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間違い言葉選手権


noteでもたまに言っていることなのだが、人の言葉に敏感すぎて、間違った言葉遣いを聞いてしまうと、途端にイライラするというめんどくさい特性を持っている。

今はもう周りにはいないのだが、中学生くらいのときに
「きょうわ、じゅぎょうでだんすをしました」
と日誌に書かれているのを見た。

そのとき無性にイラついたことを覚えている。「わ」じゃなくて「は」でしょ。ていうか、なんで全部ひらがななんだ?可愛いから?

たとえそれが流行りだったとしても、違和感を感じてしまってそれを直したくてしょうがないのだ。

その何年か後に「エモい」という言葉が普及した。

何かにつけて「エモい」という流行りなのかわからないけど、「青春時代を謳歌するウチらエモい」「あの映画めっちゃエモいよね~」というのを聞いてまたイラついた。

現代には綺麗に撮れるアイフォンカメラがあるのに、わざわざデジカメで撮ったようなフィルターで写真を撮っては、「エモいエモい」と騒ぐ。

じゃあ必要な書類とかバスの時刻表とかも全部そのフィルターで撮れよ。

今考えてみると、そのときから言葉に敏感だったのだと実感する。

せっかく言葉を話せる人間に生まれたのにもかかわらず、流行り単語を発するだけで、完結してしまうことに物足りなさを感じていたのだ。

どう感じたのか、何がすごいと思ったのかをその人なりの言葉で聞きたかったから、思考停止の流行り言葉が嫌いなのだろう。

でも、いつまでも人の言葉の揚げ足を取ってイライラしていては、プラスにならない。

そこで、間違い言葉を見つけたときは、脳内で「間違い言葉選手権」と称して早押し大会をすることにした。

そして、違和感を感じた言葉は書き留めて、覚えておくようにしよう。

noteのネタにもなるし、自分が嫌いと感じるものをポップに昇華させていきたい。


そして、嫌いなものを飽きずにずっと面白がり続けていきたい。

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