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親善試合 日本vsトルコ

日本時間12日21:30キックオフの日本vsトルコの試合を見ていく。


1.スタメン

この試合のスタメンは上の通りとなった。
日本はドイツ戦から左SBの伊藤以外を変更して臨んだ。

2.試合内容

2-1.前半

・日本1点目
前にいる選手が多いことで、狭いスペースながら少ないタッチでつなぐことができた。
ドイツ戦とは異なり右WGに入った堂安が外に張ることになったがSBの毎熊が中でプレーすることができたのは良かった。
伊藤のシュートも良かった。

・日本2点目
ボールを奪われてからのプレスバックも早く、高い位置でボールを奪えたため、すぐにシュートレンジであった。
久保は他の選手がボールを動かしてから2歩で打つところを、1歩で打てるのでキーパーのタイミングを外せるのが魅力的であり、無回転で打ったことでキャッチされず、こぼれさせることができ、これを中村がしっかり詰めてゴールとなった。

・日本3点目
毎熊がしっかりと詰めて、奪いきってからのカウンターで、相手の2枚を古橋と久保が引き付けたことで、中村がフリーとなったり、キックモーションとは逆のニアに落ち着いて決めた。

・トルコ1点目
セットプレーからで、大外の選手が勢いを持って入ってくるので、ここだ相手に触られ内容にするために、ここには対人の強い選手を置きたかった。
難しい処理だが、中村にはなんとかしてほしかった。

DF陣がやや低く、中盤との距離が広くなり、そこを使われることがあった。
どういう指示があったのかは分からないが、おそらく伊藤はコンパクトにするためにやや高い位置にいるが、両CBが低くいるためにラインが崩れているように見える。


2-2.後半

・トルコ2点目
このシーンだけではないが、ボランチの2人のポジションがかなり気になる。
バイタルエイアがぽっかり空いており、そこで相手がフリーでボールを触れるようになっており、そこにスプリントで戻るわけでもないのはどうなのか。
最後も伊藤と町田がボールウォッチャーとなっており、数的にも圧倒的に有利であるにも関わらずフリーにさせるのはやめてほしい。

・日本4点目
伊東の個人の得点というそれだけであるが、すばらしい得点

前半も守備はやや後ろに下がり過ぎだったが、後半に入ってからはそれに加えて中盤がポッカリ空くことが多く、また気持ちも入っていないように見え、相手に前向きでボールを持たれるようになってしまった。
遠藤、冨安が入ってからはやや改善されたものの、今回の招集メンバーのなかで、2軍となっているであろうメンバーが出ている中で、このようなやや怠惰なプレーとなるのはあまりいただけない。
また試合全体を通して守備も攻撃も久保の活躍が目立つ中で、必要以上のタスクをこなしていたように見えたので、他の選手が守備のスイッチを入れたり、ビルドアップの参加をしたりするべきだったように見える。

この2連戦で唯一使われなかった森下もできれば使ってほしかったし、左SBで伊藤が2試合フルで使われたことで伊藤のサブが誰で、どれくらいのプレーができるのかを見たかった。
もちろん中山雄太がクラブでプレーするようになればこの2人で争っていくのだろうが、他の選手も見たかったし、伊藤のCBでのプレーも見たかった。

3.選手採点

中村航輔 6.0 失点シーンは難しいながらも、ほかでは比較的安定していたのでは
毎熊 7.0 堂安、久保、伊藤敦樹の立ち位置を見ながら中と外をうまく出入りしていたし、アシストをしたが、やや守備では課題もあるものの良いアピールだった
谷口 6.0 おそらく最終ラインのリーダーとして出場していたが、ラインの設定の部分などでやや下がり過ぎな場面も
町田 5.5 ヘディングでの競り合いなどは勝っていたものの、クロス対応でのミスが目立った
伊藤洋輝 6.5 唯一の2戦フル出場ながらもきちんと役割はこなせていたのでは
伊藤敦樹 6.5 得点という結果は残したものの、遠藤、守田と比べるとポジションニングでやや課題があった
田中 6.0 ワールドカップまでのような状態とは異なり、ボールタッチやポジショニングのミスが目立ち、ボランチ3番手の椅子も危ういのでは
堂安 6.0 球離れも悪く、このままでは次のメンバー入りも怪しいのでは
久保 7.0 この試合のMOMであり、特に攻撃時の周りとの連携やスルーパスなどで目立ち、ドイツ戦での先発メンバーを唯一脅かす存在なのでは
中村敬斗 7.0 守備はやや不安定だったが、2ゴールという結果は素晴らしかった
古橋 6.0 オフザボールの動きは流石だったものの、あれだけの決定機があったならばひとつは決めてほしかった
シュミット 6.5 冷静なセーブなど安定していた
橋岡 6.0 守備の対応は良かったが、クロスはやや課題がありそう
伊東 7.0 あいかわらずひとりで流れを変えられる選手であり結果も残した
前田 6.5 CFではなく左WGでの出場だったが、あいかわらずのスプリントの守備に加えて、ゴールの匂いのするプレーもあった
遠藤 6.5 遠藤がでてからは中盤にスペースができなくなるなど守備に安定感をもたらした
冨安 6.5 冨安がでてから最終ラインがやや高くなるようになったし、対人の強さも流石だった

次の10月の親善試合まで約1ヶ月あり、それまでのクラブでの活躍に期待したい。
個人的に10月に初めて代表戦を生で見に行くので楽しみだ。

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