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越後妻有を旅して#01〜大地の芸術祭・中里エリアを回る

新潟の越後で「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が3年ごとに開かれています。2024年は7月13日〜11月10日に開催されるようです。

これは、前回2022年に開催されたときの旅行記。芸術祭に行くのは初めてでしたが、舞台となる越後妻有(えちごつまり)を回ってみて、いろいろな見どころがありました。今年行ってみようかなと思う方のご参考になれば幸いです。

2022年は会期が長く、訪れたのは6月でした。一泊二日の旅程でできるだけ回ろうと思ったのですが、いきなり寝坊しました(笑)。

6時8分のときに乗るはずが12時40分だってさ。旅先に着かないとテンションが上がらないタイプ

大地の芸術祭は越後の広い範囲に作品が点在していました。東京から越後湯沢まで上越新幹線で行き、越後湯沢でレンタカーを借りて回りました。

最初に訪れたのは、名所の一つである清津峡渓谷トンネルです。こちらには、「Tunnel of Light」という作品があります。大地の芸術祭の顔として雑誌などでも紹介されていました。

トンネルがアート作品になっています。この写真はトンネルの最終地点。水面に渓谷美が映し出されています。素足で水の中を歩いてみると、ひんやりとして気持ちがいい。平日だったので、人はほとんどいませんでした。大地の芸術祭の顔的な場所だから休日は混むかもしれません。

トンネルの端まで行くと、清津峡が望めます。夏を控えた渓谷は緑が映え、川音だけが聞こえてきました。川の左に昔の遊歩道が見えます。ここを歩いてみたい……。

トンネル内部もアートになっています。異界に迷い込んだ感じがして好奇心をそそります。

清津峡渓谷トンネルの付近は、のどかな感じで少しお店もありました。のんびりと夏のひとときを過ごすのもよさげです。

清津峡を後にして、ポチョムキンという作品をみに行きました。ポチョムキンとは戦艦の名前のようです。そこからインスピレーションを受けた作品でしょうか。広場に、錆びた鉄板のようなものでできたオブジェがあります。越後の自然を切り取って作品に取り込んでいるのが印象的でした。

ポチョムキンから車で少し行くと、原っぱにぽつんと、カーテンのかかった窓枠がありました。これは、「たくさんの失われた窓のために」という作品。このようなシンプルな作品は、自分の好きに捉えられるので面白いです。窓枠を覗くと、光が降り注いで、天の梯子が見えました。

越後を訪れたのは初めてでしたが、田園風景が広がり、自然そのものが作品のように見えました。ちょうど田植えが終わった頃で、水をたたえた田んぼが輝いていました。個人的には、稲穂が頭を垂れる秋の風景よりも、苗を植え終わった初夏の景色の方が好きです。

宿は、清津峡から車で少し走ったところにある「せとぐち」さんに泊まりました。囲炉裏でご飯をいただくことができました。

訪れた時に出していただいたケーキがおいしかったです。猫がいて一緒に過ごしました。名前は忘れてしまったけど。

訪れたときは、ちょうど蛍が出始める時期で、庭に蛍をみることができました。のんびりできるいい宿です。朝食は、手づくりのお豆腐と、地元のこしひかりのご飯が美味しかった。朝も、囲炉裏で食材を焼きながらいただきました。

手づくりのお豆腐

宿のまわりは田んぼで静かなところです。おかみさんは、夏よりも冬の方がお客さんが多いと言っていました。

つづく





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