じいじ 保育士を目指す! 春の嵐
さて、今朝も風雨が強い朝
東京は朝から雨風共に強い嵐といった感じ。
これが前日の21時。前線(青い寒冷前線と赤い温暖前線)の上のLが低気圧で北東方向に30ノットという移動速度(ノットは1.852km/h)という事は12時間後のおおよその移動距離が666.7kmで660から700km移動している事になる。
緯度(天気図の上下方向に10度毎に水平方向に線がある)10度で約1100kmだから北海道辺りで前線がその下にいることになる。東京のピークは夜半から早朝にかけてだろうか。高気圧が前方にいるから気圧配置が狭くなって強い風が吹くことになる。
これは高層天気図といって実況天気図が地上付近の気圧配置を示しているのに対して上空の気圧状況を示し、500hPaは低気圧(高気圧)の位置とその動き(移動方向)と前線の関係を現している。
ここで、赤い線がトラフという気圧の谷、青い線がリッジという気圧の山。黄色線で(おおよその)強風軸の流れ方向を書いてみた(もう少し北東方向に上がっているかもしれない)。トラフは低気圧に対応して、リッジが高気圧に対応する。
トラフが朝鮮半島に位置して、地上付近が日本海側にあるのは、発達している低気圧の軸中心が傾く(発達中の気圧の垂直方向構造の特徴)からである。ちなみにGWは海上強風警報という意味であり、強い風を伴っている。
という感じで解析してみると趣味でも、今日の気象状況ってこんな感じで春の嵐(低気圧)が発達しながら過ぎていくのがわかる。
鬱陶しい通勤時間帯の低気圧通過であるが、こんな感じのメカニズムで気象は動いているのだと考えると、ほんのちょっとは鬱陶しさも紛れるかもしれない。かな?
でも、この低気圧は桜がまだ咲いていないから散らさないでよかったかも。例年だったらこの低気圧通過でだいぶ散らしていたかもしれない。
さて、今日はこの辺で。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?