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割れ窓理論の逆を行く:正のスパイラルが起こる環境に身を置こう #13

早朝、ゴミ捨て場の前を通り過ぎると、とても丁寧に纏められた段ボールが置かれていました。

僕はそれを見て、「今日のゴミ捨ては綺麗に纏めて出そう。」と思い、実際にそれに倣ってゴミ出しをしたのですが、

「これって、割れ窓理論の逆の効果ではないか?」と考えました。

割れ窓理論とは?

割れ窓理論は、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴となり、他の窓もまもなくすべて壊されてしまう傾向が高いという事実から、反対に「割れた窓をすぐに修理すれば、他の窓が割られる確率は低くなる」という説を唱えた理論です。
細かなところを省略してまとめると、「どんな軽微な犯罪も徹底的に取り締まることによって、凶悪犯罪を含めた犯罪全体を抑止することができる」というのが割れ窓理論の概要です。

綜合警備保障株式会社(ALSOK)HPより抜粋

これは環境犯罪学の理論で、悪い環境を放置していると、次第により環境が悪化し、やがて重大な犯罪が起こってしまうので、それを未然に防ぐため、窓が割れているといった軽微なものでも見逃さずに修正しよう、というものです。

例えば、路上に空き缶やペットボトルが放置されているような場所では、更にゴミが放置されるようになり、そのような環境に居合わせた人は、「みんなも捨てているし、自分も少しくらい捨ててもいいかな。」とモラルの低下を引き起こし易くなります。
一方、ごみ一つない綺麗な路上であれば、人がゴミを放置するのにはかなりの心理的抵抗感が生じ、環境を悪化させることを防ぐことができます。

良い環境から良い行動へ

この割れ窓理論は、悪い環境の防止に焦点を当てていますが、反対の方向で考えてみると、良い環境を維持すれば、更に環境が良くなっていき、正のスパイラルを起こすことに焦点を当てることもできるのではないかと感じました。そして、その理論は個人にも活用できるのではないかと考えます。

自分に置き換え考えてみると、冒頭に書いたゴミ捨ての話は、めちゃくちゃ些細なことですが、良い環境(綺麗に纏められた段ボール)が、僕自身の良い行動(倣って綺麗にゴミ出しする)に影響を与え、今後更に良い行動を続けていくモチベーションに繋がった一例だと感じます。

良い環境に接すると、自身がプラスの行動を起こし易くなり、その後も、良い行動を積み重ねることで、やがて自分でも予想しなかった良い結果に繋がっていくのではないかと思います。
そのような結果に繋がることを目指して、自分にプラスに働く環境に身を置き続けることが重要だな、と感じました。

プラスに働く環境下で、行動を積み重ねる

では、自分自身は良い環境に身を置けているかと考えてみると、幸運にも、僕はプラスの環境に身を置けていると感じます。
僕が毎日聴いている音声配信サービスVoicyは、発信者の方々はもちろん、リスナーの皆さんも勉強熱心で前向きな方が多く、しばしば「皆さん凄いな、、、自分は着いていけるかな、、、。」と思うこともありますが、毎回良い刺激を受け、自分も出来る範囲で頑張ることができています。
また、noteで発信されている皆さんの記事にも触れる度、文章の書き方や考え方に日々刺激を受けています。

僕は、意識していないとすぐに怠けてしまう性格なので、このような環境に偶然にも身を置けていることを有難いな、と思うとともに、そんな性格だからこそ、これからも、自分にとってプラスに働く環境に意識的に関わり、良い行動を続けていこうと思います。

自分にとって前向きになれる、刺激になる環境に身を置き続け、繰り返しプラスの行動を起こし続けることが、将来の自分にとって、計り知れない好影響を生むのではないかな、と考えました。

このnoteでも、今の自分が書ける記事を、自分らしく発信し、アウトプットを続けていきたいと思います。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

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