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宗教や信仰についての雑記 #112

◯変性意識状態?

先日久しぶりに、若い頃に瞑想の真似事をしているときに感じた、妙な感覚に陥ることがありました。耳鳴りが頭全体に広がり、体の感覚が薄くなって、意識がふわふわと宙に浮いているような感じです。若い頃はそのような感覚になることが時々ありました。幽体離脱というほどのものではなかったのですが、それも変性意識状態の一種だったのかもしれません。

今ではそのような状態になることは滅多にありません。その頃も、そのような状態になるのは休日の午前中だけでした。それは身体の状態に依存したものように思えました。

その頃、休日の午前中にそのような状態になって、何だか意識のレベルが高くなったような気がしました。でも、また平日になって仕事が始まれば、イライラしたりクヨクヨしたりの連続で、その意識状態には現実的な効果は観られませんでした。

おそらく変性意識状態というものはひとつの心理的な現象に過ぎず、それ自体は良いものでも悪いものでもない、ニュートラルな現象なのでしょう。

その現象を、より良く生きるため、魂を高めるために活用するには、それなりの経験と智慧が必要な気がします。
ですから現象そのものに目を奪われるのではなく、それとともに様々なことを学ぶ姿勢が大切なのでしょう。
そのためにはやはり根気と努力が必要なはずです。

一朝一夕に全てがうまくいくような魔法は、現実には存在しないということなのかなと、久しぶりの感覚の中、そんなことを考えました。

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