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じいじ 保育士を目指す! 同志

帰り道で

 今日も満月だ。それも正統な黄色い満月。絵本や何かにはこっちのお月様の方がメジャーなのかも知れない。昨日見た月は色白お月様だった。

 きっと、その映像に音楽を流すとすれば、ベートーヴェンの月光(ピアノソナタ第14番)がピッタリだと思う。だから、私は色白お月様が好きだ。

 そんな今夜、帰宅の途中で例によって車窓から見える富士山を楽しんでいた。車窓から見える富士山を楽しんでいる人間はこの車両にはいない。大抵の場合、スマホの画面に御執心か、ご就寝中か、そういう人が多数である。

 私は、車窓からビルなどの障害物の間から見える僅かなタイミングで見え隠れする富士山のシルエットを確認する。

 ふと、目線を目の前に合わせると、小学生が車窓を眺めている。というよりかなり食い入る様に見ている。視線の先は車窓から見える風景というより私と同じ一点だ。

そう、この車両には仲間がいたのだ。何十人も乗っている中、二人だけが同じ対象物を眺めている訳だ。

 が、富士山を楽しんでいるのが小学生と私という。。。興味の対象が同じなのかと思う気持ちもないではないが、「富士山いいよね」と思うのだった。

 思いがけない同志の発見だった。

さて、今日はこの辺で。

月光ソナタ

ピアノソナタ第14番(ピアノソナタだいじゅうよんばん)嬰ハ短調 作品27-2幻想曲風ソナタ』("Sonata quasi una Fantasia")は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン1801年に作曲したピアノソナタ。『月光ソナタ』という通称とともに広く知られている。

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