見出し画像

好きな漫画②

こんにちは。

今回は、猫十字社さんの「小さなお茶会」です。

はじめて読んだのは、小学校低学年のときと思います。
いとこのお姉ちゃんから貸してもらって、何度も読みました。

白泉社のコミックで、当時、「なかよし」を愛読していた私には、大人っぽい漫画だったんです。

絵が好みだったのと、一話完結で、短い!
というのが、私の中にヒットした理由です。
大人になって、完全版を買いました。

猫の夫婦、ドジっ子奥さんの「ぷりん」と作家の旦那さん「もっぷ」の日常を描いています。

ぷりん奥さんは、お菓子作りが上手なので、
よくケーキやクッキーを焼くんですね。
その描写がかわいいし、美味しそうなんです。
私は、なんでも影響を受けやすいので
「小さなお茶会」から影響を受けたものが、
多いです。

「紅茶」「カゴ」「観葉植物」「モザイクタイル」「猫足バスタブ」「本」「パン」「万年筆」「ドレッサーの引き出しの中」「寮生活やルームメイト」などなど…

「赤毛のアン」や、「シルバニアファミリー」
の感じです。

当時、田舎の小学生だった私に、このメルヘンがぶっ刺さったんでしょうね。
畳で布団で寝ていた私は、木製のベッドや、籐のカゴの自転車に憧れました… 
(ほら、だって家のコップは、ワンカップ酒のコップだよ!)

絵柄も、おはなしにでてくる小物も全てが
カワイイです。(毎回言ってますね)

あと、結構、哲学的なおはなしもあって、
子どもの頃はよく分からなかったんですけど、背伸びして読んでました。なんか大人なコミックを読んでる私すごい!みたいな感じでした。

今でも、深く読んだら分かりません…
すいません。 「ほどほどにデカダンなケーキ」
とかイメージが湧きません。

でも、一話一話、素敵なおはなしばかりで
大好きです。 

もっぷが、「作家の会合があって、今日は帰らない」と、当日いきなり言うお話があります。
それはウソで、会合はないんです。
「一人になりたいときがある」という理由で、ホテルで一泊するんです。
別に喧嘩したとか、ぷりん奥さんが嫌いとかの理由ではなくて。(帰りには、ぷりんへお土産を買ってきていました)

ぷりん奥さんは、ウソって気づいているけど、
なんにも聞かないで「行ってらっしゃい」と 送り出す。
それで、いきなりやってきた一人時間を楽しむ!という話があるんですね。
せっかく一人なんだから!と言って、二度寝したり、夜中にお菓子を食べたり、一人時間を満喫していてかわいいんです。

子どもの頃は、ウソついてひどいな、なんで結婚してるのに、一人になりたいんだろう?と思ってました。

しかし大人になると、
ぷりん奥さんの目線になってしまい、ぷりんアンタえらいねぇ…もっぷも、一人になりたい時あるよねぇと、感じ方が変わりました。

二人は理想の夫婦だな、と思っています。

話は変わりますが、うちの主人は全然「もっぷ」ではありません。私も「ぷりん奥さん」では、ありませんが。

しかし!! 主人がどっか行く時は、基本、詮索しません。ほら、そこはぷりん奥さん見習っているでしょ!? ぷりん奥さんみたいでしょ!?

主人は、家で一日中じっとしてられない人で、キャンプから帰ってきてクタクタで「寝みぃ〜」と言ってても、「洗車行ってくる。晩飯までには戻る」と言って、お昼から夜まで帰ってきません。
人に言うと驚かれます。

以前、主人は「シフトを作るから、〇〇さんとこ(同僚)に泊まってくる」と言って、二〜三ヶ月に一回は外泊していました。
でもね、多分嘘だと思うんですよ。でも聞きませんし、シフト作りとか嘘でしょ!?とも言いません。(本当だったらどうしよう)

ネットカフェにでもいたのかな??
と思っています。
気にはなるけど、あんまり深く考えません。
深く考えると、闇落ちダークサイドになるので。
「なるようになる」です。と思っています。
だてに20年以上も一緒にいません。
夫婦っていろいろありますよね。

おっと、好きな漫画の紹介でした。

猫十字社さんは、短いお話で一話完結なので、結構なボリュームの話数を描いてらっしゃると思います。
よくこんな話が思いつくなあと、感心します。

あとがきでは、「もう描けない!描くことがない!と悩んだ」とありました。

そうやって、悩んで苦悩しておはなしを生み出す。そして読者に影響を与える、って素晴らしいです。

「ひらけ!ポンキッキ」の歌コーナーで、ぷりん奥さんともっぷは、アニメーションで登場したんですよ!

ところで、こちらの漫画は私だけの愛読書です。 
子どもたちは、読みません。
かわいい話なのに、一緒に話すことができなくて、ちょっと残念です。

長文、お読みいただきありがとうございました!









この記事が参加している募集

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?