ワーママでも時短したくないこともある【子育てエッセイ】
時短。効率化。タイパ。
「時間がない」が口癖になったのはいつからだろうか。育休復帰してからかもしれないし、子どもたちが保育園に通い始めてからかもしれないし、もっとずっと前からの口癖かもしれない。
ワーママになるにあたり、私は身の回りの家事をなるべく時短・効率化した。具体的には、時短家電を購入した。お金で時間を買ったのだ。
それと同時に思ったことがある。
子どもたちと向き合う時間はこれ以上絶対に時短しない。
ここは何が何でも守りたいと強く思った。
フルタイムで保育園で働く私が、平日子どもたちと一緒に過ごすことのできる時間は2時間しかない。
朝7時に起きて、保育園に行くまでの1時間半。
夜19時半に帰宅して、寝かしつけの30分間。
この2時間は、何が何でも子どもたちと楽しい時間を過ごしたい。イライラして過ごしたくない。子どもたちの記憶に「起こっているママ」を残したくない。
そんな気持ちと裏腹に、実際に子どもたちと過ごす平日の2時間は、タスクが多すぎた。結局、せかせかと落ち着かなかった。子どもたちと向き合っている時間はほとんどなかった。
朝は朝ごはんを食べさせて、お着替えさせて、おむつを交換して、保育園の用意を確認して、連絡帳を書いて。それだけでけっこうな時間がかかる。子どもたちと向き合って、お話したり、一緒に遊ぶ時間は取れなかった。
夜は私が帰宅するともう寝る準備に入っている。1歳2ヵ月の第二子は20時前に寝かせないと眠すぎて泣き始めてしまう。そうするとなかなか眠れない。と、なるとゆっくり関わる時間は取れなかった。
子どもたちとの時間は時短したくないと思っていたのに、平日のあまりの時間のかつかつさにため息が出る。家事を時短して効率化しても、やってもやっても新しいタスクが生まれて、なかなか時間が生み出せない。
でも、復職前にさまざまな家事の時短や効率化をしなかったら、きっと、子どもたちと過ごす短い2時間が、もっとアップアップした時間になって、私の余裕もなくなって、怒ってばかりの時間だったろうなとも思う。
実際に、復職前に購入した時短家電は本当にいい仕事をしてくれている。
なかなか満足できる現状に届かないけど、今あるリソースを最大限に活かして、子どもたちとの時間はこれ以上短くしないように工夫することをやめないでいたい。
楽しい時間や幸せな時間を追求することをやめないでいたい。
なんのために働いているのか、って聞かれたら「家族の幸せと私の幸せのため」だから。幸せになるために働いているわけだから。
いつでも心の真ん中に「子どもたちとの時間は時短しない」と置いておこう。この時間は私の幸せなので。ね。
明日もいい1日になりますように。
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