績ではない。 高校だって本当は音楽で進みたかった。私の地区で最も歴史があり、所謂強豪校と言われる私立の高校で吹奏楽がしたかった。しかし家庭的な事情でこれも断念。仕方なく家からほどほどに近く、ほどほどのレベルの高校に進学した。 ここでも一応吹奏楽は続けたが、先の理想と

        • 4月

          これまでずっと誰かと音楽をやってきた。 中高では吹奏楽、大学ではバンド。 やろうと思えば社会人でも出来るかもしれないけれど、まあ学生だから出来たんだろうと思う。 私は4月から学生というヴェールを脱ぐ。 そんな私はこれからどうやって音楽と向き合うのだろう。 吹奏楽もバンドも、きっともうやらない。 一人で創る音楽、まあ今までも少しずつやってきたけれど、完全に理解した訳じゃない。 きっと、その日が来ることはないだろう。 私は天才ではないので、一人で完全な音楽を創ることはきっとできな

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        • 日常
          3本

        記事

          おもうこと

          卒論は提出しましたが、此処に来て指導教官との不仲が加速してきました。卒業が危うい大学生となりました。 3月。卒業の季節。 今まで横一列だった友人が、一斉に別のベクトルへ駆け抜け始める、そんな季節。 かく云う私も、昨年6月頃に就職活動を終え、来る4月からは内定者から新入社員へと、社内の歯車となるべく研修という名の洗脳教育を受けるのである。世知辛いね。 そんな中、これまでの自分では考えられないような将来の道が、昨年の秋頃より芽生えてきた。 いや、突発的ではない。今思うとかねて

          ふと

          今月の9日に22歳になる。 ということはだ、私が6歳から音楽を始め、はや16年が過ぎようとしていることになる。 あまり認知もされていないと思うし、こういうと逆に恥ずかしいので大っ広げには言わないようにしている。 しかし、名前に″学校″という熟語が混ざっているコミュニティに身を置く年月と同じだけ、音楽に携わっていたのだと考えると感慨深いものが込み上げてくる。 6歳から小学校いっぱいの6年間はピアノを習い、中学高校はトロンボーンに勤しんだ。そして大学はギター、ボーカル、さらに

          TheAWAKE

          https://soundcloud.com/seitaro-nakagawa/the-awake-1 自作曲です、2年くらい前に書いたやつ。 インストですけど、性癖ゴリゴリに入ってます。 きいて! #作曲 #originalsong #original #soundcloud #gamesong #gamemusic #ゲーム #ゲームミュージック #東方 #東方project #persona #ペルソナ #vocaloid #ボーカロイド #ボカロ #初音ミク

          普段からやっとけば大掃除なんて要らない

          はい、ということで年の瀬です。 皆さま肝臓と神経と、お財布の中身を擦り減らしながら師走特有のひと時を過ごしているかと思います。 あるよね、この時期開催される期間限定イベント。 大掃除。 要るかも〜と思って置いていた書類、着るかも〜と思って置いていた服などなど、容赦なく捨てていくイベント。 その悩んだ時間、人生の無駄遣い。 それもまた一興。 ぼくはまだ実家に住んでいて、ぜんぜん出るつもりもなく、「来年から子供部屋おじさんかあ〜。」となんの気無しにクソの役にも立たない大学生活

          普段からやっとけば大掃除なんて要らない

          六畳一間、ぼくのすべて。

          ある日、古びれた文集を見つけた。 どうやら小学生が書いた作文集みたいだ。 . 遠い昔に、記憶も遥か忘却の彼方に、第二宇宙速度で消え去ってしまったが、どうやら私の書いた作文が載った文集らしい。 . 部屋の大掃除をしていたのだが、懐かしさのあまり、ついつい漫画やドラマのように、手を止めて読み入ってしまった。 . どうやら当時7歳の自分は、洗面台の排水溝にビー玉を転がり落としてしまい、取れなくなってしまった、という内容だった。 . まあなんとも子供らしいというか、可愛げのある内

          六畳一間、ぼくのすべて。

          頭の中にあるうちは。

          世の中の全ての事象には、いわゆる、″流れ″というものが存在しているものだ。 私は趣味で曲を書いているのだが、その際に上記のことを痛感する。 . 芸術だろうが、ビジネスだろうが、何かしらの形で創作活動を行なっている人物にとって、アイデアというものは欠かせない。 . このアイデアを生み出す私なりの方法として、 1. 頭を捻って、手を動かす。 2. 天から降ってくる。 の二種類がある。 1はそれはもう、膨大な時間と労力を費やさなければならない。非常にストレスだ。 私の作曲活

          カイジ流最高の贅沢

          表題と画像の通りである。 これだけで終わっては味気ないので、少し筆を進めるとする。 . 最近、自由な時間がかなり増えたので、物思いに耽ることが多い。 いや正確にはやるべき事は多々あるのだが。現実逃避である。 全ての人類に投げかけられた最大の問いであり、謎である、 ″人生における、生きる意味″ である。 . 結論から言うと、私が思う生きる意味とは、 自身が楽しむため、だと思っている。 . その瞬間、瞬間を楽しんで生きるだけで良い。 それで十分なのだ。 . これだけ聞く

          ニットっていつから着るか迷わない?

          近隣の小中学校のけたたましい歓声に惹かれてやって来た、金木犀の香りが、ついでに木枯らしまで運んできそうな季節。 昨今、ネット上でネタに使われ、異常気象も増えてきたことから怪しい所ではあるが、まだ確かに存在する、日本の文化、四季。 海外旅行はおろか、パスポートさえ持っていない、国際的には存在していないも同義な私が述べるのは、些か恐縮ではあるが、この四季がある日本は世界規模で考えても確かに素晴らしい土地であると感じる。 特に私はこの季節、秋が好きだ。 物議を醸すリスクを厭わ

          ニットっていつから着るか迷わない?