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演練と誉

もう大学生活も残り一年を切ったという所で、まだまだやり残したが沢山あるなとしみじみと感じている。その中でも特に1番心残りなのが、弊会の演練指導についてであろう。 これを読まれている他大学弁論部諸兄は、弊会の弁論をいくつも聴いた事があるだろうが、その度にこう感じなかっただろうか『毎回小さい話で論筋は通ってるけど面白みに欠けるな』と。 にも、かかわらず何でか(ここでは争いを避ける為言及は避ける)入賞はしてしまい、何となく煮え切らない思いがふつふつとしている方もおられるだろう。

    • 榎本武揚が土方歳三へ贈ったとされる詩について-名探偵コナン100万ドルの五稜郭によせて-

      巷で話題の『名探偵コナン100万ドルの五稜郭』。 どうやら土方歳三が重要人物として登場するらしく、今回はそれにあやかって私が前々から気になっていた、土方歳三に関連する或る面白いエピソードを提供したいと思う。 まず以下の揮毫をご覧頂きたい。 これは、榎本武揚(箱館戦争時の幕府軍総大将)が戦友である土方歳三を偲んで詠んだとされる『入室伹清風』という詩である。そして、この詩の解釈であるが、箱館奉行所や読売新聞をはじめ、一般的には『部屋に入ってくると爽やかな風が吹く。土方歳三はそ