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「ふりかえり」のような、「誰得」な記事でも書いていこうよ。



「読み手にメリットのある記事を書こう」
「何の意味があるのか考えて書こう」

そんな記事を見るたびに、「自分のための記事」を書くことが悪のように感じられる。




でも書く。

この記事では、「1月のふりかえり」という、読み手にとって何のメリットもなく、得られるものもないかもしれない記事を、わたしは書く。


何をメリットと感じ、読んでよかったと思うかどうかは、その人が決めること。


読み手のために書いてばかりだと、読み手がいないとき絶望しそうだし、自分のためだけに書いていると、モチベーションが継続しない。
このふたつのほどよい加減を、探り探りしているこの頃だ。

結局、自分がどうしたいか、なのだ。
書くも、やめるも、何を求めるかも。


(1)目標9個は多かった

1月やりたいことビンゴ


1月にやりたいことを、ビンゴ形式にして掲げていた。
結論からいうと、9個は多かった。


9個も把握できない。
意識できない。
忘れてしまうような目標は、目標とはいえないだろう。

それでも、達成できたものはいくつかある。

①温泉旅行‥◎

これは実は、ビンゴを作った当初から予定にあった。
だからまあ、ズルっちゃズルだ。
でも行けた。なんとか。


子どもが小さいと、温泉旅行どころか温泉に浸かることすら難しい。
だから今回は、安くて狭くていいから、客室露天風呂付きの部屋に泊まることを目的にした。
ついでに、お部屋食なら尚よしだ。

穴場の温泉の、古いお宿が比較的安く泊まれそうだったので、金曜日の夕方から一泊してきた。


行ってよかった。
案の定、人気もなく古い宿だったが、決して汚いところはなく、親切であたたかかった。
なによりご飯が美味しかった!

やはり次男の都合で、大浴場には行くことができなかったので、客室露天風呂付きにしてほんとによかった。
夜中、静かな外の冷たい風を感じながら、小さな露天風呂で本を読んだ。
体が湯船に入っているおかげで、寒くないどころか爽快だった。

ああ、旅したい。
前回の記事にも書いたけど、どんな旅の中でも、こうして「ひとり」になれるときを大切にしたい。
そんな考えが浮かんでくる旅だった。


②夫婦のコミュニケーション‥◎

これも、比較的取ることができた。
これには達成できた理由がある。

夫はかねてから、仕事終わりに1時間ほどランニングをしたいと話していた。
でも、子どもが小さいし、夕方が一番家が慌ただしいので、「ランニングしてる場合じゃない」と、すぐさま直帰してくれていた。

でもようやく、少しわたしも余裕ができ始めたので、夫のランニングを応援するようになった。

毎日とはいかないが。
そうやって「夫の時間」を大切にすると、夫も「わたしの時間」を大切に考えてくれるようになったのだ。
たとえば、夜にnoteを書く時間をつくれるよう、率先して家事をしてくれたり、わたしの読んだ本の話を聞いてくれたり。
書いてしまうと「そんなん当たり前やろ」というようなことなのだけど。

でもそんなふうにお互いが「自分の時間」をちゃんと持てると、自然と「夫婦の時間」も大切にしようと思えた。

だから寝かしつけのあと、自然とリビングに二人で居座って、おしゃべりする機会が増えたのだった。


③本を7冊読む‥◯

今年から、読んだ本のタイトルを記録していくことにした。
これはすごく良くて。
見返すたびに、読んだことすら忘れている本のことを思い出せて嬉しくなる。
達成感もある。

1月に読んだ本は、こんな感じ。
(記事にした本にはリンクを貼った。)

1大橋崇行「週末は、おくのほそ道。」
2一田憲子「かあさんの暮らしマネジメント」
3東野圭吾「白銀ジャック」
4東畑開人「聞く技術、聞いてもらう技術」
5坂本和加「ひとこと化」
6山脇リコ「50歳からのごきげんひとり旅」
7西加奈子「くもをさがす」

正確にいうと、東野圭吾さんの「白銀ジャック」は読みきれていない。
車の中に据え置いている本で、車内で待ちぼうけを食っているときに読む用なので、結末に辿り着いていないのだ。

それでも意識して、7冊の本を手に取ることができたのは、やりたいことの一つとして挙げていたからかもしれない。
来月も、どんどん本を読もう。


④腹痩せ動画を1日1回‥◯

これも、わりと頑張った。
ただ、はじめはきちんと手帳に記録をつけていたのだが、途中でやめてしまって、どのくらい達成できたか分からない。

でも、長男に「今日はあの変な体操やった?」と聞かれるくらいには何度も取り組んだと思うので、これでよしとしよう。

ちなみに、成果として書くと、ウエストは変わらなかった。
暴飲暴食は少しマシになった。
あと、動画で使われていた知らない音楽が、脳内再生されるようになった。


⑤できなかったものたち

短編を書く
新しいことにチャレンジ
ゴミ捨てと大掃除
次男と1日1回全力遊び
長男とデート

このへんは、ほぼできていない。
まったく手つかずか、じわじわと進めたものの、終わりは見えないか。

1月はなにより、次男といるのが辛かった。
ずっと目が離せなくて、付きっきり。
付き纏われるのが鬱陶しいとさえ感じた。
そして、それに伴い長男との時間もとれず、やきもきした。

でもそれも、月末にたまたま歯医者があって、次男を1時間ほど託児に預けて、解決した。

たった1時間。
自分のために生きられただけで、体がものすごく軽くなった。

そして、歯医者が終わり、ギャン泣きだった次男を連れて帰ったあと、スッと心のざわつきが静まったのだ。


「さっき頑張って待っていてくれたんだから、今度は私が次男に付き合おう」

心から、そんなふうに思えた。
そこから、次男といるのが辛くなくなった。


自分のために時間をもらうと、今度はわたしもその人のために、時間を使おうと思えるのかもしれない。

(2)やりたいことリストは程々に

こうして1月を振り返ってみると、せいぜい3〜4つが目標の限界だと感じる。
それでも多いかも。

欲張らず、もっともっと控えめに。
そして、なにより「本当に」やりたいことを書いた方がいいと感じている。

やらなきゃならないことは、たくさんある。
でも、やりたいこととは別なのだ。

「やりたい」なのか「やらねば」なのか。
次はそれをよく見極めてから、2月の「やりたいことリスト」を作りたいと思う。


あと、振り返って感じたことは、自分の「やりたいこと」を叶えるためには、家族や誰かの手助けが必要であることだ。
夫が、子どもが、託児の人が、わたしを尊重してくれたから、やりたいことを達成できた。

そして、わたしもまた、その人の「やりたいこと」ができるよう、力を貸している。
夫のランニングや、次男の遊びに延々と付き合うことがそうだ。


わたしも相手も、どちらも幸せに過ごせるよう、感謝の気持ちと、自分も相手も尊重し合う気持ちを忘れずに。

来月も、気持ちよく過ごしていきたい。

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