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言いくるめられるな自分を突き進め


1年以上就活をして分かったことは、戦う土俵が違ったということ。

リクナビやマイナビにあるような仕事を一通り見ても、全くピンとこなかった。

そりゃあみんなそうだと思うけど、それを妥協して生活のためやキャリアのために就職するのだからすごい。

もちろん、小さいころからの夢が看護師や保育士、サラリーマンであれば、難なく就活をすることができるのだろう。

しかし、私にとってリクナビやマイナビに載っている仕事は、全く魅力的に見えなかった。

全部灰色、選考が進むたびに見えてくる業界の裏。

それに失望しながらも目をキラキラさせて「御社が第一志望です」と言える覚悟がなかった。

人を採用するとなったら、会社のために全力を尽くして働いていくれそうな人を採用するに決まっている。

毎月お金を給料を出さないといけないから。

そんなことを分かっていても、毎月もらえる給料と引き換えに、時間や体力をささげることができない。
それは人生を捧げていることと同じだと感じるから。

なんでそう思うのだろう。

ずっと考えていたが、妥協できないからという理由以外に、もう一つの理由があることに気づいた。


「自分が傷つくのが怖いんだよね。」

友達が電話で恋愛相談中に放った言葉だった。

自分が傷つくのが怖いなんて考えたこともなかったな。電話が終わったあともそのことが頭から離れなかった。

好きな人にアプローチするとき、傷つくことよりも、自分の本領を見せないまま終わってしまうことへの悔しさが勝ってしまう。

それと同様に、私は自分が納得するまで考えたり行動することを諦められないのだ。

私にとっての「傷つく」とは、「自分の気持ちに蓋をすること」だということに気づいた。

そんな考え方していると苦労するよと大人にさんざん言われてきたが、ノーダメージだった。

自分の気持ちに蓋をして生きて、ふと気づいたときに「あれ、やりたいことってなんだったっけ?」と後から気づくほうが苦労するんじゃない?



私は常に、病院でベットに一人、今までの人生を振り返る自分を思い浮かべる。

結局最後に思い浮かべるのは自分の夢のことだろう。小さいときの夢や就職と同時に諦めた夢。

そんなときに泣きながら後悔したくない。

そこまで自分のことを優先していると、わがまますぎるんじゃないかと思ってしまいがちだけど、まず自分が幸せじゃないのに人を幸せにできないだろう。

人のことを妬んだり、夢を否定したり。

夢を諦めたことを正当化するように人の夢を馬鹿にし始めるだろう。

そんな人間にだけはなりたくない。わがままと言われてもいいから、自分の気持ちに素直でいたい。死ぬまで。


自分のやりたいことを追っていると、恥ずかしい思いをしたり、本来言われなくてもいいことを言われたりする苦痛は伴うが、それは自分が背負うものだと覚悟している。

だから自分の気持ちに多少の嘘をついて、将来を決めるというこの就活市場が私には合ってない。

今は「書く仕事がしたい」にひたすら突き進んでいる。

嘘をつける覚悟はないけど、自分に嘘をつかない度胸だけがどんどん育ってきている今日この頃だ。

死ぬ時に後悔しない生き方をするにはまだ若いなんてことはない。
みんな一日の価値は一緒なのだ。


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