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【PTA】雑談会のテーマは「高校受験のいま」

どうも、イリエモンです。

いままでPTA活動をしたことがないのに、今年度から都内の公立中学校でPTA会長をしています。

PTAのアレコレをこのnoteで報告します。

この記事に書いていることは「イベントの継続は力なり」です。


PTA雑談会も4回目

先日、第4回のPTA雑談会を開催しました。

雑談会は、同じ学校の保護者が気軽に集まっておしゃべりする場としてPTAが企画したものです。

学校公開のある土曜日に会議室やPTA室などに場所を用意し、1~2時間程の会を開いて途中の入退室も自由というユルい会です。

雑談会は、今年の9月に始まり、10月、12月、1月と開催しまして、毎回10名前後の保護者が集まりワイワイやっています。

毎回、高校入試、PTAなどのテーマを設定していますが、当日は近所の塾情報、部活、宿泊行事の持ち物、旦那さんの愚痴などなど、話題は多岐に渡ります。

旦那さんの愚痴を聞いて、イリエモンは自分の行動を反省できるいい機会でもあります。

保護者も気になる「高校受験のいま」

12月の第3回雑談会にて、進路担当の先生を囲んで受験の現状を相談したいという話になりました。

上のお子さんのときに受験を経験したベテラン保護者が参加していても、最新の網羅的な受験情報は伝えきれません。

副校長先生に相談すると、参加を快諾してくれまして今回は「高校入試のいま」をテーマに開催すこととなりました。

知らなかったのですが、当校の校長と副校長は進路関係の公務に携わった経験があってこの分野に造詣が深いそうです。

毎年変わる入試制度

当日の雑談会は、まず東京の受験案内の厚い本を2冊抱えた副校長が、ざっと現状を説明してくれました。

入試制度は毎年変わっており、また都立高校入試の実施要綱は9月に公表されるため、年度当初の進路説明会では最新の情報で説明することができない事情もあるとのこと。

また、私立は個々にルールが違うので、疑問点があれば都度どんどん学校に相談して欲しいとのことでした。

例えば、今年度(2023年度)の都立高校の入試から男女の定員枠が撤廃されるルール改正がありました。

最近では、東京都の高校授業料実質無償化が2023年12月に発表されましたが、12月は中学校と各生徒が志望する高校との一部書類の締め切りなどが設定されている時期だそうで、今年度受験生の志望校選択への影響は少ないとのことでした。

保護者はこのような年度途中の制度変更に追従していく必要があります。

保護者は学校に聞きにくい?

保護者からは、

  • 男女枠撤廃や高校実質無償化の影響

  • 滑り止めも含めた志望校の絞り方

  • 近隣高校の人気や進学実績

  • 反抗期の子供とスムーズに説明会へ行く方法

  • 推薦入試や併願優遇のとりかた

などの質問が出ました。途中から校長も参加していただき、校長と副校長がこれらの質問について丁寧に説明してくれました。

参加者は、2年生の子供を持つ保護者が大半で、非常に有意義な雑談会だったとの反応が多くありました。

一方、学校側も保護者が疑問に思っている内容を知ることができ、次回の保護者向け進路説明会の資料のアップデートするときの参考になると嬉しいフィードバックをいただきました。

コロナ禍の影響か、保護者が学校に問い合わせをすることに抵抗感があって基本的な事柄が解決されていないのではないか、保護者の噂レベルの誤った情報が広がるのではないかという懸念が学校にあるようです。

いまの入試の願書は学校からのみ提出するものではなく、保護者がWeb上で出願したものに学校が連携します。
中学校としても、保護者が入試制度を正しく理解することがスムーズな出願に不可欠となっていることが背景にあります。

万一、出願の締め切りを過ぎたら大変ですからね。

保護者と先生をつなげる雑談会

最初は、学校側もユルい雑談会の開催に懐疑的だったように思いますが、雑談会も4回目を迎え、毎回一定数の保護者が参加してくれていますし、会も盛り上がっていることを徐々に理解してもらえるようになったと感じます。

入試制度に限らず、保護者との接点の大切さを痛感しているのは実は学校の管理職(校長と副校長)なのかもしれません。

雑談会の後の校長との懇談にて、入試以外の雑談会のテーマとして、反抗期、性教育などに保護者の興味がありそうだと話していたら、養護教諭や保健体育の先生の同席も前向きに検討するとの前向きな返事をいただきました。

保護者からの「保護者間の気軽な交流」と「学校に来る理由」を求める声から始めた雑談会でしたが、保護者と先生を繫げるPTAらしい場として少しずつですが有機的に機能し始めたように思います。

保護者同士も、保護者-先生間も、(おまけに保護者-地域間も、)コロナ禍による断絶の影響は大きいなと感じつつ、雑談会が新しい形での関係構築をユルく作ってくれそうで期待しています。

あっ、9月に初めて開催した雑談会の様子は、下の記事に書いていますので読んでもらえると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。では、またっ!

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