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他人を助けると自分も元気になれる

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、様々な高齢者の方々と接する中で、人との繋がりや、助け合いの大切さについて深く考えさせられることがあります。

そんな中で、特に実感しているのが、他人を助けると自分自身も元気になれるということです。

介護の仕事は、決して楽ではありません。体力的にきつい仕事も多く、時には入居者様の方から厳しい言葉をかけられることもあります。

しかし、そんな中でも、私がこの仕事にやりがいを感じられるのは、誰かの役に立つことができたと感じた時です。

1. 誰かの役に立つ喜び


ある日、私が担当していたおじいちゃんが、食事中に突然倒れてしまいました。私は慌てておじいちゃんに駆け寄り、救急車を呼びました。

病院で検査を受けた結果、おじいちゃんは軽い脳梗塞を起こしていたことがわかりました。幸い、後遺症も残らず、おじいちゃんは無事に退院することができました。

退院後のおじいちゃんは、私にこう言いました。「あの時、助けてくれてありがとう。本当に感謝しているよ。」

おじいちゃんの感謝の言葉は、私の心に深く刻まれました。そして、誰かの役に立つことができたという喜びを、全身で感じました。

2. つながりの実感


介護の仕事は、入居者様の方と密接に関わる仕事です。入居者様の方の生活のサポートをするだけでなく、時には人生相談に乗ったり、一緒に談笑したりすることもあります。

ある日、私が担当していたおばあちゃんが、孤独を感じていると私に打ち明けました。おばあちゃんは、家族や友人と離れて暮らしており、話す相手がいないとのことでした。

私は、おばあちゃんの話をじっくりと聞き、励ましの言葉をかけました。そして、その後も定期的におばあちゃんの部屋を訪れ、話を聞いたり、一緒にゲームをしたりしました。

そうしていくうちに、おばあちゃんと私は、深い信頼関係を築くことができました。そして、おばあちゃんは孤独を感じなくなり、笑顔が増えました。
おばあちゃんの笑顔を見るたびに、人と繋がり、互いに支え合うことの大切さを実感しました。

3. 自信と成長


介護の仕事は、常に新しい知識や技術を学ぶ必要があります。入居者様の方の症状や状態は様々であり、それに対応するためには、常に勉強を続けることが求められます。

しかし、努力すれば必ず成果が出ます。入居者様の方の症状が改善したり、感謝の言葉をかけられたりすると、大きな自信に繋がります。

また、介護の仕事を通して、様々な経験を積むことができます。その経験は、自分自身を成長させる貴重な糧となります。

4. 社会貢献を実感


介護の仕事は、高齢者の方々の生活を支え、社会に貢献する仕事です。自分の仕事が、誰かの役に立っているという実感を持つことは、大きなやりがいとなります。

ある日、私が担当していたおじいちゃんが、私にこう言いました。「あなたは私の天使だよ。ありがとう。」

おじいちゃんの言葉は、私の心に深く響きました。そして、自分が社会に貢献しているという実感を、全身で感じました。

5. 生きる意味を見つける


介護の仕事は、人々の命と向き合う仕事です。入居者様の方の死と直面することもあります。しかし、そんな中でも、私たちは希望を捨てずに、入居者様の方の最期を支えていきます。

ある日、私が担当していたおばあちゃんが、静かに息を引き取りました。おばあちゃんは、最期まで穏やかな顔で、私を見つめていました。

おばあちゃんの死は、私にとって大きな悲しみでした。しかし、同時に、人の命の尊さを改めて実感しました。

そして、介護の仕事を通して、生きる意味を見つけることができたと感じました。

介護士として


私は、介護の仕事を通して、多くのことを学びました。そして、これからもこの仕事に誇りを持ち、入居者様の方々に寄り添い、支えていきたいと思っています。

もし、あなたも他人を助け、社会に貢献したいと思うなら、介護の仕事はいかがでしょうか?

介護の仕事は、決して楽ではありません。しかし、誰かの役に立つことの喜び、人と繋がり、互いに支え合うことの大切さ、社会貢献を実感することの喜びを味わえる、素晴らしい仕事です。

ぜひ、介護の仕事を通して、自分自身の人生を豊かにしてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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