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GA4(Google Analytics4)とは一体何? ユニバーサルアナリティクスとの違いを解説します。

Webサイトを運営されている方であれば、Webサイト内にGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)を入れているかと思いますが、実はもうすぐで使えなくなる可能性があるってご存じでしょうか?

実は多くの方が使用されているGoogle Analyticsですが、ユニバーサルアナリティクスという以前のバージョンの可能性がありますが、それをGoogle Analytics4にアップグレードする必要があり、それをしなければ、Webサイトの分析も行うことができない可能性が出てきます。

このnoteでは、そもそも「Google Analytics」とは?というところから、切り替えるってどういう意味?というところまでを紹介していますので、是非ともご覧いただければ幸いです。

Google Analyticsとは?

Google Analyticsとは、Googleが無償で提供している、Web解析サービスの名称です。Google Analyticsを実装しているWebサイトのトラフィックやユーザー行動などに関するデータを収集し、分析することが可能です。ちなみにGoogle Analyticsでは以下のようなことが可能です。

トラフィックの解析

トラフィック(データ通信)を解析することで、ユーザーがGoogleやBingなどの自然検索経由でWebサイトに辿り着いたのか、それとも、広告で辿り着いたのかなどを分析することも可能です。

ユーザーの行動分析

Webサイトに訪問したユーザーがどのページをどれだけの時間を見ているのか、どういった順番で見ているのか?といった、ユーザーのWebサイト内での行動を見ることが可能です。そのため、どのページが読み込まれているのかや、このページはすぐに離れられてしまうといったサイト内の分析にも使用することが可能です。

コンバージョンの追跡

Webサイトのお問い合わせページや、ECサイトの商品購入完了ページを設定しておくと、ユーザーがどの時間にお問い合わせをしたのか、どういう経緯で商品を購入したのかなどを分析することが可能です。そのため、ECサイトの場合は、その商品購入フローに合わせたその商品に特化したLPを作成するのにも使用することが可能です。

レポートの作成

Google Analyticsでは主に上記3つのデータを基に、レポートを作成することが可能です。広告屋やマーケティングに特化している企業であれば、独自フォーマットに当て込んだ分析レポートを出すこともありますが、自社で運用している場合だと、Google Analyticsから吐き出すことができるレポートで十分かと思います。

ユニバーサルアナリティクスの終わりを告げる

Google Analyticsですが、現在使用されているバージョンというのが2005年にリリースされた「ユニバーサルアナリティクス」と言われているモノで、長らくWebマーケティングに携わる人間以外にも、企業でWebサイトの運用担当者、アフィリエイターなど幅広い層に愛されてきました。
ただ、2022年3月16日に長らく愛されてきたユニバーサルアナリティクスが2023年7月1日をもって終了することが発表となりました。

正確には、2023年7月1日にデータの収集するのが止まるが収集したデータのダウンロードなどはできる状態です。ただ、2024年1月1日以降のいずれかの日にはそのデータのダウンロードを含め、今まで収集したデータ自体が閲覧することができなくなってしまいます。
※まだいつ、見ることができなくなるのかまでは公表されていません。

ちなみに

引用:Google Analytics(UA)

ユニバーサルアナリティクスを開いたり、メールで上記のような画像が来た覚えはありませんか?正直、Webサービスなどの「今なら●●時間内に契約した方に~」というような感じの表示方法ですが、これももうすぐで移行になるために、早急にしてくださいねという流れの一つです。

Google Analytics 4に完全移行が決定

ユニバーサルアナリティクスのサポートが終了となりますが、実は2020年10月に後継バージョンである「Google Analytics 4」がリリースされました。リリース時はまだ、Google Analytics 4に関する情報が出ていなかったのと、まだユニバーサルアナリティクスを使用できなくなるという情報も出ていなかったので、そこまでの利用者自体は数える限りだったようですが、最近では利用者数も逆転している模様です。

Google Analytics 4の特徴は?

ユニバーサルアナリティクスのリリースから約15年を経て、新しいバージョンのGoogle Analyticsが誕生しましたが、どういった違いがあるのかや、特徴なども含めて紹介します。

Webとアプリを横断しての計測が可能に

Google Analytics 4ではWebとアプリを横断したとしても、1人のユーザーとして計測することが可能です。従来のユニバーサルアナリティクスの場合は、WebはWeb、アプリはアプリといった個別で計測するがありました。ただ、SNSの利用が当たり前になり、5Gなどの活用もされることから、Webサイトからアプリへ移動し、そこで操作を行ったとしても、同一ユーザーがそのように動いたという計測をすることが可能です。

そのため、これまではパソコンとスマホを横断して使用や、Webサイト⇒アプリという横断したユーザーの行動パターンやコンバージョンフローの計測が容易になり、分析もしやすくなることから、包括的なユーザーエクスペリエンス(顧客満足度)を把握し、ビジネスの更なる展開や、マーケティング施策にも活用させることが可能です。

イベントベースでの計測が可能に

ユニバーサルアナリティクスでは、PV数やセッション数といったデータの収集が出来ていましたが、Google Analytics 4ではそれに加えて、クリック数、スクロール、ページ内に入れている動画の再生数といった、細かいデータなども収集することができます。

そのため、これまで「このページの滞在時間ってなんで高いんだろう?」という疑問に関しても、ビデオが入っていた場合はそれを見ていたのか、それとも単に放置をされていたのかなどを見極めることも可能です。

AIでの自己学習でアドバイスしてくれる

Google Analytics4にはAI機能が搭載されており、収集したデータを分析し、ユーザーの次の行動パターンやコンバージョンを獲得できる予測を立てたり、トラフィックやコンバージョンの急激な低下に関してはアラートを作成してくれたりと、こちらが何もアクションを起こさなくても、AIが自動的に判断して、対処をしてくれるようになっています。

プライバシーに尊重したデータ収集

Google Analytics4では、GDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)に準拠したデータの収集を行っています。また、最近ではサードパーティ製のクッキーが廃止される方向に向かっている中、このGoogle Analytics4ではクッキーに依存せずに計測IDを活用して、データの収集を行っております。

まとめ

今回は、「さよなら、ユニバーサルアナリティクス。いらっしゃいませ、Google Analytics4」という内容の記事を作成しましたが、いかがでしたでしょうか。まだ、ユニバーサルアナリティクスのままの方で、どのように切り替えたらいいのかわからないという方は、是非とも弊社、日本リブラインまでお問い合わせを頂ければと存じます。弊社のお問い合わせフォーム、もしくはTwitterのDMから受け付けておりますので、気になるという方はお問い合わせくださいませ。


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