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お話を書いたり📕絵を描いたり🖼間取りを描いたり🏡縫い物🧵をするのが好きです。 ここには…

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お話を書いたり📕絵を描いたり🖼間取りを描いたり🏡縫い物🧵をするのが好きです。 ここには書いた小説を載せていきたいと思います。 ときどき絵や、生き物の写真とかも載せていくと思います。 だいぶ人見知りですが、よろしくお願いします。 Instagramもぽつぽつやってます。 福岡在住。

マガジン

  • 〈小説〉青い目と月の湖

    長編小説なのでこのマガジンにまとめていきます。 とはいえ『腐った祝祭』ほど長くはないです。 魔法使いと呼ばれる男が出てきます。

  • 3行日記

    3行日記をまとめてみる。

  • エッセイ てきな

    「わたしと海」のお題で書いたものがあるので、ここに置いています。 他にも書いたらここにまとめていきます。

  • 〈小説〉短編集

    短いお話をまとめていきます。

  • 〈小説〉福岡天神・流しのバーテンダー

    この時はドタバタラブコメディが書きたかったのです。 しかも自分が楽しむこと優先だったので、人が読んで面白いかどうかは全く判りません。舞台になる天神の説明もそんなにありません。今はない建物もお店も普通に出てきますので、今の福岡天神の参考にはなりません。読むのがつらくなったら飛ばしてください。結構つらいかも知れません。あ、でも本心では読んでいただきたいのです。

最近の記事

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mitsuki の マガジン・マップ

🌼 記事が増えてきたので、見やすいように並べてみました 🌼 小説 エッセイ & 日記 絵

    • 小説|青い目と月の湖 19

       湖の真上の空は、珍しく透き通った青をしていた。  ちゃぽん、ちゃぽんと、時おり舟を打つ波の音が響く。  魔女ではない。  思いもしないことだった。  母は自分を魔女だと言い、私を魔女の娘だと言ったのだ。  母は、そのずっと昔の母達も、自分を魔女だと思っていたに違いない。  もしクロードの言うことが本当なら、彼女たちはそれを信じたまま人生を送ったことになる。  それは、とても切ないことのように思えた。  しかし、不思議とマリエルは、自分でも当然受けてもよさそうだと

      • 親戚のおうちの近くの美味しいピザ屋さんのピザを食べた。 今日も美味しかったけど、レンコンの入ってた方はやや塩味が強かった。 自分の家だったら、ゆでたブロッコリーとかを乗せて食べれて、さらに美味しそうだと思った。

        • 変な音がすると思ったら、花火大会があってたみたい。 今日は仕事だった。 そしていよいよ明日から……、二連休!普通だなʕ⁠´⁠•⁠ ⁠ᴥ⁠•̥⁠`⁠ʔ。

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        mitsuki の マガジン・マップ

        • 小説|青い目と月の湖 19

        • 親戚のおうちの近くの美味しいピザ屋さんのピザを食べた。 今日も美味しかったけど、レンコンの入ってた方はやや塩味が強かった。 自分の家だったら、ゆでたブロッコリーとかを乗せて食べれて、さらに美味しそうだと思った。

        • 変な音がすると思ったら、花火大会があってたみたい。 今日は仕事だった。 そしていよいよ明日から……、二連休!普通だなʕ⁠´⁠•⁠ ⁠ᴥ⁠•̥⁠`⁠ʔ。

        マガジン

        • 〈小説〉青い目と月の湖
          19本
        • 3行日記
          314本
        • エッセイ てきな
          4本
        • 〈小説〉短編集
          2本
        • 〈小説〉福岡天神・流しのバーテンダー
          8本
        • noteの使い方を探り探りしながら長編小説を載せてみる
          31本

        記事

          ぺらぺら

          こないだ日記に書こうと思って忘れてたことを、今日出勤して思い出したのは、会社がとっている朝刊の中にそのカレンダーが入っていたからで、我が家に来る朝刊にも先日同じものが入っていた。 そのカレンダーは月末ごろにその他の折り込みチラシと共に差し込まれている新聞社名入りの「あしたのメモ」というA4サイズ1枚のカレンダーなのだが、これを我が家では重宝していて、毎月壁に貼って家族が予定を書き込んでいる。 厚手の紙で出来ていて壁に貼った状態で字を書くのにも何の問題なかったのだが、だが!

          ぺらぺら

          おなかがちょっとキリキリ痛い。 夕飯の後にナッツ類を食べすぎたせいかも。 気を付けよう。。。

          おなかがちょっとキリキリ痛い。 夕飯の後にナッツ類を食べすぎたせいかも。 気を付けよう。。。

          出勤途中にあるヤマボウシが今年はとても顔色が悪い感じ。 そのすぐ近くにあるマンションの植栽のツツジがすっかりモチ病にやられていて、同じ菌がついてしまったのだろうかと考えている。 日当たりのいい場所なのに。

          出勤途中にあるヤマボウシが今年はとても顔色が悪い感じ。 そのすぐ近くにあるマンションの植栽のツツジがすっかりモチ病にやられていて、同じ菌がついてしまったのだろうかと考えている。 日当たりのいい場所なのに。

          あっという間に時間が経つ。 今日も少し肌寒かった。 モヤモヤと面倒なことが渦巻いている。

          あっという間に時間が経つ。 今日も少し肌寒かった。 モヤモヤと面倒なことが渦巻いている。

          先程noteを開いた時に何かお知らせがピョンと出てきてたのだけど、それをもう一度見てみようと思ってもどこで見れるのかが判らない。。。 今日は割と肌寒かった。 職場に新しい人がどんどん増えてるのだけど、私が別部署に異動できないかと上司に言ったことはどうもスルーされている様だ。

          先程noteを開いた時に何かお知らせがピョンと出てきてたのだけど、それをもう一度見てみようと思ってもどこで見れるのかが判らない。。。 今日は割と肌寒かった。 職場に新しい人がどんどん増えてるのだけど、私が別部署に異動できないかと上司に言ったことはどうもスルーされている様だ。

          小説|青い目と月の湖 18

           ハンスの話しによれば、彼女が母親以外に出会った初めての人間がハンスだったのだ。  クロードは二番目だ。  他人との会話に慣れていない彼女には、長ゼリフ過ぎたようだ。  クロードはマリエルを慌てさせないよう、落ち着いた様子を心掛けてその返事を待った。 「その、文書として、残っている訳ではありません。当家の歴史書、歴代史のようなものはありません。言葉通りの言い伝えです。私は母から聞き、母は祖母から聞いたんです。自分たちが魔女の一族であること。湖に守られていることを」 「君は先

          小説|青い目と月の湖 18

          今日は本を返しに行った。 雨が降った。 スコーンを作った。

          今日は本を返しに行った。 雨が降った。 スコーンを作った。

          小説|青い目と月の湖 17

           ノックの音でドアを開けると、ハンスが溢れ出しそうな笑顔を上に向けていた。  その頭の後ろ、少し高い位置には、マリエルのはにかんだ顔があった。  クロードはハンスに視線を戻して言った。 「どうした?」 「遊びに来たんじゃないか。来ていいって言ったでしょ、こないだ」 「そうか。忘れていた」  クロードは少しとぼけて、二人を家に招き入れた。  先日、クロードの伝言によってマリエルに会えたハンスは、配達の時にその礼を言い、マリエルをここに連れてきてもいいかと聞いたのだった。  クロ

          小説|青い目と月の湖 17

          本読みの日

          今日は家の人達が酒蔵巡りのイベントに行く予定で、私は久々に一人でのんびり休日を過ごせると密かに楽しみにしていたのだが、そろそろ出かけてもいいんじゃない?という時刻になってもまだ家にいるので、聞いてみると天気が悪いから止めたと言う。 確かに今雨が降っているけれど、朝はけっこう晴れていたので、「晴れとるやんけ……」と内心思いながら、結局やるつもりだったスコーン作りは気分がのらなくなってやめ、そうそうに部屋にこもって読書に専念した。 でもお蔭で読了、birdfilm増田達彦さん

          本読みの日

          小説|青い目と月の湖 16

           マリエルは恐れながらも、クロードの傍に近付いた。  そして、ブルーグレーのドレスが汚れることも気にせず、その場に膝をついた。  クロードを見つめ、怖々と口を開く。 「あなたは、魔法使いさん?」  クロードは返事をするのに間を開けた。  平常の呼吸は戻ってきていたが、まだ声は嗄れていた。  それに、普通の人間と気の利いた会話が交わせるほどに、体力が回復している訳ではなかった。  それで、やっと出した言葉は、少し怒ったような調子で発せられた。 「あんたがマリエルか」  クロード

          小説|青い目と月の湖 16

          小説|青い目と月の湖 15

           マリエルは湖の西岸に広がるスミレの野原を歩いていた。  小さな黄色いスミレの花が咲き始めた頃で、湖のすぐ縁までそれは続いている。  湖から風が吹き、その花とマリエルの髪を優しく揺らした。  足を止めた。  湖から吹く風を、マリエルはいつも暗示のように感じていた。  不穏に感じた時、城に閉じこもっていると、そのうち嵐がやってくる。  優しく感じた時、外に出てみると、森の何処かで咲いた空木の花びらが風に運ばれ、湖に幻想的に舞い降りて目を楽しませてくれる。  いつもそんな具合だ

          小説|青い目と月の湖 15

          小説|青い目と月の湖 14

           息苦しさに、クロードは足を止めた。  クマザサやニリンソウなどの群生にたまに出くわし、辺りが明るくなることもあったが、概ね高木の立ち並ぶ薄暗い森を歩いていた。  白っぽい肌をした真っ直ぐに伸びる木に手をつき、息を整えているクロードを、ハンスは見上げた。  この辺りはブナの原生林で、どの木も三十メートルもの高さを持っていたが、その木肌の色のお蔭で今までに歩いてきた場所よりは明るく感じられる。  クロードの額に、汗が滲んでいるのがはっきりと見えた。  クロードはコートを着てい

          小説|青い目と月の湖 14