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他人の評価をあてにしない


毎日卒論をしていると、書き進めていくうちに「あれ、この論文で言いたいことって何だっけ?」と結論がぼやけてくるので、その都度最終目的を確認しながら書いている。

お風呂でシャンプーしているときに、「これって人生設計と似てない?」とふと思ったのだ。

前までは、「目標なんてなくて良くない?ずっと目標を追い続けるのもきついし。」と思っていた。

思っていたけど、つい最近こんなことを考えた。

一週間前に親知らずを抜いたので、抜歯の次の日に消毒、その3日後に2度目の消毒、その4日後に糸取りと体感的には毎日のように歯医者に通っていた。

医師を見ていると、よくこんな毎日患者の治療をして、そして時には歯茎の中に埋まっている親知らずを取るなんて大変な仕事ができるなあと感心していた。

一体何のためにやっているのだろう。ホームページには「楽しく歯医者に通ってもらえるように」「もっと身近な歯科医院に」と書いていたけど、患者のためだけではこんな大変な仕事やってられないと思う。

自分の病院を持つことが憧れだったのかな。と思ったが、そんな生半可な考えではないだろう。

今まで目標に向かって一生懸命取り組むことが何回かあったけど、そのときって「誰かに褒められたいから」とか「誰かに幸せになって欲しいから」という思いはそんなになかった。

病院の先生となると責任は重大だし、お客様第一に考えないといけない職業ではあると思うけど、自分の中で自己実現が一番の目標でないと、頑張ることはできないと思う。

「世のため人のために働く」「お客様ファースト」この言葉が大嫌いだけど、なんで嫌いなのかが分かった気がする。人間そんなに他人のために頑張っていられない。

受験を頑張るのだって、仕事を頑張るのだって、自分のためじゃないとやり続けられない。

だいたい、人の評価なんて曖昧で、日によってコロコロ変わる。そんなのあてにしてたって、自分が不安定になってしまう。

そして誰のために頑張っているのか分からなくなる。自分のためなのに。

やりたいことを考えるにあたって、人や世の幸せを考えるよりも先に、自分がやりたいことやなりたい姿を考えて、それをブレずに続けることが結局は世のため人のためになっているんだと思う。

自分のやりたいことをやるなんて言ったら自分勝手だと思われる、なんて思わずにとことん自分の自己実現に突き進むことが大切なのだ。

目標を立てるのはそれからだ。



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