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医療ソーシャルワーカーの業務日記⑮〜家族と距離を取る患者さん

皆さんこんばんは♪

いつもソーシャルワーカー21の記事をご覧くださり、誠にありがとうございます!!

今日は久しぶりの業務日記です。

業務日記を中心に書いていた時期もありましたが、ネタがなくなると思い一時休憩していました。笑

最近私が担当している患者さん。

60代、男性の方です。

他の病院から救急搬送されてきて、そのときは身寄りなしという情報でした。

その後状態安定し、会話もできるようになりました。

身寄りがなく、手続き関係のこともあり、ソーシャルワーカー21が担当することになりました。

そんなある日、前に入院していた病院の医療ソーシャルワーカーさんから「家族から連絡があり、本人のことを心配していた」「本人のために協力したいと話されているため、家族と連絡をとってほしい」と依頼がありました。

患者さんに伝えたところ「連絡しないでほしい」と言われてしまいました。

病院としては本人の了解がないまま、ご家族に連絡はできません。

その後定期的に声掛けをしていた際に、「家族はいい人なんだ」「迷惑かけたくないから連絡したくない」と本人が気持ちを伝えてくれました。

その後話し合いを続けて、家族に連絡することの了解を得られました。

その後家族と連絡がつき、家族は本人の安否確認ができたことを喜ばれていました。

患者さんは治療継続のため、長期間の入院が必要です。

看護師さんと話をしていましたが、ご家族と連絡が取れるとスムーズに進むことが多いです。

日本の特徴として、家族を大切にする文化があります。

そのため入院した患者さんのご家族に大きな負担がかかることも多々あります。

今回はご家族が協力に名乗りを上げていただいたため、病院スタッフとしては助かりました。

本人も口では「会いたくない」と言っていますが、少しホッとしている感じでした。

医療ソーシャルワーカーに限らず、病院スタッフは患者さんの表の言葉だけではなく、その裏に隠れた本音の言葉を引き出すことも必要です。

表に出た言葉だけに左右されてしまうと、本当に希望していることが叶わない可能性もあります。

本音を引き出す支援または、言葉の裏にある本音を読み取る支援ができれば、それが患者さんにとって良い結果につながると思っています。

今回の結果は連絡がつながった家族がとてもいい方。

患者さんが迷惑をかけたくないと言っていた理由がよくわかります。

もちろん家族と連絡がつくということが絶対に良いとは限りません。

それを見極めるためにも病院スタッフが判断していく必要がありますね。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました😊

明日もよろしくお願い致します🙇‍♂️

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