同情と恋の狭間で

北新地の有名キャバ嬢ひめかちゃん。
少し前に、かけるんというエクシアの社長との関係が炎上して、インスタに謝罪コメントを出して話題になっていた。
そのインスタの内容は、実はかけるんにガチ恋していました、というもの。
当時の私はそれを読んで、本当かよって思っていた。
だってひめかちゃんくらい可愛くて人気者の女の子が、ふたまわりも年上のあんな感じの男性好きになるかな…
枕営業だと体裁が悪いから、若くて無知で盲目になってましたってことにしてるだけじゃない?って。


でもこの記事を読んで、あ、これはガチで恋していたやつだ、と思った。


どこでそう思ったかというと、この部分。

お店に頻繁に来て頂くようになった当初は『俺についてこい』という偉そうな感じで、たくさんいらっしゃるお客さんのひとりでしかありませんでした。だけど、1年ほど前からかな。彼の仕事についてSNSでいろんな疑惑を目にするようになりました。それと共に菊地さんがどんどん弱っていっているように見えたんです。でも彼は私の前では気丈に振舞って、常にカッコつけてるんです。そんな彼を見てると……私、励ましてあげたいと思うようになっていました

あーそうかー
ただ単にお金を使ってくれるからとか、お姫様扱いしてくれるからとか、そういうことじゃないんだな、
弱っているのに自分の前では無理をして頑張っている姿にキュンと来ちゃったんだなって思って、その感情にはすごく共感できた。

もちろんたくさんお金を使ってくれる太客だった、というのは大前提だと思うけど。
でも初老のおじさんが、落ちぶれかけながらも必死になって自分の前で見栄を張っている姿に、哀れさと同時に可愛さとか愛おしさとか感じちゃう気持ちはとてもよく分かる。

男性には見栄を張ってほしい。
私のために無理をしてでも頑張ってほしい。
世界を敵にまわしても自分だけのヒーローでいて欲しい。
そういう乙女心ってあるよね。
良い悪いは別として、太古の昔からDNAに刻み込まれているんだと思う。

例えばつれない態度をとっているのにしつこくアプローチするのとかも、一方的な気持ちの押し付けみたいなのだったら怖いし気持ち悪いけど、
私のことを考えて一生懸命あれこれしてくれているんだなってそこに思いやりとか健気さみたいなのが見えるととても魅力的に映る。
自分のために必死になっている、そしてその姿が少し哀れである、というのはめちゃくちゃ女性に刺さるポイントなんだと思う。笑


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