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子どもの「できない」には共感だけでなく、その向こう側に気づかせる【子育てエッセイ】

「できない~~!!!」

2歳の娘がその言葉を発するたびに、「そっか、○○ができるようになりたいんだね」と伝えるようした。すると、自分の気持ちを自覚してやる気に満ちたのか、「できない」と言いつつも自分で試行錯誤して最後までやり遂げることが増えたように感じ、できない気持ちの向こう側の言語化の大切さを知った。



イヤイヤ期真っ盛りの娘は、なんでも自分でやりたがるお年頃。けど、できないこともまだまだ多く、ちょっとやってみてできないと、すぐに「できない~~~。」と半ベソになる。

その日は靴下を自分で履きたかったらしい。丈が短い靴下なら自分で履けるけど、ハイソックスだったため苦戦していた。

できない気持ちへの共感をそこそこに、娘の現状の言語化を試みた。「長い靴下を履けるようになりたいんだね。」と伝えた。

すると、できない癇癪モードから気持ちが切り替わって、自分でどうにかしてやろうとし始めた。不格好ながらに靴下はなんとか履くことができて満足そうだった。



「できない」「しんどい」「だれか手伝って」「もうヤダ」「やめたい」

その言葉の向こう側の気持ちって、「○○できるようになりたい」というシンプルでプラスのエネルギーにあふれているものが根源なのかも。



大人にも同じことが言えるよね。

大人もできないことに面すると、「できない」「だれか教えて」「できないからやめよう」そんな気持ちになる。

最近あった私の出来事で例えると、メディアのライターとしての仕事が始まったけど、力不足で修正されまくりで、戦力外通告一歩手前で、めちゃめちゃしんどくて。こんなにもできないならやめようかと思った。

でも、私は気持ちの向こう側を知っていた。「書けるようになりたい」というシンプルな気持ち。だから、ぽきぽきっと折れたりしない。今もできるようになるために淡々と努力を積み重ねている。



子どもも大人も、「できない」と気持ちの根源は「できるようになりたい」気持ち。それに気づくことができると、自分で試行錯誤して挑戦し続けることができる。

だから、私は子どもたちが「できない~」と癇癪を起すたびに、その気持ちの向こう側にある「できるようになりたい気持ち」に気づけるような声をかけていきたい。ちょっとした言葉のサポートで、子どもの行動は変わると気づいた出来事だった。



明日もいい1日になりますように。



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