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カウントアップの日

娘が小学校を卒業しました。

雨続きで心配だったお天気もスッキリと晴れ、
少し肌寒いけれど穏やかな上天気でした。


式が終わり教室で先生とのお別れ会をするとき、最初からほとんどの子が泣いちゃって、娘も大号泣でハンカチで涙を拭いていました。
家では女王様の娘も、学校ではクールキャラだと思っていたのに、こんなにグスッ…グスッ…
と泣いていたので驚きました。 

そんな娘の姿を見て、私も主人もウルッときました。

卒業式当日をゼロにした、カウントダウンポスターをクラスで作成してあって、当日が「卒業式まであと0日」になっていました。

担任の先生が、「カウントダウンってさみしいから、今日が卒業してから羽ばたくという0日に変えます!」と言われてカウントアップの日になりました。カウントアップは明るい響きです。

なかなかカッコいいこと言うな先生、と思いました。


新卒で赴任して三年目の先生なんです。
ピチピチの若者。話しやすいし、みんなのお兄ちゃんという感じで好印象ですが、頼りないなぁと思うときもありました。(失礼)

先生にとったら、4,5,6年生と持ち上がりの子もいて、初めての6年生の担任でプレッシャーもあったと思います。無事に全員卒業できて嬉しいです。ありがとうございました。

6年間の振り返りをすると、1年生の秋くらいまでは、「ママと一緒に行きたい」と正門まで毎日一緒に登校していました。
私も仕事があるので、「これって、まさか一生続くの?」と不安でした。

それから…
「学校に行きたくない」と、夜眠るときに涙を流しながら話してくれたこと。

授業中、悲しくなり泣いてしまったと娘から聞いたこと。

心配して連絡帳に書くと、先生から「本日も泣いていたので、どうしたの?と聞くと『ママがいい』と言われます。一年生ではよくあることなので心配されなくても大丈夫ですよ」
と返事をもらったこと。

2年生の終わりから3年生の6月頃まで、コロナ禍で学校に行けなかったこと。

3年生から弟が入学して、朝一緒に登校するようになったこと。

「ママこっち来て」「ママ抱っこして」と言わなくなったこと。(さみしい)

私は娘マニアなので、学校のことを聞くとウザがってあんまり話してくれなくなったこと。

お友達とちょっとしたトラブルはあったけど、元気に学校へ通ってくれたこと。

入学してから30センチ以上背が伸びたこと。


過ぎてしまえば本当にあっという間の6年間でした。

小学校ってある程度一人でなんでもできるので、親子の密度は保育園のときよりも低いです。
学校生活は見えないので、こんなに皆で泣いちゃうくらい別れが惜しいクラスだったんだなぁと初めて知りました。

羨ましいです。自分が小学生の時は泣くのが恥ずかしいと思って泣けませんでした。
そんなにクラスに思い入れもなかったなぁ…


それから皆で歌をうたったり、花束を先生へ渡したり、しんみりしたお別れ会ではなく、笑ったり泣いたりいそがしそうでした。


最後に先生は「『素直さ』と『謙虚さ』を大事にしてください!」と話されました。
うんうん、大事です。

「皆がいるのが当たり前だったから、明日から皆いないんだよな…当たり前ってすごいことなんだよ」と、また泣いて男の子たちに笑われてました。

素敵な仲間に囲まれて、幸せな学校生活だったと思います。

とても素敵な卒業式でした。

これから娘は中学生になります。
月並みですが、いろんなことに挑戦して楽しい中学校生活を送ってほしいです🍀
母は後ろから見守っていきます。

読んでくださりありがとうございました。

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