小説が読めない、映画も観れない
10年くらい前に絶望的なことが現実に起こって、
それから小説（物語）が読めなくなった
大概の物語には起承転結があるけれど、
物語であるだけで、とても面倒に感じるようになった
感情を味わうことに疲れ切ってしまった
おもえば若い頃からそういう傾向があった
ほぼ何も起きない淡々とした映画なんかをよく一人で観ていた
以前は、小節をよく読んでいた
とても良く読んでいたと思う
特に村上春樹とヘルマンヘッセが大好きだった
けれど数年前にぜんぶ処分した
・・・そうなんだ
「もう十分だよ」ってずいぶん前から知っていたんだ、心の奥で
…どうして気付かなかったのだろう
感情を味わうのは、もうじゅうぶん
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