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息子の慣れ保育にならって、母は「慣れ出社」してみました

我が家の息子は生後5か月となった4月から保育園に通っています。わたしの育休復帰をいよいよ来月にひかえ、「慣れ保育」ならぬ「慣れ出社」をしてみた話です。

ひさしぶりの社会復帰、通勤電車すらハードルが高い

約8か月間仕事から離れていたわたしにとって、復職は想像よりもハードルが高いものになっていました。
仕事のことは完全にシャットアウトした生活を送っていたうえ、息子の生活リズムさえ守っていれば家のことやじぶんのことはいくらでも後回しにできた育休中。

それがいきなり、決められたスケジュールにそって働き、息子の生活リズムもまもりながら、家庭をまわさなければならないのです。

1日中育児にどっぷりな日々もとても大変ですが、復職はまったく種類の異なる大変さ。育休中はノーメイク×部屋着で1日中過ごし、子どもの昼寝中に食事をとっていたわたしにとって、いままであたりまえにできていた「朝決まった時間に通勤する」ことさえも、なんだかすごく大変なことに思えました。

段階的に慣れていけばいい

わたしの復職より一足早く、4月から慣れ保育がはじまった息子は、1日2時間の保育から、3時間、4時間、6時間…と、すこしずつ保育時間を増やしていく「慣れ保育」をしていました。

はじめは「保育園に行ってちょこっとだけ遊ぶ」だったところから、「保育園で遊び、食事(ミルク)をとり、お昼寝もする」と活動をひとつずつ増やしていくことで順調に保育園に慣れていく息子。
その様子をみて、「わたしも徐々に復帰すればいいのか」と思い立ち、仕事復帰後の生活にすこしずつ近づけていく「慣れ出社」をしてみることにしました。

わたしの「慣れ出社」3ステップ

ステップ1 家を出るまでのながれに慣れる

いきなり電車にのって出社するのはハードルが高すぎたため、はじめのステップとして、まずは家を出るまでのながれのみを復帰後と同じにしました。

  • 出社に間に合う時間に起きる

  • 出社するときと同じ身支度をする(メイク、服装、ヘアセット)

  • 出社する日と同じ時間までに登園準備を終わらせる

    • 慣れ保育中は9時からしか預けられないが、仕事復帰後は8:45には登園するのでその時間に間に合うように

ステップ2 保育園に送り届けた後、帰宅せずにそのまま出かける

家を出るまでのながれに慣れたら、つぎは息子を保育園に送り届けた足で近くのカフェに行ったり、買い物に行ってみました。

保育園からそのまま出かけるとなると、登園バッグに加えてじぶんの荷物をもって保育園に行くことになります。

じぶんの仕事バッグのみで出勤していたころと比べると、息子(8キロ)+登園バッグ(1キロ未満)+じぶんの荷物(1~2キロ)という大荷物で保育園まで行くとなると、マンションの階段を下りるのも(エレベータがない泣)、保育園までの道のりも、意外と時間がかかることに気づきました。

また、これまで通勤で利用していた最寄り駅は保育園と逆方面。保育園からふだんは乗らないバスに乗り、さらに使い慣れない駅で電車に乗る必要があります。

交通機関音痴のわたしは案の定、慣れ出社ではじめてこのバスに乗ったときに逆方面に乗ってしまい、その日が練習でよかったと胸をなでおろしたのでした。

ステップ3 オフィスに行って数時間過ごしてみる

復職前は最短時間での保育のため復職後とまったく同じ時間帯ではないのですが、朝の登園ルーティンを終え、息子の登園を見届け、実際の通勤ルートでオフィスまで行きました。

あらかじめチームメンバーに了承を得て、オフィスで数時間過ごさせてもらい、ランチもオフィスビルの最寄りのコンビニで購入。
復職前なので仕事はもちろんしませんが、PCをひらき、育休中も任意でみることができる社内のイントラネットなどを見たり、ひさしぶりに会う方々と雑談をしているうちにあっという間に数時間が過ぎました。

通勤電車での過ごし方や、仕事用PCの操作、1、2時間があっという間に過ぎていく感覚…仕事をしたわけではないので実際の復職よりはずっとライトな1日ではありますが、育休中とはまた違った筋肉をつかう感覚をうっすらと思い出しました。

また、オフィスと保育園の往復を実際にしてみたことで、電車の乗り換えなども含めた正確な所要時間がつかめたのも収穫です。

なんとなくいけそうな気がしてきた

段階的に慣れ出社をしてみたことで、すくなくとも朝起きて会社にいくまでのハードルは下がったような気がします。

肝心な仕事は始まっていないのでなんともいえませんが、なにごとも「やっているうちにやる気が出てくる」ものだったりするので、仕事の第一歩である「会社にいく」ことへのハードルが下がったのは大きな進歩でした。

お読みいただきありがとうございました!

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