TSUMUGI

自作ポエ厶。 https://www.instagram.com/tsumutsumu…

記事一覧

ダイアモンド【詩】【ポエム】

あなたは多面体 様々な角度で反射し  輝きを放つ たくさんの 魅力を持ち 見る人を惹きつける 変化する色彩 永年の軌跡と奇跡が混ざり合う 透明で純粋な心 意志は強…

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1日前
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生命(せいめい)【詩】【ポエム】

そうよ あの子は 繊細過ぎたから 地球の住人には 向いていなかったの じゃあ「繊細さ」は悪ですか 同じ時代に生きて 嬉しいと思う人が たくさんいても あの子が …

TSUMUGI
5日前
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暁の月 【詩】【ポエム】

待っていた 来てくれると思っていたから もうすぐ夜が明けるのに 月が見える 明日になるのが 怖いから  もう少し そこに居て 約束は 何のために するの 待ち呆け …

TSUMUGI
10日前
7

紫の雨 【詩】【ポエム】

花咲くリレーバトンを引き継ぎ 葉桜の横で 滴り落ちる紫の雨 本物の雨に打たれ さらなる風情を醸し出す 棚の上 想いを引き摺るかのように 伸びた蔓 風にそよぐ 連な…

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2週間前
12

暗闇の地図 【詩】【ポエム】

知らない土地の 地図の上 肩をつかまれ 空中から放たれる ぐーるぐる廻る  世界が廻る 心も平衡感 失くす 進むしかない  真っ暗な中でも 手探りで 明るいストー…

TSUMUGI
3週間前
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パイプオルガン【詩】【ポエム】

母なる胎内 響く心音 持続する低音 永遠  それはこの胎内でのみ 成立する 生命 吹き込むパイプ 神に近づきたいと はやる気持ちが 虹をも つかまんとする その手…

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1か月前
12

桜並木【詩】【ポエム】

朝霜の並木 花冷えの時刻 春 祝う花 いつも ここに 居てくれて ありがとう 橋の袂 うつむくと 水鏡に映っているのは 心模様 焦らなくていいから 咲く時期は   …

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1か月前
9

赤い箱 【詩】【ポエム】

ワイン色した この箱の名前は ヴァイオリン 歌えない私が 歌うため くびれた あなたを 顎に当て 弦の上で 音符を辿る 空気の震え  こころ ふるわせる 伝う 振…

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2か月前
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プラネタリウム【詩】【ポエム】

夜空が絵本だった頃 人は 想像力を働かせ 空に物語を描いた 一番星よりも 月よりも 眩しい光が いくつも灯る 今よりも ずっとずっと昔 肩を寄せて こどもに読み聞かせ…

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3か月前
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仲直り 【詩】【ポエム】

ごめんね 僕には わからない 無神経な言葉 発していても 逆撫でした気持ち  想像力の欠如 そんなつもりじゃなかったんだ ねぇ すねた子供が機嫌直した時みたいに…

TSUMUGI
6か月前
7

流るる果実【詩】【ポエム】

カシスの色は 夕日に焼かれた海の色 酸っぱくて甘い味覚が あなたを想い出させる カシスの色は 執着の色 その紫は  甘い言葉で「こちらにおいで」と ささやいている…

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7か月前
10

孤独の家【詩】【ポエム】

この部屋の  君との思い出 かみしめる 味が しなくなるまで 虚しさを数えた 君との時間 食器の数 多く出し過ぎる そんな癖も 直った 寂しさも 心地よさに これから…

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7か月前
3

もっと小さな音で【詩】【ポエム】~燻らし奏法について~

わたしは 今日も 煙  燻らすようにピアノ弾く それは 実体は無く 変化していく 音の影 ざらざらした鍵盤 吸い付く指 ピウ・ピアーノ もっと小さな音で そっと押し…

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7か月前
7

眠りたくない夜と眠る 【詩】【ポエム】

誰にでも嫌な日はあるけれど 次の日に持ち越せない この気持ち これを抱いたまま眠らないといけないのか 夢の中で 私は鬱憤を晴らす 「あの時言った "ありがとう”を…

TSUMUGI
7か月前
9

机 【詩】【ポエム】

机の上には 花瓶がひとつ 丸い口 開けて 花を待つ 枯れるのが怖くて 花が買えない  臆病な心 得てしまったが為の 憂い 感じたくないから 傷付きたくないなら 言い…

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1年前
19

待ち桜 【詩】【ポエム】

あの仔が逝った  その年に 桜の枝は 切り落とされた まるで 何かの罰の様に 縦一直線に 切り落とされた 素直に枝を 伸ばしただけで‥。 桜咲く 去年切られた 枝の…

TSUMUGI
1年前
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ダイアモンド【詩】【ポエム】

ダイアモンド【詩】【ポエム】

あなたは多面体

様々な角度で反射し  輝きを放つ

たくさんの 魅力を持ち

見る人を惹きつける

変化する色彩

永年の軌跡と奇跡が混ざり合う

透明で純粋な心

意志は強く 固い

でも、燃え尽きないで。

手塩にかけて磨かれた、その輝きを 守るために。

屈折した光が、心 射抜く迄。

【後記】

ダイアモンドのように、色々な面(輝き)を持っている人の魅力を著したいと思って書きました。

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生命(せいめい)【詩】【ポエム】

生命(せいめい)【詩】【ポエム】

そうよ あの子は 繊細過ぎたから

地球の住人には 向いていなかったの

じゃあ「繊細さ」は悪ですか

同じ時代に生きて 嬉しいと思う人が
たくさんいても

あの子が この世界を 見限ったんだ
この世に 愛想 つかせてさ

せめて
私たちができること

あの子が戻ってきた時の為に
棲みやすい 美しい世界にすること

他に何ができる?

どうか あなたを、否定しないで。

そして 明日は、生きていて

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暁の月 【詩】【ポエム】

暁の月 【詩】【ポエム】

待っていた

来てくれると思っていたから

もうすぐ夜が明けるのに 月が見える

明日になるのが 怖いから 
もう少し そこに居て

約束は 何のために するの

待ち呆け 食らった 私は 暁の月
取り残され 空を泳ぐ

君との約束は
小鳥のさえずりにかき消され

暁の空に  消えてゆく

※暁の月…夜明け前の月。

【後記】

この詩で、note さんに投稿した詩は、65篇になりました。

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紫の雨 【詩】【ポエム】

紫の雨 【詩】【ポエム】

花咲くリレーバトンを引き継ぎ
葉桜の横で
滴り落ちる紫の雨

本物の雨に打たれ さらなる風情を醸し出す

棚の上
想いを引き摺るかのように 伸びた蔓

風にそよぐ 連なり 
ぶどうの房のようで  それぞれが家族のようで

……それでいて 冷めた眼差しのような色

ここで もらったお守りは藤色

手が届きそうで 届かない

君のような 、藤の花。

暗闇の地図 【詩】【ポエム】

暗闇の地図 【詩】【ポエム】

知らない土地の 地図の上
肩をつかまれ 空中から放たれる

ぐーるぐる廻る  世界が廻る
心も平衡感 失くす

進むしかない  真っ暗な中でも 手探りで

明るいストーリーの映画観ても 現実は変わらない

「頑張って」とか「無理しないで」だとか
そんな言葉は
今の私には 効かない薬

思いあぐね  歩きあぐね  進みあぐね…

真っ黒な空から 垂らされた星の涙

地球は何で できてい

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パイプオルガン【詩】【ポエム】

パイプオルガン【詩】【ポエム】

母なる胎内
響く心音

持続する低音
永遠  それはこの胎内でのみ 成立する

生命 吹き込むパイプ

神に近づきたいと はやる気持ちが
虹をも つかまんとする その手を操る

残響は
次代への 架橋

胎内から腹を蹴る 赤子の足
母は喜んでいる

熟成の時を経

かくて 音楽は生まれるのだ

桜並木【詩】【ポエム】

桜並木【詩】【ポエム】

朝霜の並木

花冷えの時刻

春 祝う花

いつも ここに
居てくれて ありがとう

橋の袂
うつむくと
水鏡に映っているのは

心模様

焦らなくていいから

咲く時期は   人それぞれ

夢のつぼみを
間違って手折らぬように  

一歩ずつ  その時を
私は ここで 待っているから

どこにも 逃げないから

嬉しい報告を  待っているよ

【後記】

桜の詩、またまた書いてしまいました。

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赤い箱 【詩】【ポエム】

赤い箱 【詩】【ポエム】

ワイン色した この箱の名前は

ヴァイオリン

歌えない私が 歌うため
くびれた あなたを 顎に当て
弦の上で 音符を辿る

空気の震え  こころ ふるわせる

伝う 振動
細胞が整う

一人でいる私が
どこかへ翔けゆく

歌を作った魂も
時空を超えて 聴きに来る

それは
茨の道を  突き進んだ者だけが
受け取れる 褒美

声を失くした歌い手と
竪琴を持たない オルフェウス

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プラネタリウム【詩】【ポエム】

プラネタリウム【詩】【ポエム】

夜空が絵本だった頃
人は 想像力を働かせ
空に物語を描いた

一番星よりも 月よりも 眩しい光が
いくつも灯る 今よりも
ずっとずっと昔

肩を寄せて
こどもに読み聞かせてたんだ

「地球は丸い」
なんて知らなくて

頁をめくるたび
夜は深くなって

造り物だとわかっていても
流れ星には 願をかけるよ

光は獲得したけれど
失った想像力は どこに落としてきたのかな

仲直り 【詩】【ポエム】

仲直り 【詩】【ポエム】

ごめんね

僕には わからない

無神経な言葉 発していても

逆撫でした気持ち  想像力の欠如

そんなつもりじゃなかったんだ

ねぇ すねた子供が機嫌直した時みたいに

何事もなかったかのように

笑ってよ

スコーンには紅茶が 合うように

きみには笑顔の方が似合うから

許した事も
許せない事も

全部くちゃくちゃに丸めて

今度  会った時には

何事もなかったように 手を振って

あの

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流るる果実【詩】【ポエム】

流るる果実【詩】【ポエム】

カシスの色は
夕日に焼かれた海の色

酸っぱくて甘い味覚が あなたを想い出させる

カシスの色は 執着の色

その紫は 
甘い言葉で「こちらにおいで」と ささやいているようにも見える

私が 
あなたにとりつかれ
執着し、のめり込むように

それが苦しみに変わってしまうのなら
手の中にある ぬくもりの記憶を
消してしまえたら 楽になるのに

カシスの色は 嫉妬の色

赤紫の海に浮かんだ私の気持ちは

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孤独の家【詩】【ポエム】

孤独の家【詩】【ポエム】

この部屋の  君との思い出 かみしめる
味が しなくなるまで

虚しさを数えた
君との時間

食器の数 多く出し過ぎる
そんな癖も 直った

寂しさも 心地よさに

これからは 平坦な道も 上り坂も
一人で歩くんだ

坂の上で あの頃の自分 思い出す

いつか
あの小さな川から この家 見上げて
懐かしく思うんだろう

風が通り抜け
何かを告げた

古時計
孤独の鐘が鳴る

もっと小さな音で【詩】【ポエム】~燻らし奏法について~

もっと小さな音で【詩】【ポエム】~燻らし奏法について~

わたしは

今日も 煙  燻らすようにピアノ弾く

それは
実体は無く 変化していく 音の影

ざらざらした鍵盤
吸い付く指

ピウ・ピアーノ
もっと小さな音で

そっと押し込んだ鍵盤が
あの日射抜かれた 心を撫でていく

音に もたれて 流るる思い出

煙る残り香 
虫の音  協奏曲

窓の外 

誰かがピアノのささやき  聴いている

【後記】

秋がやってきましたね。

ピアノを弾かれる方は

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眠りたくない夜と眠る  【詩】【ポエム】

眠りたくない夜と眠る 【詩】【ポエム】

誰にでも嫌な日はあるけれど

次の日に持ち越せない この気持ち

これを抱いたまま眠らないといけないのか

夢の中で 私は鬱憤を晴らす

「あの時言った "ありがとう”を返して」 と

去りゆく背中に  後ろ向きの感情 

投げつける

暗い闇の中でもがく私を

あなたは どこかで隠れて 笑っているの?

今は あなたから後ずさりして 離れるわ

明日の夢は 逆夢

本当に声が出るほど 夢の中 叫

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机 【詩】【ポエム】

机 【詩】【ポエム】

机の上には
花瓶がひとつ
丸い口 開けて 花を待つ

枯れるのが怖くて 花が買えない 
臆病な心
得てしまったが為の 憂い
感じたくないから

傷付きたくないなら 言い訳 束ねて
枯れない花を生ければいい

心の中に 引き出し いっぱい 持っていたい
引き出しに乗って 色んな世界へ 行けるから

辛くて逃げるのも一案
そんな自分も 認めてあげて

異なる世界を行き来したら
答えは一つじゃない、っ

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待ち桜 【詩】【ポエム】

待ち桜 【詩】【ポエム】

あの仔が逝った  その年に 桜の枝は 切り落とされた
まるで 何かの罰の様に 縦一直線に 切り落とされた

素直に枝を 伸ばしただけで‥。

桜咲く
去年切られた 枝の先から

「意地悪など 気にも留めない」と 言いたげに
「それが どうした」と言いたげに

桜咲く
来年も咲く

「負けるもんか」と言いたげに
「あなたにも、できるでしょう? 」と言いたげに

【後記】

あけましておめでとうござい

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